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2022年
アメリカ
105分
ホラー
R15+
劇場公開(2022/07/08)
監督:
タイ・ウェスト
『サクラメント 死の楽園』
製作:
タイ・ウェスト
脚本:
タイ・ウェスト
編集:
タイ・ウェスト
出演:
ミア・ゴス・・・マキシーン
ジェナ・オルテガ・・・ロレイン
マーティン・ヘンダーソン・・・ウェイン
ブリタニー・スノウ・・・ボビー=リン
オーウェン・キャンベル・・・RJ
スティーヴン・ユール・・・ハワード
スコット・メスカディ・・・ジャクソン
<ストーリー>
1979年、テキサス。女優のマキシーンとマネージャーのウェインら、3組のカップルは映画を撮影するために田舎の農場を訪れる。しかし、そこには年老いた殺人夫婦が暮らしていた。
死ぬほど快感。
―感想―
それが死体だとボカシは必要なしという解釈でええんかね。
おもむろにぽこちんぼろ~んにはびっくりした。
ホラーアイコンとして不死身のバケモン以外、すなわち人間の殺人鬼で恐ろしい3大巨頭、それがキチガイ、ピエロ、そしてババアである。
「爺さんや♡」
「婆さんや♥」
「まだまだワシら、若いモンには負けてられんぞ!」
一部のマニアにしか興味の無い、ほぼ逝きかけている老夫婦による大ハッスルシーンを強制的に見せつけられるまでにも、そこに至る理由としての物語が展開される訳で。
要するに婆さんがムラムラ病を発症してしまったんですな、若者達の性行為を覗き見して。
主人公の女を自分の若い頃の姿に重ねながら、皆が寝静まったのを見計らって性欲爆発させた婆さん、見たくもない垂れ乳ほっぽり出して夜這い開始。
邪魔するヤツ、興味の無いヤツは邪魔だと言わんばかりに刺殺したり、ワニの餌にしたりと大暴走。
で、例の大ハッスルシーンを経て、主人公との直接バトルへと縺れ込んでいくのであったのだが、ある意味若者達よりタフにも見える老夫婦にも弱点はあった。
老夫婦だけに文字通りの体力の「老い」である。
「わしゃ、婆さんとヤったら心臓発作起こすかもしれんぞ」
爺さん、やたらと胸の病気を気にしていたが、バッチリと婆さん相手にヤり遂げてるじゃねえか、と思っていたら、意外な落とし穴が!!
ええっ!そこで発作ww
すまん爺さん、俺、大爆笑してしまった。
まああれは確かに気が緩んでいる時だから、心臓に気を付けながら大ハッスルしている時とは訳が違うわな。
やっぱね、心臓に一番悪いのは「ビックリ」させられる事なんだなと、妙に説得力持たされたし、足元おぼつかない非力な老婦人に反動がデカいショットガンを撃たせてもイカンなと、ここでも爆笑。
婆さんにとっては性欲は満たされたのでその点では欲望というものに勝ったが、老いそのものには完全に負けた、て感じでしょうか。
もう一押しさえあれば主人公さえも葬り去る事が出来たであろうに、己の体力の無さを呪うがいい(多分大ハッスルした直後だったから余計にジジババ共に疲労してたんとちゃうんかな)。
「どうせ糞ったれなホラー映画でも撮ってたんだろ」
残念!そのカメラに入っているフィルムの中身はポルノですよ保安官(笑)。
署に戻って確認したらおったまげるだろうな、思ってたのと違うやんけ!てね。
署の男全員集めてポルノ鑑賞会、間違いなし。
評価:★★★☆
22/12/03DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-12-02
メーカー: ハピネットファントム・スタジオ
関連作:
『X エックス(2022)』(第1作)
『Pearl パール(2023)』(第2作)