銀幕大帝α

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生き人形マリア

2020年01月12日 14時38分00秒 | 亜細亜ホラー
MARIA LEONORA TERESA
2014年
フィリピン
103分
ホラー
劇場公開(2019/07/27)




監督:
ウェン・V・デラマス
原案:
ウェン・V・デラマス
出演
ジョディ・サンタ・マリア
イザ・カルザド
ザンジョー・マルード
マリア・イサベル・ロペス




<ストーリー>
バス事故によって子どもを亡くした親たちの前に現れた精神科医のマノロ博士。悲しみを癒すためと言って、博士は亡くなった子どもそっくりの人形を親たちの下に置いて行くのだが…。

―感想―

フィリピンの個室トイレて上部にも囲いがないのね。

プライバシーの問題よりも、覗き魔出没しないのかそこに不安が生まれるわ。

バス事故の惨状が悲惨過ぎ。
血まみれの幼児達の姿を観るのは例え映画とはいえ胸が痛む。
そんな悲しみも癒えぬ家族に突然現れた精神科医が突き出すリアルドール。
「これを我が子だと思って下さい。」

キモいわ!
気味悪いわ!!
いやいやいやこんなのを我が子の様に愛して、なんて無理ですよ!

て、承諾するんかーい。
フィリピン人の感性が分からんなあ。

あれだね、フィリピン版『チャイルドプレイ』。
悪魔の人形が生きた子供の様に走り回り、我が子を失った遺族を次々に殺しまくる、傷口に塩を塗るような残酷物語。
このリアルドール、意思を持ち始めると結構文字通りリアルに表情を変えます。
この辺、良く出来ていた。
又その表情が不気味なんすわ。

なんでこんな殺人人形を精神科医が遺族に渡したのか、そこはきちんと明かされます。
そう全ては焼け死んだ息子の為。
目には目を歯には歯をてやつですか。
黒魔術の効力半端ねえ。
おっさんの恨み節、容赦ねえ。

最初らへんの動く人形は、それこそ地味に動かしている演出に見えたけど、後半はモロに子役に人形のマスクかなんかを顔に着けさせて大人を襲わせてみた、そういう作り。
ぎこちない動きの方がホラー色を強めるから、それを最後まで徹底して欲しかった気もするが。
アジア地域特有のじめっとした雰囲気は出ていたね、平均的な怖さ、面白さ、陰湿さは目で感じる事が出来ました。

今作の可愛い子役図鑑
父親は担任教師、そしてゲイ。

自ら「可愛い」と言っちゃうのかい?(笑)。
いいんだよ~、誰よりも可愛かったからね、おいらもニンマリさ。
一番可愛い子だけあって、この子の魂は怨念には取り憑かれず最後まで父親を愛していたという部分は唯一の救いだったかもね。

評価:★★★
20/01/11DVD鑑賞(準新作)
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