銀幕大帝α

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スター・トレック

2009年11月16日 22時59分14秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
STAR TREK/09年/米/126分/劇場公開
監督:J・J・エイブラムス
出演:クリス・パイン、ザカリー・クイント、エリック・バナ、ウィノナ・ライダー、ゾーイ・サルダナ

<ストーリー>
宇宙艦隊に志願した青年カークの成長や友人スポックとの出会いを描く。
<感想>
実は「スター・トレック」は今まで一作品しか観た事がない。
『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』を映画館で観た際に併用で上映されていたのが「スター・トレック」の劇場版でした。
只、第何作だったのか・・・。
内容も全く覚えていない。
だって・・・

寝てたんだも~ん☆zzz

僕の感覚では「スター・トレック」は一部ファンだけにウケる小難しくて堅苦しいだけのスペース・オペラとしか思っていないので、全く関連作には興味nothing。

しかし本作は、それまでの固定概念を払拭し、新たに再構築した新生「スター・トレック」との事だし、又、監督が『クローバーフィールド/HAKAISHA』のヒット・クリエイターでもあるJ・J・エイブラムスというのもあったので、初めて触れる気持ちで鑑賞しました。

率直に言うと面白かったですよ。

流石の私でもカーク船長やMr.スポック、エンタープライズ号位は知っているけれど、それらの微知識を頭の片隅に置きながらも、真新しい気持ちで観たら、1本のエンタメ作品としてはスケールの大きさと、種族を超えた絆、別れと出会い、愛、そしてユーモアと、数多くの要素がふんだんに盛り込まれており、一級品のSF映画としては申し分なくとても楽しめました。

時空を超えた出会いと言う幾つかの演出に関しては、一瞬混乱するけれど、きちんと本筋に結びついているから、結果的には面白い試みだと感じましたね。

ネタバレになるけれど、オープニングで初代カーク船長が爆死した時は、かなりウルルとしちゃったんだよね~。
誕生の喜びと、死の悲しみを一度にぶつけられたから尚更感動しちゃったのかも。

後、終盤近くでサイモン・ペッグが登場した時には、前知識無かったからサプライズ的でメッチャ嬉しかった。
好きな俳優なんですよ~。
で、相変わらずひょうきんな役でしたし。
彼が出ると、何故か不思議と場面が和むんですよね。
ニヤニヤさせられるのも彼の持ち味かもしれません。

カーク船長誕生の物語、所謂ビギニング的位置にある新生「スター・トレック」となった今作。
同じメンバーで続編が作られるならば是非観たいですね。

過去関連作にはやっぱり興味出ないですけど^^;

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『スター・トレック(2009)』(第1作)
『スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013)』(第2作)
『スター・トレック BEYOND(2016)』(第3作)

評価:★★★★
09/11/16DVD鑑賞
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プロフェッサー

2009年11月16日 00時51分48秒 | 洋画サスペンス
NOBEL SON/07年/米/110分/劇場未公開
監督:ランドール・ミラー
出演:アラン・リックマン、メアリー・スティーンバージェン、ビル・プルマン

<ストーリー>
大学教授の息子の誘拐事件が発生。警察の捜査が進むにつれ、家族の暗い過去が明らかになる。
<感想>
色んな人物が複雑に絡み合っていき、二転三転としながら、最後には痛快な結末へと辿り着く。

好きなタイプの作品ですね。

ノーベル賞を受賞した父親が授賞式に行った際に、息子の誘拐事件が発覚。
ここから、それまで出てきた人物達が意外な形で横一線に並んでいくのですが、身代金受け渡しの際に車を使っての大仕掛けや、紙袋や防犯カメラなど小道具の使い方といった頭脳戦が随所に繰り広げられていく様は痛快。

更に犠牲者が容疑者になったりと捻りの効いた展開にも飽きさせない。

登場人物全員に裏の顔があるので、最後には誰が笑うのかという期待も出てきます。
更に重要な場面での効果的な音楽の使いようも盛り上げに一役買っていて好印象。

隠された事実や、散りばめられた伏線がしっかりと機能しているので、厚みの中に驚きもあり、最終的には予想外な方向へと転がっていくので物語の進行としては見応えがありましたよ。

只、もうちょっと深みがあった方がもっと良くなったような気がしました。
悪くはないんだけれど、中盤辺りから急速に駆け足状態になったので、少々荒っぽさが気になったかな。
それと、風呂場で死んだダニー・デヴィートの役所がさっぱり分からないんだよな~。
何で殺されたんだ??

オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★
09/11/15DVD鑑賞
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セブンティーン・アゲイン

2009年11月16日 00時08分22秒 | 洋画コメディ
17 AGAIN/09年/米/102分/劇場公開
監督:バー・スティアーズ
出演:ザック・エフロン、レスリー・マン、トーマス・レノン、マシュー・ペリー

<ストーリー>
なぜか肉体だけ17歳に戻った中年オヤジが、2度目の高校生となってバスケにダンスに大活躍!
<感想>
滅多に進んでティーンアイドル青春映画なんて観ないんですけど、内容が面白そうだったので珍しく借りてみました。

主演のザック・エフロンは日本では「ザッ君」の名称で若い子から絶大な人気を得ているようです。
見た目からして汚れの無いナチュラルボーイ風で、確かに今の若手の中でも人気が一番高いってのも頷けますし、同性からしても好印象を抱かせます。

冴えない男がある日いきなり若返り、もう一度人生をやり直すというストーリーは結構王道なんですが、本作がちと感じが違うのが、やり直すのではなく見つめ直すでして、離婚調停を控えていた為に別居中だったザッ君が、距離を置いていた子供たちと同校生になった事でその溝を縮めていき、彼なりに親の立場として正しき道を彼らに導き出していくんです。
更に最も深い溝を開けていた妻にも接触し、彼女が今でも心の中では夫を想い続けている事をようやく感じ取る事が出来、改めて妻の大切さを思い知っていく。

これらの触れ合いを得ながら、家族の有難さを20年越しで初めて実感していくザッ君の姿をきちんとテーマに沿って丁寧に最後まで描かれていたので、ラストシーンを観た後は、とても心が温かくなりました。

只、これだけだと、普通の青春ドラマで大して評価も上がらないかも、ですが、意外と予想に反してコメディシーンが多くて、ちょこちょこ笑わせてもらった上に、ザッ君の相棒であるヲタクな男ネッドが強烈に可笑しいキャラでツボに入りまくり、非常に楽しませてもらいました。

ライトセーバーをぶんぶん振り回したり、家中レアもの映画グッズが溢れていたり、暇さえあれば何台もの巨大モニターでゲームしていたりと、外面だけ大人なネッド。
自分も結構ヲタな方なんで、こういう自由奔放な人間には憧れちゃう。
友達としても欲しいくらい。

ザッ君の父親として転入手続きで校長室を訪れた際に、一目惚れしたネッドが必死で彼女を落とそうとするも空振り続き。
こんなヲタ男にそりゃ無理だろう、って思っていたら『ロード・オブ・ザ・リング』ネタを介して見事ゲット!!
ヲタクも成行き次第では上手い方向へ転ぶもんだと、強ち侮れ無い事が判明。
ネッドは世界中のヲタクに夢と希望を与えたと思うよ、うん!

笑ってドキドキして仄々として。

久々に形ある愛を見届けた気がしました~。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
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