監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
出演:エマニュエル・ベアール、ルーファス・シーウェル、ペッチ・オササヌグラ
<ストーリー>
失踪した息子を捜す夫婦が、子供だけで築かれた狂気の王国に辿り着く。
<感想>
何気に気になる“変態”シリーズ。
『変態村』(‘04)からその歴史は始まり、後に『変態男』(‘05)、間に『変人村』(‘06)を挟み、『変態ピエロ』と続いた後に登場したのが本作。
監督は“変態”歴史の発端者『変態村』のファブリス・ドゥ・ヴェルツです。
一言で片づけると
意味不明。
ノイズ交じりな音楽を組み合わせたOPには「キタキタ~」感がありましたが、後がさっぱり。
結局は息子を捜す夫婦が闇ブローカーの罠にはまり、変な島に連れて来られた挙句に精神をきたし、遂には妻がキチさんになってしまう様を描いただけ。
ていうかその前に、最初から妻の言動が怪しい過ぎでしょ。
完全に息子の幻影に取りつかれちゃってますし。
島に行くとか、息子を捜すとか、そんな事する前に、夫は冷静に妻を病院に連れていくべき。
津波にさらわれた息子が、村に現れる訳がない。
まぁそんな事言っちゃあ映画にならんわな。
作品としては嫌いじゃないけれど、好きにもなれない。
誰が観ても変な映画と感じる事には違いないです。
はぁ~こういうのを観ると、後で気分が萎えるんだよな~。
オフィシャル・サイト(仏語)
評価:★★

09/12/13DVD鑑賞
ファブリス・ドゥ・ヴェルツ エロティック・サスペンス エマニュエル・ベアール DVD新作


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