銀幕大帝α

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聖女/Mad Sister

2020年02月20日 14時10分45秒 | 韓国アクション
NO MERCY
2018年
韓国
116分
アクション/サスペンス/犯罪
PG12
劇場公開(2019/)



監督:
イム・ギョンテク
出演:
イ・シヨン
パク・セワン
イ・ジュニョク
チェ・ジノ
イ・ヒョンチョル




<ストーリー>
元警護員で過剰防衛により服役していた女格闘家イネは刑期を終え、障害を抱える妹ウネのもとへ帰ってくる。ようやく普通の暮らしを取り戻したかに思えた矢先、妹が学校へ行ったまま帰ってこなくなってしまう。心配したイネは学校に問い合わせ、警察にも届け出るが誰も真剣に取り合ってくれない。必死で妹の行方を探すイネだったが……。

―感想―

相も変わらず警察無能。
何故そこまで子供が居なくなったら「家出」と決めつけてしまうのか。
まあそうしないと身内を動かせないので演出的には苦肉の策かもしれないが、それにしても殆どの韓国映画に出てくる警察の職務放棄には呆れる(笑)。

で、失踪した妹を探しながら彼女に対して酷い行為をした人間をぶちのめす為に姉ちゃんが奮闘しまくる訳でして。

なんでも主演の女優さんはボクシング韓国代表という肩書を持った方らしい。
確かに男顔負けの強さを発揮していて凄いなとは思うのだが、格闘技経験者という一種の特技を事前に知らなくても観ている間に「もしかして何かテコンドーとかやってる?」という風には感じられなかった。
演出としてそういう風に見せているんだなと思っただけで、後で彼女がそういった経験者だってのを知って、へえそうだったんだ、てはなったが、鑑賞中にはパンチが人並み以上に速いとかキック力が優れているとか、その辺の繋がりには勘が働く事は無かったなあ。
特別な特技を持っているのであるのならば、もう少しそれを予測させる様な工夫を施した他では観られないアクションをやらせてみても良かったんじゃないだろうか。

とは言え、登場するどいつもこいつも屑ばかりな男共を情け容赦なく痛い目に遭わせていく流れには痛快さはある。
首謀者が議員てのも韓国映画らしい所で、日本でも汚職塗れな議員は居ても、人を平気で殺すような議員はおらんでしょ。
どこまで腐ってんだよ、ヤクザじゃねえか(笑)て程に韓国の闇を垣間見る事が出来る中での余りの卑劣さに胸糞悪くはなるが、お姉ちゃんの不屈の精神を捨てず幾ら殴られようが刺されようが復讐を絶対に諦めない姿が素敵で、飽きなく観終えてしまった。

只、終わり方が少しブツ切れ気味で、妹は薬物を注射されていたし、お姉ちゃんは刺されて血塗れになっていたし、その後どうなったんだろう、てモヤモヤした気持ちだけが残ってしまったのが惜しい。

何故か丈の短いスカートを履いて立ち回りを見せてくるお姉ちゃんに、パンツ見えるんじゃないかと期待が膨らむのは男にとっての希望であり願望。

見えた!!黒のパンティやん!!
と一瞬興奮してしまったが、直後の映像で、パンティではなく見せパン、しかもスポーツパンツだって分かった時の半端ないガッカリ具合、同志なら分かってくれるはず。

けど、綺麗なおみ足を随所で拝ませて貰いましたから、まあいっか、て満足はしたんだけどねw

障害者を扱い、その人を(抵抗出来ないからと)レイプしたりする場面があるので、非人道的な作品という意味で好みが分かれるかもしれない。
私もおススメはしないけど、韓国映画だからと割り切れる映画ファンであれば、それなりに楽しめるんじゃないかな。

今作の韓国女優図鑑

妹の為に死闘を繰り広げるお姉ちゃん。
美人さんでした。
特に時折見せる切ない表情の時が一番ドキッとさせられた。
 
評価:★★★☆
20/02/19DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2020-02-19
メーカー:カルチュア・パブリッシャーズ

情報<のむコレ3>

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神と共に 第二章:因と縁

2020年01月29日 13時34分35秒 | 韓国アクション
ALONG WITH THE GODS: THE LAST 49 DAYS
2018年
韓国
141分
ファンタジー/アクション
劇場公開(2019/06/28)



監督:
キム・ヨンファ
『ミスターGO!』
脚本:
キム・ヨンファ
出演:
ハ・ジョンウカンニム
チュ・ジフンヘウォンメク
キム・ヒャンギドクチュン
マ・ドンソク成主(ソンジュ)神
キム・ドンウクキム・スホン
イ・ジョンジェ閻魔大王
D.O.ウォン・ドンヨン
ナム・イルホ・チュンサム



<ストーリー>
3人の使者は48人を転生させ、あとひとり生まれ変わらせれば、彼らも新たな生を得られることに。そんな彼らが新たに弁護を務めるのは、ジャホンの弟・スホンだった。

宿命は千年の時を経て、完結する!

―感想―

兄ジャホンは生まれ変わったので、今度は弟スホンを生まれ変わらせる為に様々な裁判を突破していく第2弾。

ドンソクが本格的に登場するて事で1章よりも楽しみにしていたのだが。
手にうんこ付けて、壁に絵を描いているだけやないか!
人間に対して直接に手を出せないものだから、自慢の剛腕が全く役立たずのまま本人消えてしまうのには拍子抜けだった。
ドンソクの使い方、なんかそれ違う気がする。
こんな役じゃ別にドンソクでなくてもいい様な。
1章のエンディングでいきなりドンソクが出てきた時はめちゃくちゃテンション上がったのに。
結局、なんだかなあという役だった。

3人の使者の消された過去の記憶を語り調で明かしていく形。
ここがメインなのだが、ぶっちゃけ面白くない。
へえ、そういう関係が3人にあったのかという一応の納得は生まれたが、描写が地獄のシーンと比べると優しいので退屈。
観ててその内、どうでもよく思えてきた(笑)。
ラストで閻魔様の正体が、というある意味衝撃的な真実は邦題の副題にもある「縁」へと結びついて、ほほぅとはなったけどね、そこだけかな惹かれたのは。
2章では親指グッをしなかった少女の前世での姿がこう言っちゃ悪いがブサイク。
使者の時は愛くるしい子だなあて思う事もしばしばあったけど、前世でのぶちゃいくぷりにはもう笑うしか。

本編で一番目を引いたのは恐竜が大暴れする所。
ハリウッド大作にも決して負けていない作り込み。
ここ、かなり金掛けたんだろうな、つかこういうのを全編で観たかったよ。

話の腰を折る様にして回想シーンを頻繁に挟むので、物凄くテンポが悪いように感じたし、1章では気にもしなかった尺の長さが2章ではえらく気になって。
自分的には相当観ててダレてたのかもしれない。
確かに1章だけだと色々謎を残して終わってるから、2章を作る必要はあっただろうけど、俺の中では1章でのドンソク登場が最高潮で、ここで終わった。
これ以上のワクワクさが殆どないまま観終えちゃったからなあ。

評価:★★★
20/01/29DVD鑑賞(準新作)
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レンタル開始日:2019-11-06
メーカー:ツイン

関連作:
『神と共に 第一章:罪と罰(2017)』
『神と共に 第二章:因と縁(2018)』

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神と共に 第一章:罪と罰

2020年01月26日 15時50分38秒 | 韓国アクション
ALONG WITH THE GODS: THE TWO WORLDS
2017年
韓国
140分
ファンタジー/アクション
劇場公開(2019/05/24)



監督:
キム・ヨンファ
『ミスターGO!』
脚本:
キム・ヨンファ
出演:
ハ・ジョンウカンニム
チャ・テヒョンキム・ジャホン
チュ・ジフンヘウォンメク
キム・ヒャンギドクチュン
イ・ジョンジェ閻魔大王
キム・ドンウクキム・スホン
D.O.ウォン・ドンヨン



<ストーリー>
火災現場で少女を救い、壮絶な死を遂げた消防士・ジャホン。冥界に迎えられた彼は、3人の使者から7つの地獄で裁判を受け、無罪となれば生まれ変われると伝えられる。

いま、地獄の門が開かれる――

―感想―

これ、140分もあったんか!?
基本的、長い映画は「まだ終わらんのか?」てタイムコードを見てしまう癖がある私だが、これはそれが無かったなあ。

7つの裁判がそれぞれ個性があって楽しい。
もっとじっくりと観たい裁判もあったが。

一応、綺麗に終わっている様に感じたが、第二章があるってことはあの辺の「謎」なんかを明かすのだろうか。
ジャホンの出番は終わり?
つか、最後の最後になって、俺達のマ・ドンソク出てきたんですけど!
個人的には第二章の方が気になっている。

背景にあるのは母との愛。
これの全貌が明確となるラストが泣ける。
そこまでの過程に、兄の地獄巡り、弟の暴走なんかを派手なCGを使ってのアクションとして見せ場を多く設けている。
だか根本にあるのはあくまでも母と子の「愛」であり、人間ドラマに針を大きく振り切ってはいるものの、合間にアクションを入れる事でダレ場を無くし緩急を付けたエンタメ映画として高く成し遂げていた。

親指グッ!の少女の頑張りが一番印象に残りましたね。
決しては顔はそこまで可愛くはないかもしれないが、喜怒哀楽を上手く使い分けた表情の変化が魅力的な子でした。

評価:★★★☆
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メーカー:ツイン

関連作:
『神と共に 第一章:罪と罰(2017)』
『神と共に 第二章:因と縁(2018)』

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無双の鉄拳

2019年12月14日 13時46分18秒 | 韓国アクション
UNSTOPPABLE
2018年
韓国
116分
アクション/犯罪/コメディ
劇場公開(2019/06/28)



監督:
キム・ミンホ
脚本:
キム・ミンホ
出演:
マ・ドンソクドンチョル
ソン・ジヒョジス
キム・ソンオギテ
キム・ミンジェコム
パク・ジファンチュンシク



<ストーリー>
一度キレたら誰にも止められない“雄牛”という異名で恐れられた男・ドンチョル。荒んだ生活から抜け出した彼は、妻と共に慎ましやかに暮らしていた。しかしある日、突然妻が誘拐され…。

死にたい奴から、
かかって来い。


―感想―


いやいや、ドンソクさん、あーたの方が怖いよ(笑)。


ほぃっ、ブチギレた瞬間のドンソクさんです。
最早、赤マント目掛けて突進してくる闘牛の如くですな。

正に「死にたい奴から、かかって来い」状態ですわ。

決して中途半端ではなく、ぐったりとするまで徹底的にボコるのが堪らなく痛快。
平和に必要のないクズな人間にはそれ位するのが当たり前。
それそれやっちまえ!!自然と応援する側に回る演出と展開が最高過ぎる。

善人でお人好しの巨漢な男ドンチョル(実は過去に壮絶な武勇伝有り)、又騙されているんとちゃうんか?と心配したけど、今回の投資は本物だったというハッピーエンドには心底ホッとしたよ。
妻の嬉しそうな顔を観れただけで、もう俺、星4つ評価と決めたね。
まあそれ以前のドンチョル正義の鉄拳制裁をこれでもかと見せつけられた時点で、ほぼ傑作!と認定してたんだけども。

ドンチョルみたいな、怒らせたら人生お終いみたいな男を旦那にすると妻としては心強いわな。
俺も、こういう男(漢)を友人に一人は欲しい。

そのドンチョルには腐れ縁みたいな形で一人の仲間が金魚の糞みたいにくっ付いているのだが、見た目明らかにドンチョルより歳食っている風貌なのに「兄貴」と慕うのは、何か弱みでも握られているのかと思っていたが、終盤で年齢が暴露された時は声出して笑った。

老けすぎだろwww

話途中から合流する自称凄腕の「探偵」男と老け顔男とのコミカルなやり取りは殺伐な雰囲気をたまに明るくさせており、一息休憩入れる意味でも良い緩和剤になっておりました。

車におかまを掘られた事で悲劇が始まった訳ですが、終盤でのカーチェイスにて逆に走行しながらドンチョルが悪党側の車におかまを掘りまくるというシーンは、一種の「報復」を感じてニンマリ。
ごつい体といかつい顔をしたマ・ドンソクが主人公だから成り立った鉄拳アクションではあるけれど、その大事な配役をきちんと活かし、加え適度にユーモアを投入する事で終始どんよりとした空気にはせず笑いと激しいアクションとのバランスを絶妙に保った展開を作り上げた、脚本と監督を兼任したキム・ミンホの手腕を高く称えるべきでしょう。

暫く韓国映画から離れていた私でしたが、やっぱりこの手のジャンルの韓国作品は面白い!

評価:★★★★
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メーカー:ハピネット・メディアマーケティング

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The Witch/魔女

2019年02月24日 13時57分18秒 | 韓国アクション
THE WITCH: PART 1. THE SUBVERSION
2018年
韓国
125分
ホラー/アクション/サスペンス
R15+
劇場公開(2018/11/03)



監督:
パク・フンジョン
『新しき世界』
脚本:
パク・フンジョン
出演:
キム・ダミ
チョ・ミンス
チェ・ウシク




<ストーリー>
ある特殊な施設で育てられ、8歳の時に逃げ出したジャユン。記憶を失った彼女は、助けてくれた酪農家の娘として暮らすことに。それから10数年後。頭に異変を感じるようになったジャユンは、その手術費用と経済状況の厳しい養父母のため、賞金目当てでオーディションを受けることを決意。しかしテレビ番組であるマジックを披露したことから、謎の男たちに追われる身となってしまう。

―感想―


なんやこれくっそ面白い。
絶対的にあり得ない内容なんやが、それを違和感なくリアリティに近い形で観客を惹きつけるガールアクションへと仕立ててしまうのだから、悔しいけど韓国映画流石ですわ。
仮にもし日本でこれと同じものを撮ったら下手にギャグ要素とか恋愛要素なんかを入れてダレ場を設けてしまうと思う。
後アドレナリン噴出しないアクションシーンを入れてきそう。

記憶を無くした少女に元の関係者が近付いて来る話なんだけど、彼女がパソコンを使って何かを探っている場面がちょいちょい出てくるのが鍵。
これが後半への伏線となっており俺も立派に騙されてしまった。

近付いてきた

ではなく

近付かせてきた

が正解。
学年トップの成績を残す程の才女と説明があるけれど、この少女だけ特別な能力により相当な頭の切れ者だったというのが分かるのだ。
そして本気を出した時こそ彼女の真の強さが発揮される。
親友や育ての親の前で見せる顔と敵を相手に見せる顔は全くの別人。

この豹変ぷりにゾクゾクする。
だってマジで敵が敵じゃなくなるんやもの。
正に赤子の手をひねるかの様な強さ。
前半で彼女に対し横暴な態度を取っていた男共が、後半になるとボコボコにされる。
これこそが立場逆転のカタルシス!!

この引きの画が何とも言えんね、概ね無双状態な激闘が爽快でしたわ。
特殊な力によって引き出される人を越えた異次元の動きと『マトリックス』ばりのどつきどつかれ描写がアクションを一際盛り上げる。

個人的には敵の青年よりも右腕的な存在感を放つこの娘の方がインパクト強かった。
情け容赦ない非道ぷりに惚れちゃったのかも。
この娘特有のアクションもカッコイイぞ!

今作の可愛い女優図鑑

父は警官、元気だけが取り柄な主人公の大親友。
常に主役の横でわちゃわちゃしている姿が愛くるしい。
彼女の正体を知っても理解を示す優しさに俺は心の中で泣いた。

でだな。

ラストで唐突に姉ちゃん出てきたんだが!
で、画面が暗転して再びタイトルロゴどーん。
しかも、最初に出た時は字幕なしだったのに、これを観て「やっぱりシリーズものやないか!」と。

おかしいと思ったんだよ、part1てなんやねんて、冒頭でタイトル読んだ際に引っ掛かってたんだよねえ。
その疑問が確信に変わった瞬間だったが、この後どういう風に話が進むのか気になるよなあ。

評価:★★★★
19/02/23DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2019-02-20
メーカー:カルチュア・パブリッシャーズ

関連作:

『The Witch/魔女(2018)』(第1作)
『THE WITCH/魔女 -増殖-(2022)』(第2作)

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