「我が国では、定期的にワイン・ブームが起きている。」と言われるが、「私の身体は、ワインで出来ているの。」とか「私の血は、ワインが流れている。」とかと、某女性タレントが訳の判らない事を口走る程、大ブームになったのは、もう20年近く前だったろうか。
10年程前、学生時代の友人達と飲んだ際、其の内の1人が当時の話をしていた。「健康志向の高まりっていうのは判らないでも無いけれど、猫も杓子も『ワイン、ワイン。』って大騒ぎしてて、『馬鹿じゃねえか?』って呆れてた。で、久し振りに一人暮らしをしている母親の所に行き、『牛乳でも飲もう。』と思って冷蔵庫を開けたら、中に赤ワインが大量に入ってたので唖然茫然。(母親が)ワインを飲んでいる姿なんか見た事が全く無く、『ブルータス、御前もか。』って感じで、頭が痛くなっちゃったよ。」と苦笑いし乍ら話す彼に、皆が大爆笑。
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「小保方さん効果? 割烹着がブーム 注文3倍の店も」(2月6日、朝日新聞)
「割烹着」が売れている。新型万能細胞(STAP細胞)の作製に成功した理化学研究所の小保方晴子さん(30歳)が、祖母から貰ったという割烹着を身に付けて研究する姿が話題を呼び、人気に火が付いた様だ。此れ迄の3倍の売れ行きのネット通販も在る。
ネット通販「着物と和の暮らしのお店 たゆたふ」では、1ヶ月で100着が売れそうな勢いだと言う。注文は2月に入って、通常の2倍。税込み3,675円で、8色在るが、「小保方さん人気でしょうか。売れるのは、圧倒的に白です。」(羽納典社長)。
ネット通販大手「楽天市場」でも、取り扱いの在る人気の出店店舗5店は何れも、万能細胞の作製が明らかになった先月29日以降、アクセスが増え、1日の注文が何時もの3倍に達する店も在ると言う。
実は此の割烹着、小保方さんが注目される少し前から「静かなブーム。」(高島屋)となっていた。エプロンと違い、腕全体を覆って汚れを防ぐだけで無く、羽織るだけで暖かい。「電気代も上がったから。」と、若い主婦層も昨秋から目を向け始めた。高島屋大阪店では柄物の取り扱いを増やし、昨年9月から今年1月末迄の売り上げは、前年同期比で約2割増えたと言う。
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小保方さんがニュースで取り上げられた際、確かに彼女の割烹着姿はインパクトが在った。祖母の割烹着姿を記憶に在るけれど、母親は割烹着どころかエプロンもする習慣が無かったので、割烹着姿と言えば「古風な和食屋で目にする程度。」といった感じの自分。小保方さんの年齢から推測するに、彼女の祖母は70~80代といった感じだろうし、其の年代でも「家で割烹着を身に付けている。」という人は、多分そう多く無いのではないか。
ブームを起こそうとして、メディアが針小棒大な取り上げ方をする事も在るので何とも言えないが、割烹着がブームになっているとか。小保方さんが注目される少し前から“静かなブーム”だったという事だし、機能性に着目して購入する人も居るだろうけれど、「メディアで取り上げられると、盲目的に“流されてしまう”人って、相変わらず多いんだなあ。」という思いが。
ミーハーで、流行り物に飛び付く事も少なく無い自分だが、そんな自分でも「日本人って、本当に流され易い。」と感じる。キャベツ畑人形は流石に流行らなかったけれど、「海外で大ブーム。」と報じられたり、「一寸変わった物」がメディアで取り上げられると、流されて購入したり、真似をしたりする人が、何と多い事か。
今回の様なケースは微笑ましさが在ったりするけれど、「『何でも彼んでも安直に他から影響を受け、流され易い“体質”。』というのは、為政者が悪用するに持って来い。」という事は、常に念頭に置く必要が在るだろう。
と、小保方さんのニュースで割烹着がブームというので
かつての雅子さんブーム(愛車や愛犬だけ、が流行った)を
思い出しました。
流されやすい=選挙の投票行動もそうなんではなかろうか、と
都知事選を前にちょっと危惧しております。
以前にも書いたのですが、「若貴ファン」に「雅子さんファン」、「韓流ファン」には、重なる人が少なく無い様な気がしています。
日本人の国民性として、「極端な方向に振れ易い」というのが在りましょうね。「左」が駄目なら、次は「右」といった具合に、「中庸」といった部分が無い。其れに加えて、「一方的な方向からの情報だけに触れ、其れ等を精査する事無く、盲信してしまう。」という人達が増えているのが、本当に懸念される所。
あまり震災関連、インフラ、五輪、原発、カジノ
知名度などにとらわれることなく
みなさんのための政策、公約を実現してほしいです。
待機児童、医療、福祉、防災に
とくに力を入れてほしいです。
カジノについてはどうでもいいし反対です。
小保方さんのほうは
あくまで免疫細胞研究の第一人者として
注目されてるわけですよね。
素顔までストーカーのように追跡、取材するのは
行き過ぎだと私も思います。
かっぽう着の話題なんてどうでもいいことです。
多くの人たちはこういうのにつられてはいけません
ダメです。
マスコミはいい加減にしてほしいと本音を漏らしたり
文書でマスコミのみなさまへ
と伝えるのはごもっともというか
ほぼ同感ですので。
その当の小保方晴子さん
このままリケジョタレントとして
芸能プロダクションとくに
大手芸能プロダクションが引っぱりだこ
なんてことにならなければ良いのですが。
都知事選、案の定と言うべきか、午前中の投票率は可成り低いとか。大雪の影響が残っていますから止むを得ないとは言え、少しでも多くの人に投票して貰いたいです。
「『カジノで外貨を稼いでいる国は在るし、歳入を増やすには持って来い。』という安直な考えだけで、日本もカジノ合法化に走って良いのかなあ?」という思いが在ります。パチンコに入れ揚げてしまった結果、身を持ち崩してしまったり、悲惨な事故が起こったりしていますので。「そんなのは自己責任だ。」という考え方も在りましょうが、本当に「自己責任」だけに全てを負わせてしまって良いのか。妙な天下り組織が濫造されるのは目に見えているし、個人的には反対です。
以前、「犯罪者が捕まった際、其の人間の小学校時代の卒業アルバム写真とか文集を紹介し、『こんな輩だった!』みたいな報道は如何な物か?」と疑問を呈しました。幾ら犯罪者とは言え、其処迄遣るのはどうかと思うし、其処迄する権利がマスメディアに在るとも思えないからです。
小保方さんの場合、勿論犯罪者では無いのですが、そういった物が報道され、「其処迄する必要は無いだろ。」という声が上がったと聞きます。其の通りでしょうね。
彼女は社会人としても頭が良さそうな感じの方なので、マスメディアにチヤホヤされたからと言って、舞い上がる様な事は無い様に感じます。散々持ち上げておいて、ピークが過ぎると叩き落とすのがマスメディアの常套手段ですから。