銀幕大帝α

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ゴールド・ボーイ

2024年12月27日 17時33分35秒 | 邦画サスペンス

2023年

日本

129分

サスペンス/犯罪

PG12

劇場公開(2024/03/08)

監督:
金子修介

『リンキング・ラブ』

原作:
ズー・ジンチェン『悪童たち』

主題歌:
倖田來未『Silence』

出演:
岡田将生・・・東昇
羽村仁成・・・安室朝陽
黒木華・・・安室香
星乃あんな・・・上間夏月
前出燿志・・・上間浩
松井玲奈・・・東静
北村一輝・・・打越一平
江口洋介・・・東厳

<ストーリー>

実業家の婿養子である東昇は、ある目的のため、義理の両親を崖の上から突き落として殺害する。しかし、3人の少年少女に、その現場を撮影されてしまう。

きっと、あなたにも殺したい人がいる。

―感想―

いやあこれは自分的にはかなりの拾い物だった。

ぶっちゃけそんなに期待せずに観たのもあってか、えらい面白くてビックリですわ。

構図としては

絶対に完全犯罪達成するぞ男Vs.絶対に完全犯罪達成するぞ少年

サイコパス男Vs.サイコパス少年

無能な日本警察ほったらかしにして、次々と死体を量産しながら頭脳戦を2人が繰り広げるという内容。

こういうのってテンポが大事だと思うのだが、本作はそれを立派にクリアしている。

だから2時間少しある長尺ながらもグイグイと引き込まれた事も手伝ってワクワク?ドキドキ?しながら最後まで見守ってしまいましたなあ。

2人がそれぞれに弱みを握る。

だがそこは頭の良い両者、弱みを握られても更に上を行く計画を実行していく。

やられたらやり返すの果てに勝利するのはどっちか。

そこは是非ともあなたの目で。

全てが上手く行った、と思わせておいて予期せぬ「手紙」の郵便により、完全犯罪が崩れ落ちる瞬間の空気感が最高。

そして横断歩道を挟んで、刑事(江口洋介)と睨み合うラストシーンやね、これが今後の新たな波乱を予期させていて秀逸。

エンドロールの終わりに「ゴールド・ボーイ2」と続編を匂わすタイトルも出たので、もしかすると勝利した者と、刑事による第2ラウンドが開幕されるのかもしれない。

元となる原作は中国の産物らしく、それがよっぽどの出来が良いから、こうして日本が独自に製作しても、ここまで面白く作れたのだろう。

岡田将生の外道ぷりが素晴らしかったが、そんな彼の演技を食っちゃう程に「身近にこんなガキ居たらすげえ嫌だわ」と苦笑するしかない強烈なサイコパスぷりを見せつけてくれた少年の存在感がどんどんと佳境に差し掛かるまでに強くなっていくのが見事。

冒頭の岡田将生の「助けて下さい!」(嘘泣き)と、終盤の少年の「助けて下さい!」(嘘泣き)がシンクロするのは所謂似た者同士だったという皮肉が込められている気がするな。

評価:★★★★

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関連作:

『バッド・キッズ 隠秘之罪(2020)<TV>』(同一原作)

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