銀幕大帝α

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哭悲/THE SADNESS

2022年12月28日 18時45分15秒 | 亜細亜ホラー
THE SADNESS/哭悲
2021年
台湾
100分
ホラー
R18+
劇場公開(2022/07/01)
監督:
ロブ・ジャバズ
脚本:
ロブ・ジャバズ
出演:
レジーナ・レイ・・・カイティン
ベラント・チュウ・・・ジュンジョー
ワン・ツーチャン・・・“ビジネスマン”
ラン・ウェイホァ・・・ウォン・ジャンリアン博士
ラルフ・チウ・・・リンさん
アップル・チェン・・・シェン・リーシン
<ストーリー>
ある日、人間の脳に作用して凶暴性を助長するウイルスが発生する。感染者たちは罪悪感に涙を流しながらも衝動を抑えられず、殺人や拷問などあらゆる残虐行為に及び…。
 
―感想―
もしコロナウイルスに狂犬病発症の悪菌が含まれてたら、そんなアイデアから生まれた様なエログロナンセンスホラー。
 
いつもと変わらない朝の様に思えた・・・しかし外は地獄だった
 
主役のカップルがオートバイに乗った瞬間に、何かのスイッチが入ったかの如く、怒涛の阿鼻叫喚シーンが感染者達の姿と重ねながら襲い掛かって来る。
一際異常でホラー慣れしていない人なら吐き気を催す邪悪さを目でビンビン感じさせられたのが、電車内ナイフグサッグサッ!
血塗れ天国やないかいっヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
先陣切ってこのシーンが流れた後も、容赦ないゴア描写が続く。
そう、それはクライマックスまで息つく暇もなく流れるのである。
R18+指定が優しく思える位に、傘おじさんを筆頭にした気持ち悪い感染者盛り沢山、大判振る舞いだ。
↑このシチュエーション、『グリーン・インフェルノ』で観た気がする(笑)。
出くわした感染者は、正常者を拷問したり、手にした武器でなぶり殺しにしたり、挙句には人肉を食らい、感染者同志でボカシプレイをおっぱじめる有様。
只、心の奥底では多少の罪悪感は残っているらしく、ドイヒーな事をやってるのに涙を流しているという悪の行動と善の感情とによるギャップが観てて悲しくなるんだよなあ。
 
平和なのはオープニングだけ。
もうそこからは監督が勢いのみで撮り切った、そんな印象を強く抱く、良い意味でパワフル、悪い意味で悪趣味な作品でした。
文字に起こすのにも反吐が出そうな感染者達の悪行の数々、貴方は平常心のまま最後まで観てられますか?
え?俺?
声には出さなかったけど、「うひょ~すげええ血の海じゃねえか」「傘おじさんキモ過ぎだろw」「男も女も全員が全身血塗れでようやるわw」と妙にウッキウキで観てましたが何か問題でも?
 
カップルの彼氏は幻覚見始めた辺りで、あっもうアカンわこいつ、と思った通りでしが、彼女さんは結果的に抗体持ってたんかねえ。
鉄扉の仕切り越しで、ようやく彼氏と対面した際に、よだれがダラダラ垂れてたし変な笑い方してたしで判断が難しぃ!
内心的には無事にヘリに乗れて救われてて欲しいという気持ちがあるのだが、どうなったんだろねあの後、気になってしゃあないんだけど。
 
今のご時世、規制、規制がお盛んなだけに、こういった全てにおいてえげつないホラー映画が、しっかりとした形(物語性、ゴア造形の高さ、インパクトありまくりのキャラクター等)で作られ無事に劇場で公開、レンタルもされ何の障壁もなく観れた事に対して俺は感謝したい。
 
評価:★★★★
22/12/28DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-12-23
メーカー: クロックワークス
 
 

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王朝の死鬼

2022年09月20日 21時10分25秒 | 亜細亜ホラー

APOCALYPSE - STIRRING CHANGE

2021年

中国

73分

ホラー/アクション/歴史劇

劇場未公開

監督:
チャン・ボーウェイ

出演:
ドゥ・イーハン・・・左連山
チャン・イーロン・・・鉄帰藏
チュー・シーユエ・・・桑桑
パン・シーチー・・・傀儡姫
ハン・ドン・・・周易

<ストーリー>

明朝・天啓6年、大陸に隕石が落下する。その隕石から発生する有毒な気体により地球上の生物は突然変異し、謎の寄生虫に感染した人間たちは死鬼の大群と化す。

―感想―

これ、何が変異してこんなんなるねん。

で、こいつを倒すぞ!て所で終わりよる。

おいっwてツッコむよりも、終わるの早えな、て思うのもそのはず73分しかない。

しかもエンドロールめっちゃ短い(笑)。

その短い尺の中に「家族愛」がぎっしり詰め込まれていたね。

話としては普通に面白かったし、ゾンビ化する村人の造形も悪くない。

VFXを駆使した巨大モンスターも迫力満点でホラーとして恐怖を抱かせる意味でも申し分なし。

だが一つ、自分の保身だけしか考えてない、いけ好かないデブが居るのだが、こいつを無惨に殺して欲しかった。

襲われて噛まれた所でフェードアウトじゃ満足出来んぞ、ああいうバカこそスッキリする位に惨殺するべきだ。

今作の可愛い子役図鑑

主人公の娘。

声が出ないという設定。

めっちゃ可愛いんだけど、役柄我が儘し放題なので、ちょっとイラッとする。

それでも父の為に取っておいた芋を渡すシーンは心揺さぶられるし、娘の為に父が取った行動には涙なしでは観られない(多分)。

今作の中国美女図鑑

人形使い(糸で人形を操り敵を倒す戦法)の傀儡姫。

最初、腕で顔半分を隠した状態で登場した瞬間から、あっこの人絶対美人だわ、て確信した。

彼女が画面に映る度に目が惹きつけられる位、美が全身から溢れ出ていた。

評価:★★★

22/09/20DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2022-09-02

メーカー: アット エンタテインメント

 

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霊幻道士XII 英叔復活だョ!全員集合

2022年08月25日 13時51分26秒 | 亜細亜ホラー
一眉先生/TAOIST PRIEST
2021年
中国
82分
ホラー/アクション/コメディ
劇場未公開
監督:
リッキー・リュウ
脚本:
リッキー・リュウ
出演
チン・シュウホウ・・・豪(ハオ)道士
チャン・ディーサイ・・・英(イン)道士
チョイ・シウキョン・・・鬼王(グイワン)
ビリー・ロウ・・・老町長
ウォン・ヤッサン・・・南(ナン)
アンドリュー・ポン・・・秋生(チュウサム)
ワン・ロンホン・・・文才(モンチョイ)
ティミー・ハン・・・洪漂斗
アリエル・アン・・・玉鳳凰(ユー・フォンホアン)
<ストーリー>
高名なキョンシー退治として名を馳せる豪道士と英道士。豪道士は町で起こる不吉な事件の背景に、アヘンの密売を取り仕切る闇の組織があることを突き止める。
―感想―
今作も普通に面白かった。
只、最早シリーズの基礎であったキョンシーが本筋に関係なくなってきていて、単なるカンフーアクションになっていた事には戸惑いを隠せない。
それでも手を変え品を変えで、色んなバトルシーンが観れるのは楽しい。
これなんてもろに『カンフーハッスル』のあれだが、同じ中国映画だからパクッてるのかオマージュしているのかは知らんが別段問題はないだろう。
「これにて全て解決!」
て言ってたけど、一人(一匹?)逃げたんよね。
あーまだ続編作る気満々なんだなあ、てそれってファンとしては嬉しい事やん、次はこの女が何かしらをやらかして道士達がお仕置き参上仕るのでしょう。
2人の道士を登場させ、個別に行動させる事で、あっちでもカンフーこっちでもカンフーしているから、80分という短い尺の中にギュッとアクションが凝縮されていて退屈させない作りには好感は持てる。
後、このシリーズは絶対に吹き替えで観るべき。
言葉のやり取りが思い切りコントなのでたまにブッwと笑えます。
最後に一つ、聞き逃しを防ぐ為に書き残しておくが、とある人物が自己紹介する際「ジャッキーチェン」とボソッと言ってますので(吹き替えする際のアドリブ、やりたい放題やな笑)。
 
評価:★★★
22/08/25DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-08-03
メーカー: アット エンタテインメント
 

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パンデミック・エクスプレス 感染無限列車

2022年02月17日 13時52分39秒 | 亜細亜ホラー
RAT DISASTER
2021年
中国
92分
アクション/ホラー
劇場未公開



監督:
リン・ツェンハオ
出演:
イン・チャオドー
グレイス・シア
チュウ・イア




<ストーリー>
子どもたちを連れて北衛府駅発の列車に乗っていた衛生署に勤めるスーは、医学院に通う長女・リンリンと出くわす。すると、突如車内に大量のネズミが出現し…。

―感想―

安定の中国クオリティ。
あれだけの数のネズミを画面狭しと走り回させる演出も凄いが、ちゃんと不気味な脅威として見せているのも凄い。
勿論殆どがCGだろうけど、バリバリ合成やんとかそういう違和感を抱かせない辺りに技術力の高さを感じる。

荒くれ者程、理にかなった事を言い、お偉いさん方に限って頓珍漢な事を言う。
この構図はもう世界共通だよなあ(笑)。
そして間抜けに死ぬのがお偉いさん達で、カッコ良く散っていくのが人生の大半が修羅場を生き抜いてきた荒くれ者なのです。
しかし、まさか主人公までもが、てのは予想してなかったわ。
その分、感動の強いストーリーにはなっていた。

頼り甲斐のある武闘家のおっさん(ぱっと見が竹中直人)、流石に小さなネズミ相手にはその武力を発揮出来ずで。
けど、しっかりと自信の役割を果たし、どさくさに紛れて愛の告白しちゃう勇姿に、こういう死に方も良いかもしれないと思ってしまったんだけど、後から「あいつは良い男だった」て、それ生きている時に本人の前で言ってやれよ主人公。

父と娘との親子愛が薄っすらと描かれていたが、失ってから再確認しても遅し。
そこよりも、本作は大量のネズミを容赦なく乗客に群がらせる映像を楽しむのが監督にとっての願いかもしれない。

評価:★★★☆
22/02/17DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2022-01-07
メーカー:アルバトロス

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霊幻道士XI 燃えよ!九叔道士の桃剣

2022年02月13日 16時05分15秒 | 亜細亜ホラー
MR.ZOMBIE2021
2021年
中国
79分
ホラー/アクション/コメディ
劇場未公開



監督:
ジャン・ウェイ
出演:
チン・シュウホウ
リー・ディエンズン




<ストーリー>
キョンシーや妖怪退治をするハオ道士と弟子のチュウサムとモンチョイ。ある日、彼らは知り合いの店主から、病で亡くなり埋葬した妻が棺のまま家に戻って来たという相談を受ける。

―感想―

かれこれもう11作目になるのに普通に面白から困る(別に困りはせんかw)。

只、最早キョンシーどうこうの話よりも、妖術を使った派手なカンフーバトルといった趣。
それでも、これだけ色んな出来事を入れてても79分という極端に短い尺で巧く内容を纏めるのだから大したもの。
ま、前作有りきで作っているから、ここまでの短尺に出来たのだろう。

中盤までの八百長道士とヘタレ弟子のドタバタプレイが滑稽ではあるが、終盤ではきちんと自身の役割を果たし、道士らしい仕事っぷりを見せてくれるのは映像の出来栄えの良さも手伝って胸が躍る。
本作も又、笑いとアクションの緩急を付けた展開が楽しかったです。

弟子の一人が某お笑いタレントの顔にしか見えず、ラスボスは中華版真田さん。
桃剣と聞くとモモキュンソードを思い出してしまう俺はパチンカス。

評価:★★★☆
22/02/13DVD鑑賞(新作)
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