頭七/THE FUNERAL
2022年
台湾
103分
ホラー
劇場公開(2024/07/12)
監督:
シェン・ダングイ
出演:
セリーナ・レン
チェン・イーウェン
ナードウ
ウー・イーハン
チェン・チアクエイ
<ストーリー>
祖父が亡くなり、実家に戻ったチュンファと娘のチンシェン。ふたりは初七日まで過ごそうとするが、不気味な悪夢に悩まされ、家にはびこる怪異に疲弊していく。
帰ってきてはいけない
この家は何かおかしい――
―感想―
俺的には中々面白く観れた作品だったけれども、もう少し怖さ的なものを演出出来なかったのかなあと、そこが勿体ないというか惜しい。
幽霊の足ばかり映されてもねえ。
音で驚かすタイプで、所謂ジャンプスケアに特化した部分が多かったが、幽霊よりも怖いのは生身の人間てのはよくあるパターンではあるものの、凄く親切な身内が悪で、凄く不親切な身内が善だったてのは俺自身がそこを読めてなかったのもあって展開としては強く引き込まれました。
厳格なお父ちゃんやお姉ちゃんから「なんで帰ってきた」「この家から出ていけ!」と執拗に言い寄られた意味てのは終盤になって判明し、実はそのお父ちゃんもお姉ちゃんも、そしてお母ちゃんも・・・てのは主人公からしたら本当は自分の事を愛してくれていたから故の家から遠ざけようとしていた理由そのものが納得出来た分、悲しみが爆発するのも自然な流れだよなあ。
そこに居ると思っていた者が実は居なかった、この辺何となく『シックスセンス』を思い起こされたね。
最初はいけ好かない家族だなあと思いながら観ていましたが、結果的には娘に対した優しさに包まれた家族でありました、勿論お爺ちゃんも。
主人公の一人娘は腎臓病を患ってたものの、ラストで移植成功してたのは、母親から提供されたでよろしい?
でも、高額な医療費は・・・遺産を全部ゲットしたのがその娘て事なんだろうか、親族全員亡くなったからそうなるのは分るけど・・・。
因みに本作は本国で大ヒットした事もあり、ゲーム化もされております。
そちらはPC版しかないので、俺は遊べませんが、PS5版がもし発売されたら遊んでみたいですね。
今作の可愛い子役図鑑
シングルマザーである主人公が女手一つで育てた娘のチンシェンちゃん。
素朴で純朴で芋っぽい容姿が俺的に好み。
只、最後は闇落ちして欲しくなかったなあ。
評価:★★★☆
24/12/22DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2024-12-20
メーカー: ファインフィルムズ
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