GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 3
2023年
アメリカ
149分
アクション/アドベンチャー/ヒーロー
劇場公開(2023/05/03)
監督:
ジェームズ・ガン
脚本:
ジェームズ・ガン
出演:
クリス・プラット・・・ピーター・クイル/スター・ロード
ゾーイ・サルダナ・・・ガモーラ
デイヴ・バウティスタ・・・ドラックス
カレン・ギラン・・・ネビュラ
ポム・クレメンティエフ・・・マンティス
ショーン・ガン・・・クラグリン
チュクーディ・イウジ・・・ハイ・エボリューショナリー
ウィル・ポールター・・・アダム・ウォーロック
エリザベス・デビッキ・・・アイーシャ
シルヴェスター・スタローン・・・スタカー
ネイサン・フィリオン・・・マスター・カージャ
ダニエラ・メルキオール・・・ウラ
グレッグ・ヘンリー・・・ジェイソン・クイル
ジェニファー・ホランド・・・クォル
マイケル・ルーカー・・・ヨンドゥ
声の出演:
ヴィン・ディーゼル・・・グルート
ブラッドリー・クーパー・・・ロケット
マリア・バカローヴァ・・・コスモ
リンダ・カーデリーニ・・・ライラ
アシム・チョードリー・・・ティーフ
ミカエラ・フーヴァー・・・フロア
セス・グリーン・・・ハワード・ザ・ダック
<ストーリー>
アベンジャーズの一員として世界を救ったガーディアンズの面々が、仲間の命と全銀河の危機を救うため、最凶の敵に立ち向かっていくラスト・バトルの行方を、迫力のアクションとともにユーモラスかつエモーショナルなストーリー展開で描き出していく。(allcinemaより抜粋)
<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>
銀河の落ちこぼれたちよ、
ラストバトルを、響かせろ。
―感想―
物体X化するグルートw
こういうのもそうだけど、銃撃戦なり肉弾戦なりでクリーチャーの体液がブシャッ!と飛び散る描写はジェームズ・ガン監督なりの(良い意味での)悪趣味さ全開。
決して汚さ過ぎず、かと言って綺麗には程遠く。
この微妙な描写ラインが苦笑いにも似た楽しさを感じさせてくれて好き。
しかもここに来てまさかのロケット生い立ち談。
これがまあ泣けるんだわ。
おま、そんな壮絶な生き方を歩んでたんかよっ(´;ω;`)ブワッてね。
そのロケットをアライグマの時から実験改造しまくってたヤツが今回のヴィランであるから、ヤツの傍若無人ぷりには反吐しか出ず、そういう意味ではヴィランとしての最低最悪さが溢れ出していて良き。
ロケットの脳を奪え!
んな事させるかっ!!
てのが本筋。
ガーディアンズの仲間意識の高さ、友情の深さ、助け合い精神の厚さが三度構築され、宇宙や惑星、更には戦艦を舞台に壮大なヒーロー活劇を2時間半もの間怒涛の戦いと救出を持って魅せてくれる。
死にかけのロケットを救え!渡さない!の超真剣な展開なれど、ユーモアを絶妙なタイミングで入れているから、手に汗握る中でもちょっとした息抜きが出来るてのも作り手に対しての好感度も抜群。
ドラックスの幾度となるボケに対して冷静にツッコめるのはガーディアンズの面々だけだよ(笑)。
そのドラックスに実はお父さん気質があったという意外性にはホッコリ。
ごつい体のデイヴ・バウティスタだからこそ、その意外性にも説得力があるんだよなあ。
3作目になって強く感じたのは、ドラックスと行動を共にする事が多かった頭から触手が生えたマンティスがめっちゃキュートだって事。
ぶっちゃけ黒目は怖いものの、行く先々で見せるコロコロと変えた喜怒哀楽なリアクションには猛烈な可愛さを抱いた。
常に仏頂面のガモーラに逆らうが如くのマンティス可愛い芸、異性として惚れない方がおかしいだろうて位に俺は好意の眼差しを彼女に向けてしまってましたわ。
さて、中盤、唐突にスタローンが登場します。
この格好てもしかして、スタローンの黒歴史『ジャッジ・ドレッド』のパロディ?なんて思ったりも。
2作目での出番も少なかったけれど、結局3作目もここと、ラストでちょろっと顔出してた位だった。
でもこういう大物俳優がサプライズで現れると嬉しいよね~。
そしてやっぱりガーディアンズ映画のお楽しみは、洋楽好きなら「おっ!」てなる幾つもの楽曲使用、その場面に合ったセンスの良さ。
オープニングではレディオヘッドの『クリープ』(アコースティックヴァージョン)。
スター・ロードが自船から宇宙を眺めるシーンではフレーミング・リップスの『Do You Realize??』
Faith No Moreの『We Care a Lot』が流れた時は最高かよっ♪
他にもまだまだ名曲揃いだったがキリがないので、後は個人で調べてみてね。
あっ、ニューガーディアンズ出動場面となるエンドロール前曲はおどるポンポコリン『Come and Get Your Love』を再使用てのは監督分かってる~てなりましたわ。
とまあ結局の所、正義を貫き、友情を一番に大切にするガーディアンズがすこぶるカッコイイので、シリーズファンなら必見!必聴!!
「俺は・・・ロケット・ラクーンだ!」
意味のない生物実験、ダメ、ゼッタイ!
評価:★★★★
23/08/19Blu-ray鑑賞(新作)
販売開始日:2023-08-18
メーカー:ウォルト・ディズニー・ジャパン
関連作:
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)』(第1作)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)』(第2作)
『アイ・アム・グルート(2022)<TV>』(スピンオフ・アニメ短編集)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022)<TV>』(TVスペシャル)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023)』(第3作)