THE GLENARMA TAPES
2022年
イギリス
78分
ホラー
劇場未公開
監督:
トニー・デヴリン
脚本:
トニー・デヴリン
出演:
ウォーレン・マクック
ソフィー・ヒル
ライアン・アーリー
エミリー・レイミー
<ストーリー>
アイルランド北部のグレナームの森で、美術大学の学生5人と教授数名が消息を絶った。焼けた森の中から1人だけ生存者が救助されたが、危険な状態にあるという。彼らの身にいったい何が起きたのか。
―感想―
販売会社社員「普通のタイトルで出しても誰も見向きもしなさそうやな・・・せや!!クッソ長いタイトルで目を引かせたろ!!」
戦略的にこれは成功と言えるのか。
いや、言えるだろう。
何故かって?現に俺が釣られて借りちゃっているからさ((´∀`))ケラケラ
ファウンドフッテージもの。
残されていたビデオテープには一体何が映っていたのか!?
てのを見せるのは、この手のジャンルのセオリー通りだけど、大体が真相に迫る前に終わっちゃうんだよな。
けど、本作、なんと真犯人逮捕まで描いている。
これはかなり予想外だった。
友人の私生活をドキュメンタリーする体で初めカメラを回し始めるのだが、対象となる男子学生の家庭が超イカれてる。
あんな糞親やのに、可愛い妹がグレず真面目に学校に通っている、兄の面倒見がいいからだろうなあ。
とはいえ、その兄貴は暴力沙汰起こしたりと荒れてはいるんだけども。
それでも妹は可愛くて仕方ないんだろう、本編終盤自分の身が危うくなった時に、妹と一緒に居る自分の姿を思い出してたからね、ここはちょっと感動的だった。
んで、学校内で先生同士が不倫している疑いを持ち、ターゲットを2人に変えカメラ向けて追いかけていくのだが、その辿り着いた場所がヤバかった、となる訳。
夜に起きる出来事ではあるが、割と観易い様には撮影されていた。
只、全く怖さが無いし、結局何の儀式をしていたのか良く分らんのが難点。
けど70分強しかない映画の為、恐怖に遭遇してからの展開が早過ぎたてのは、退屈さを払拭する上では良かった様に思う。
その学生の撮影でプツンと映画を終わらせるのではなく、エピローグとして固定撮影に切り替わり、謎の集団の闇の奥へと踏み込み、首謀者と意外な生存者を捉える試みも良き。
そう考えると、これまであったファウンドフッテージものとは、少し趣向を変えた作品、と言えるかもしれない。
評価:★★☆
24/04/25DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2024-04-24
メーカー: プルーク