銀幕大帝α

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ゴースト・ナース

2009年02月08日 12時02分40秒 | 亜細亜ホラー
SUAY LAAK SAI/07年/タイ/82分/劇場未公開
監督:トスポン・シルヴィヴァット、ピラパン・ラオヨーント
出演:チョン・ワチャナーノント、チッドジュン・ルジパン、アセ・ワーン、カンヤー・ラッターナーペット

<ストーリー>
己の欲望を満足させるため、死体売買に手を染めたナースたちが、黒衣の天使と化した亡霊に惨殺されていく。
<感想>
またまた、タイからすっげぇ映画がやってきましたよ。
オリジナル・トレーラー観た時は、流石にヤバイ(色んな意味で)映画借りちゃったかなぁ、と思っていたけれど、これがどうして、きちんとホラーしているんだよね。

タイ美女(タイの女性を見ると、どうしても元男にしか見えない今日この頃)が数人出てくるんだけれど、一人一人ちゃんと設定がきちんとしているし、殺され方もそれぞれの役所に因んだ殺され方をするから、演出的に面白い。

目をつけた看護師を操って殺しをさせる際の亡霊ナースのポーズが妙にセクシーだったり、階段での増殖した亡霊ナース襲撃シーンは画的に笑えるし。

ホラーと笑いのツボをしっかり押さえているのが素晴らしい。

でも、これじゃあ、普通の復讐ホラーで終わりだよねぇ?
って思っていたら、上記の緑色で書いた事が、大きな伏線だったんですよ!

いやぁ~、ラストでのこの一捻りには驚きました。
こんなオチを隠していたなんて予想外だったんで、一気に評価上がりましたよ。

やっぱ、最近のタイ映画は侮れないですわ。

それにしても、主役のナース、誰かに似ていてキュートなんだけれど、誰だったのか思い出せなくて腹立つ!(笑)
それと本編、結構悩殺シーンがあるんだけれど、意外とバストトップは見せないのは、やっぱり宗教上理由とかお国柄に関係あるんでしょうかね?

評価:★★★
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シャッター

2009年02月08日 11時28分10秒 | 洋画ホラー
SHUTTER/08年/90分/米/劇場公開
監督:落合正幸
出演:ジョシュア・ジャクソン、レイチェル・テイラー、奥菜恵、デヴィッド・デンマン、ジョン・ヘンズリー、マヤ・ヘイゼン

<ストーリー>
日本に訪れた米国人夫婦が、女亡霊につきまとわれる。
<感想>
オリジナルの内容を、もうスコ~ンと忘れちゃっているから、個人的には凄く面白かったです。
監督に日本人を起用し、舞台を日本にしたことで、ジャパン・ホラー独特な陰湿さが滲み出ていて、それなりに怖かったなぁ。

女優霊に奥菜恵を選んだ事は、私的にはアリ(太もも露わにしてまたがれるシーン、最高にエロくて好き)。
清楚風な彼女から出てくる冷たい怨念ってのが、画面から溢れ出てきて、ゾクッとさせられるし、また彼女の怨みってのが一方的でなく、きちんと理由があるから、只怖い!って感じるだけじゃなくて、同情的な方が勝っちゃって、どうしようもなく可哀想に思えてくる・・・

のだけれども、まぁ過去に彼女がやってきた事もちょっと、危ないけどね。

あれだけの事をされても、まだ愛し続ける。
そ・こ・が!本編に隠された一番怖い部分じゃないかな?

少しでも彼女の愛を受け止めてしまったばかりに、悲惨な目に遭う米国人ベン。
自業自得って言ってしまえばそれで終わりだけれど、まぁあんな裏切り方しちゃいかんわ。
流石に同姓としても同情出来ませんわ。

狂った愛によって狂わされてしまう末路。
いやはや、愛する人は慎重に選ばないといけませんな。

関連作:『心霊写真』(オリジナル)

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★☆
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コメント (8)
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ザ・トーチャー 拷問人

2009年02月08日 10時49分20秒 | 洋画ホラー
THE TORTURER/05年/伊/95分/劇場未公開
監督:ランベルト・バーヴァ
出演:エレナ・ボウリカ、カーラ・カッソーラ、シモーネ・コレンテ、エミリオ・デ・マルキ

<ストーリー>
ホラー映画の女優オーディションで、行方不明事件が発生。不審に思った一人の女優が映画監督を追うのだが・・・。
<感想>
『デモンズ』のランベルト・バーヴァが久々に商業映画として撮ったのは、

美女と拷問とおっぱい。

男は60過ぎてもエロじゃなくっちゃ!

と代弁するかのように必要以上におっぱい大放出してます。

ジャーロ映画らしさを出そうとしたのか、手袋に犯人探しという2大要素を盛り込んではいるが、これが全く機能していないのが可笑しい。

特に犯人探しに関しては、そんなに引っ張らなくても・・・と思うくらい、影だけで誰なのか特定出来るし(笑)。

頻繁に挿入される拷問シーンの女性は誰なのか判別不能だし、その拷問に至っても電気ショックとかロウ垂らしとか、妙にチープだしグロさもないし、怖さもない。

何かランベルトの個人的な趣味だけで撮ったような安っぽい作品になっちゃっているのが残念だなぁ。

聴き飽きた!って位流れる同一音楽が心に残るくらいで、確かにランベルトは職人監督だけれど、彼の手掛ける作品はどれもこれもあまり面白くないってのが改めて実感できたよ。

評価:★★
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ランボー 最後の戦場

2009年02月08日 09時56分33秒 | 洋画アクション
RAMBO/08年/米/90分/劇場公開
監督:シルヴェスター・スタローン
出演:シルヴェスター・スタローン、ジュリー・ベンツ、ポール・シュルツ、マシュー・マースデン、グレアム・マクタヴィッシュ

<ストーリー>
孤高のヒーロー、ランボーがミャンマーの軍事政権に立ち向かう。
<感想>
虐殺中にふいっと現われて、的確に弓矢を討つランボーがなんともカッコいいことよ!
鳥肌立っちゃったよ。

それにしてもスプラッター並の人体破壊の数々には興奮したね。
粉々に吹き飛ぶ人体、頭部・四肢破壊、粉砕、切断!!
特に後半20分の凄まじさ!

ここまでする必要があるのか!?

いや、ここまでしたからこそ、この作品の質が上がったと思うのよ。
血飛沫が全く出ない、普通の殺しの『ランボー』新作であったら、そんなに評価出来るものじゃなかったと思う。

殺しの美学にグロさを加えた事で、観客に必要以上のリアルさと満足感を与えた事には間違いない。
だってさぁ、当のスライに黄金期のアクションを期待しても無理じゃない?
60過ぎのお爺さんだよ。
実際、スライは前作ほどの激しいアクションを殆どしていない。
山を滑走するシーンはあったものの、大半は船の舵を身動きせずつっ立ってしているか、台座に立って高速マシンガンを無差別に撃っているか、だけだし。

年寄りに激しいアクションは無理!

となると、やっぱり後はスプラッタを付け足すしかないのよね。

で、完成した作品は、スライのアクションは皆無だが、無駄に切り株量産の物凄い映画になっていた!
でも、これが大成功。
一部の人には眉を顰めてしまう内容ではあるが、大半の人が、人体がぶっ壊れる描写に歓喜、喝采、雨あられ。

内容はあって無いようなものだが、ここまでグロテスクにやってくれると私も大満足ッス!

冒頭から息つく暇なしの80分、どうでもいい位長いエンドロール10分、計90分の短時間に、私はスライの監督としての仕事人ぶりをはっきりと観た!!

関連作:
『ランボー』(シリーズ第1作)*個人的評価★★★★
『ランボー/怒りの脱出』(シリーズ第2作)*個人的評価★★★★☆
『ランボー3/怒りのアフガン』(シリーズ第3作)*個人的評価★★★
『ランボー 最後の戦場(2008)』(シリーズ第4作)
『ランボー ラスト・ブラッド(2019)』(シリーズ第5作)

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★★☆
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コメント (18)
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