小学生の頃、クラスで流行ったモノが幾つか在る。
ベイ・シティ・ローラーズの影響でタータン・チェックのハンカチや文房具を持参し、「レスリー素敵!」とか「イアンの方が格好良いよ!」等と熱く語る女子が少なくなかった。
又、ピンクレディーの新曲振り付けや、コカコーラのヨーヨーで新しい技をいち早く習得する事が、”子供社会”でのポジション上げには重要な意味合いを持っていた。
そして、ビューティ・ペアが大流行したのもこの頃で、スプーンや筆箱をマイクに見立て、彼女達の歌を歌っている姿を見掛けるのは珍しい事ではなかった。
古くはマッハ文朱やビューティ・ペア、近い所ではクラッシュ・ギャルズや極悪同盟、ミミ萩原、アジャコング等多くのスター選手が所属し、数々のブームを築いて来た”全女”こと「全日本女子プロレス」。国内のプロレス団体としては、男子を含め、設立から37年という最長の歴史を誇って来たこの名門団体が解散するという記事を「週刊ポスト(4月15日号)」で目にした。実際に会場に足を運ぶ程のディープなファンでは無かったが、TVでは良く女子プロを見ていた自分。”筋書き”が在ると判ってはいても、”ヒール”のダンプ松本や阿部四郎等の理不尽な言動に立腹しながら、”ベビー・フェイス”のビューティ・ペアやクラッシュ・ギャルズ等を熱く応援していた。ヒールの彼等にしても、悪役としての何とも言えない魅力を感じてもおり、結局は”女子プロの世界”にすっかり魅了されていたと言っても良いだろう。そんな自分だからこそ、全女解散の記事には一抹の寂しさを覚えた。
ビューティ・ペアの時代、クラッシュ・ギャルズの時代と2つの隆盛期が在った一方で、両グループの解散以降は何度か経営難に陥った全女。その度に、”一族経営”で難局を乗り切って来た。1997年に二度目の不渡りを出し、事実上倒産するも、松永高司会長自身がTV番組で「又、盛り返す!」と述べ、細々ながらも興行を続けていた。
しかし、K-1独り勝ちと言っても良い格闘技界に在って、離散集合が激しい男子プロレスと同様に女子プロレス界も厳しい”冬の時代”に在る。奇しくも長与千種とライオネス飛鳥の現役引退と、長与率いる団体「GAEA JAPAN」の解散が先日成されたが、全女も後を追う様に4月17日がサヨナラ興行になるという。
負債総額が30億円にも上り、出場選手達へのギャラや、開催会場への使用料未払いが続いていた全女。最後を飾る後楽園ホールの会場使用料すらもまともに払えないのではないかと噂される中、出場を決めたダンプ松本の次の言葉が切なさを増幅させる。
「オレ様の所にも出場依頼が来たけど、今迄の給料未払い分を含めて、ギャラは出ないだろうし、どれだけ集まるか。選手達はバイトしながら頑張ってるのに、解散に関する説明も無い。解散は悲しいけど、今後再結集する事は無いでしょうね・・・。」
出場メンバーの中に、今は亡きジャッキー佐藤の名前が無いのは致し方ないが、マキ上田やクラッシュギャルズ等の一時代を築いたレスラー達の名前が見当たらないのが寂しさを覚える。
忍者アニメとして一世を風靡した「サスケ」。アニメの冒頭には、次の様なナレーションが流れていた。
**************************
光在る所に影が在る。
まこと栄光の影に、数知れぬ忍者の姿が在った。
命を懸けて歴史を作った影の男達。
だが人よ、名を問うなかれ。
闇に生まれ、闇に消える。
それが忍者のさだめなのだ。
サスケ、御前を斬る!
**************************
全女の歴史を築いて来た数多のレスラー達の姿が、このナレーションと重なって浮かんで来る・・・。
さらば、全女!
ベイ・シティ・ローラーズの影響でタータン・チェックのハンカチや文房具を持参し、「レスリー素敵!」とか「イアンの方が格好良いよ!」等と熱く語る女子が少なくなかった。
又、ピンクレディーの新曲振り付けや、コカコーラのヨーヨーで新しい技をいち早く習得する事が、”子供社会”でのポジション上げには重要な意味合いを持っていた。
そして、ビューティ・ペアが大流行したのもこの頃で、スプーンや筆箱をマイクに見立て、彼女達の歌を歌っている姿を見掛けるのは珍しい事ではなかった。
古くはマッハ文朱やビューティ・ペア、近い所ではクラッシュ・ギャルズや極悪同盟、ミミ萩原、アジャコング等多くのスター選手が所属し、数々のブームを築いて来た”全女”こと「全日本女子プロレス」。国内のプロレス団体としては、男子を含め、設立から37年という最長の歴史を誇って来たこの名門団体が解散するという記事を「週刊ポスト(4月15日号)」で目にした。実際に会場に足を運ぶ程のディープなファンでは無かったが、TVでは良く女子プロを見ていた自分。”筋書き”が在ると判ってはいても、”ヒール”のダンプ松本や阿部四郎等の理不尽な言動に立腹しながら、”ベビー・フェイス”のビューティ・ペアやクラッシュ・ギャルズ等を熱く応援していた。ヒールの彼等にしても、悪役としての何とも言えない魅力を感じてもおり、結局は”女子プロの世界”にすっかり魅了されていたと言っても良いだろう。そんな自分だからこそ、全女解散の記事には一抹の寂しさを覚えた。
ビューティ・ペアの時代、クラッシュ・ギャルズの時代と2つの隆盛期が在った一方で、両グループの解散以降は何度か経営難に陥った全女。その度に、”一族経営”で難局を乗り切って来た。1997年に二度目の不渡りを出し、事実上倒産するも、松永高司会長自身がTV番組で「又、盛り返す!」と述べ、細々ながらも興行を続けていた。
しかし、K-1独り勝ちと言っても良い格闘技界に在って、離散集合が激しい男子プロレスと同様に女子プロレス界も厳しい”冬の時代”に在る。奇しくも長与千種とライオネス飛鳥の現役引退と、長与率いる団体「GAEA JAPAN」の解散が先日成されたが、全女も後を追う様に4月17日がサヨナラ興行になるという。
負債総額が30億円にも上り、出場選手達へのギャラや、開催会場への使用料未払いが続いていた全女。最後を飾る後楽園ホールの会場使用料すらもまともに払えないのではないかと噂される中、出場を決めたダンプ松本の次の言葉が切なさを増幅させる。
「オレ様の所にも出場依頼が来たけど、今迄の給料未払い分を含めて、ギャラは出ないだろうし、どれだけ集まるか。選手達はバイトしながら頑張ってるのに、解散に関する説明も無い。解散は悲しいけど、今後再結集する事は無いでしょうね・・・。」
出場メンバーの中に、今は亡きジャッキー佐藤の名前が無いのは致し方ないが、マキ上田やクラッシュギャルズ等の一時代を築いたレスラー達の名前が見当たらないのが寂しさを覚える。
忍者アニメとして一世を風靡した「サスケ」。アニメの冒頭には、次の様なナレーションが流れていた。
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光在る所に影が在る。
まこと栄光の影に、数知れぬ忍者の姿が在った。
命を懸けて歴史を作った影の男達。
だが人よ、名を問うなかれ。
闇に生まれ、闇に消える。
それが忍者のさだめなのだ。
サスケ、御前を斬る!
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全女の歴史を築いて来た数多のレスラー達の姿が、このナレーションと重なって浮かんで来る・・・。
さらば、全女!

悲しいですね。ビューティペアの赤と青のパンタロンでたくさんのテープの中でかけめぐる青春♪が素敵でしたね!クラッシュは炎のバイブル♪でしたよね。阿部史郎のインチキレフェリー
もなんか味がありました。ワルがいたからいいもんがいるのですよね。ワルありきです。
ダンブ松本のタコヤキラーメン、ガメラのマッハ文朱、女幹部サロメのマキ上田(かなり演技ヘタ)とプロレス以外での活躍も素敵でしたね。
なんか悲しいです。
コカコーラのヨーヨーを流行らせた、赤いジャケットの外人はNOVAより先に、異文化コミュニケーションをしてましたね。犬の散歩やブランコで。素敵でした。
私は 根っからのファンで試合は見てないけれど
逆に 「政治事情」は良く知っているという悪質な
タイプなんですが・・・
まあ 今 残留して頑張っている選手からすれば
「やっと 解放される」という思いもあるかもしれません
一時は あそこはめちゃくちゃな経営してましたから
お金は殆どもらえてなかったでしょうし・・・
色々な意味で さらば全女というか
松永さん一族 残りの人生ご無事で と 祈ります