銀幕大帝α

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トワイライトシンドローム デッドクルーズ

2009年01月09日 22時11分14秒 | 邦画ホラー
08年/日本/78分/劇場公開
監督:古澤健
出演:関めぐみ、野久保直樹、寺島咲、中村瑠璃亜、村井良大、福下恵美

<ストーリー>
船旅に出た若者グループのひとりが、“現実を変える”ゲームを手に入れて仲間を殺害する。
<感想>
あ~あ、やっちまったなぁってのが一番の印象。

ゲームの世界が現実になるってな設定はまぁ良いとして、あのゾンビみたいなのは何?
顔面にワンパン食らって悶絶するゾンビって初めて観たよ。
それと親玉である怪物。
何故にヨダレかけ??
笑いをとろうとしているのか?

笑えないだろう~。

もう本当どうしようもなく最低な映画。
エロねぇチャンの濡れたおみ足だけが唯一の救い。

個人的に好きな関めぐみちゃん、こんな映画出ちゃいかんよ。
幾らボランティア(じゃないと思うけど)とはいえ、作品は選ぼうよ、ね?
ラストで関めぐみちゃんが一人叫びまくり、周りで他人が冷たい視線を投げかけているのを観た時は本当に、彼女が哀れに思えて仕方なかった。

多分、これに出たこと後悔しているだろうなぁ。
後々出演リストから消し去りたくなること確実!!

これの他にもう一本関連作として『トワイライトシンドローム デッドゴーランド』ってのが当時発売されたけれど、こっちもどうしようもなくクソのような気がしてならないです。
それなりの有名俳優が出てこれだもん。
でも、借りちゃうんだろうなぁ・・・。

オフィシャル・サイト

評価:
09/01/09DVD鑑賞
ホラー 関めぐみ 野久保直樹 DVD新作
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ハプニング

2009年01月09日 21時23分08秒 | 洋画サスペンス
THE HAPPENING/08年/米/91分/劇場公開
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル、ジョン・レグイザモ、アシュリン・サンチェス、スペンサー・ブレスリン、ベティ・バックリー

<ストーリー>
原因が不明のまま、次々と増える自殺者。黙示録的世界で逃げ惑う人々の運命は・・・。
<感想>
主人公たちと一緒に逃げる少女が可愛かったなぁ・・・。
ハリウッドにもまだまだこういう埋もれた原石の子役が沢山いるんやろうなぁ。

いきなり脱線してしまいました。

さて、毎回期待を膨らませ、良い意味でも悪い意味でも裏切ってくれるM・ナイト・シャマランの新作が遂にDVD化ですよ。
今度はどんな仕掛けがあるのか気になる監督ですよね。
CM予告でも滅茶苦茶興味そそられたもんなぁ。
何がどうなって、ああなったのか。

なんていうか、シャマランの発想って誰もしないようなミステリアス感があって好きなんだよね。
どうせ今度も面白くないんだろうって思わせておきながらも、無性に観たくなる。
そういう点に関しては、シャマランという監督には人を惹き付ける力と言うか、不思議なオーラが放たれているのかも(大袈裟か(笑))。
嫌い、つまんねぇ、最低!とか散々言われても、何故か新作が出ると皆が注目するんだから、ある意味凄いと思うよ私は。

で、物凄い興味を持って、期待を膨らませて観た本作ですが、これは中々面白かったですよ。
前作『レディ・イン・ザ・ウォーター』よりは観れた事は確かです。
要は

自然破壊を繰り返す人間達への警告

をテーマにしているのですが、どんでん返しが無くても(ちょっとは期待したんだけどね)、監督が宣言した通り、人が次々死んで行く描写は怖かったです。

工事現場のビル階上から作業員がバッタバタ飛び降りる

寝っ転がった人の上を無人の耕作機が通過する

ライオンに飼育員が食い殺される

挙げるとキリがないけれど、演出的に作りとは思わせず、本物の映像を観ている錯覚(例えると『サイン』で視聴者投稿ビデオに宇宙人が一瞬映った映像を観た時の衝撃に似ている)に陥るので、何か観てはいけないもを観たような気がして本当に怖かった。

シャマランだからこそ、こういうリアルに近い映像が撮れるんだろうなぁ。

映画自体はそんなに突き抜けるほどの傑作ではないけれど、人が自ら死を選ぶというアブノーマルな設定を、只単に変態チックに撮るのではなく、テーマに相応しい間接的なメッセージを取り入れているので、作品全体に怖さと言うものを巧く融合させ、尚且つ現代の環境における現状を観る側に対して深く考えさせる事に成功していると言えよう。

駄作では無いです。
むしろ観てもらって監督が撮った意図というものを色々と考えてもらいたいですね。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★☆
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切り株画像(映画『屋敷女』 より)

2009年01月09日 21時11分32秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】
ヒロイン宅の異変に気付いた巡回パトロール中の警察官たち。
家に踏み込み、二階を調べていた一人の警察官が、血まみれで助けを求める女性を発見。手を差し伸べようとした時、先に別の警官を殺して銃を奪ったベアトリス・ダル演じる女性が発砲して切り株完成。
このシーン、本当にビックリしました。
普通、こういうシーンに持って行くのに‘間’みたいなものがあるものだが、今回は場面切り替え無しで一瞬でこの通り。
監督の演出の巧さに唸らされた場面だった。
切り株度

レヴュー『屋敷女』
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屋敷女

2009年01月09日 20時33分44秒 | 洋画ホラー
A l'interieur/07年/仏/83分/劇場公開
監督:ジュリアン・モーリー、 アレクサンドル・バスティロ
出演:ベアトリス・ダル、 アリソン・パラディ、ナタリー・ルーセル、フランソワーズ=レジス・マルシャソン

<ストーリー>
クリスマスイブの真夜中、妊婦に襲いかかるハサミ女の目的とは・・・。
<感想>
いやぁ、なんていうか最近のフランス映画は過激やね。
この映画も怖いというよりは痛い!
もう冒頭から、直接痛みが伝わってきそうな描写だらけなんですよね。
気持ち悪いとかそんなものは全くないのに、人が殺される度に痛くなるんですよ。
その積み重なった痛みが極限に達するのがラスト・シーンかな?
レンタル版はモザイク処理が施されていたけれど、劇場版や海外版はほぼ無修正だと聞きました。
余程凄い描写なんだろう。
いや、何をしているかは分かっているんですよ。
モザイクがかかっていても、何をしているか分かっているから、いや~な痛みは伝わってくる。
でも、私としては、その痛みをモザイクなしでフルに体感したかったなぁ。

観る前は一対一の戦いかと思っていたのだが、予想外に色んな人物が出てきては殺されて、それはそれで面白かったです。

それとホラー秘宝の作品にはバタリアンズによる音声解説が付いているのですが、彼らの会話は殆どが脱線気味だけれど、たま~に裏情報とかが聞けるので、凄く参考になります。
あ~あのシーンにはそういう意味があったのかとか、意味が無かったのかとか、ね。
だから、最初観て意味不明だった警察官復活のシーンは、本当に意味がなくて只単にゾンビを出したかっただけって知った時は、貴重な裏話が聞けてモヤモヤも消し去り嬉しかったです。

という訳で、痛い作品を観たい人は本作をオススメしますが、一般の方には到底見せられない一品であることは確かです。

本作は三池監督の『オーディション』に刺激を受けて作られたとか。
だから、ここまで過激で痛いのか。
にしてもすげぇよな三池監督は。
『オーディション』って実は未見なんだけれど、多方面のホラー映画に影響を与えているってんだから、今度絶対観てみよう。

↓観ました♪
参考:『オーディション』

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★☆
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関連作:
『インサイド(2016)』(リメイク)
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イースタン・プロミス

2009年01月09日 19時58分35秒 | 洋画サスペンス
EASTERN PROMISES/07年/英・加・米/100分/劇場公開
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、アーミン・ミューラー=スタール、イエジー・スコリモフスキー

<ストーリー>
ロンドンで暗躍するロシアンマフィアの男と裏社会の闇に巻き込まれていく女の悲哀を描く。
<感想>
鬼才クローネンバーグが手掛けるマフィア組織の闇に迫るドラマ。
彼らしい暴力(冒頭での剃刀)やエロス(バック・ファック)が随所で観られるが、全体的にサスペンスタッチの濃厚なドラマに仕上がっている。

裏社会という闇を克明に描いたドラマ部分も見応えあるが、本作で一番何が素晴らしいかと言うなれば、やはり謎に包まれたマフィアの運転手を演じたヴィゴ・モーテンセンだろう。

今まで色んなヴィゴ・モーテンセンという男の演技を観てきたが、これほどまでに渋い!と思った事は無かったなぁ。
風格から仕草まで、全てにおいてカッコいいんだよねぇ。
この映画では、執念に燃える男の生きざまってのをまざまざと見せつけられたって感じがする。

早々にヴィゴ・モーテンセンの正体が映画を観慣れた人なら分かってしまうとこが少し残念だが、それでも最後まで彼の生きざまに心が揺さぶられたというか、正体が分かっても尚、逆にそれが彼のそれまでの行動に説得力を持たせてくれるというか、何にせよ、もう感動という2文字だけでは終わらせないような凄味がありましたよ。

また役者根性も素晴らしく、モザイクなしの全裸で殺し屋と戦う場面では、気迫に圧倒されましたね。

久々に濃いく切なく壮絶なドラマを観た!

そんな印象を抱きました。

余談だが、映倫の審査って基準はどうなっているんだろう。
今作のような世間一般に評価されるようなドラマでは、男性器はモロ見せしてもOKなんでしょうかね。

後、個人的にナオミ・ワッツは本当に綺麗な女優さんだと思いますよ。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
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