銀幕大帝α

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The Witch/魔女

2019年02月24日 13時57分18秒 | 韓国アクション
THE WITCH: PART 1. THE SUBVERSION
2018年
韓国
125分
ホラー/アクション/サスペンス
R15+
劇場公開(2018/11/03)



監督:
パク・フンジョン
『新しき世界』
脚本:
パク・フンジョン
出演:
キム・ダミ
チョ・ミンス
チェ・ウシク




<ストーリー>
ある特殊な施設で育てられ、8歳の時に逃げ出したジャユン。記憶を失った彼女は、助けてくれた酪農家の娘として暮らすことに。それから10数年後。頭に異変を感じるようになったジャユンは、その手術費用と経済状況の厳しい養父母のため、賞金目当てでオーディションを受けることを決意。しかしテレビ番組であるマジックを披露したことから、謎の男たちに追われる身となってしまう。

―感想―


なんやこれくっそ面白い。
絶対的にあり得ない内容なんやが、それを違和感なくリアリティに近い形で観客を惹きつけるガールアクションへと仕立ててしまうのだから、悔しいけど韓国映画流石ですわ。
仮にもし日本でこれと同じものを撮ったら下手にギャグ要素とか恋愛要素なんかを入れてダレ場を設けてしまうと思う。
後アドレナリン噴出しないアクションシーンを入れてきそう。

記憶を無くした少女に元の関係者が近付いて来る話なんだけど、彼女がパソコンを使って何かを探っている場面がちょいちょい出てくるのが鍵。
これが後半への伏線となっており俺も立派に騙されてしまった。

近付いてきた

ではなく

近付かせてきた

が正解。
学年トップの成績を残す程の才女と説明があるけれど、この少女だけ特別な能力により相当な頭の切れ者だったというのが分かるのだ。
そして本気を出した時こそ彼女の真の強さが発揮される。
親友や育ての親の前で見せる顔と敵を相手に見せる顔は全くの別人。

この豹変ぷりにゾクゾクする。
だってマジで敵が敵じゃなくなるんやもの。
正に赤子の手をひねるかの様な強さ。
前半で彼女に対し横暴な態度を取っていた男共が、後半になるとボコボコにされる。
これこそが立場逆転のカタルシス!!

この引きの画が何とも言えんね、概ね無双状態な激闘が爽快でしたわ。
特殊な力によって引き出される人を越えた異次元の動きと『マトリックス』ばりのどつきどつかれ描写がアクションを一際盛り上げる。

個人的には敵の青年よりも右腕的な存在感を放つこの娘の方がインパクト強かった。
情け容赦ない非道ぷりに惚れちゃったのかも。
この娘特有のアクションもカッコイイぞ!

今作の可愛い女優図鑑

父は警官、元気だけが取り柄な主人公の大親友。
常に主役の横でわちゃわちゃしている姿が愛くるしい。
彼女の正体を知っても理解を示す優しさに俺は心の中で泣いた。

でだな。

ラストで唐突に姉ちゃん出てきたんだが!
で、画面が暗転して再びタイトルロゴどーん。
しかも、最初に出た時は字幕なしだったのに、これを観て「やっぱりシリーズものやないか!」と。

おかしいと思ったんだよ、part1てなんやねんて、冒頭でタイトル読んだ際に引っ掛かってたんだよねえ。
その疑問が確信に変わった瞬間だったが、この後どういう風に話が進むのか気になるよなあ。

評価:★★★★
19/02/23DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2019-02-20
メーカー:カルチュア・パブリッシャーズ

関連作:

『The Witch/魔女(2018)』(第1作)
『THE WITCH/魔女 -増殖-(2022)』(第2作)

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