DRAGON BALL SUPER: SUPER HERO
2022年
日本
99分
SF/アクション/アドベンチャー
劇場公開(2022/06/11)
監督:
児玉徹郎
原作:
鳥山明
脚本:
鳥山明
キャラクターデザイン:
鳥山明
声の出演:
孫悟空/孫悟飯 ・・・野沢雅子
ピッコロ ・・・古川登志夫
ブルマ ・・・久川綾
ベジータ ・・・堀川りょう
クリリン ・・・田中真弓
トランクス ・・・草尾毅
Dr.ヘド ・・・入野自由
ガンマ1号 ・・・神谷浩史
ガンマ2号 ・・・宮野真守
マゼンタ ・・・ボルケーノ太田
カーマイン ・・・竹内良太
<ストーリー>
かつて悟空が壊滅した悪の組織・レッドリボン軍。復活した彼らは新たな人造人間、ガンマ1号とガンマ2号を誕生させる。不穏な動きを察知したピッコロは、レッドリボン軍の基地に潜入するが…。
―感想―
最近のドラゴンボールは観てないので分かりかねない部分もあるが、何故か劇場版は気になって借りてしまう私です。
毎回、悟空が主役じゃマンネリ化してて面白くないだろうからと、ピッコロさんを敢えて真ん中に置いたその着眼点は良いと思う。
現にピッコロさんを中心にした事で、悟飯を含め、彼を慕うキャラが集結し、新たに出現した悪に立ち向かうという構図が上手い具合に出来上がり、愛とは何か、勇気とは何か、正義とは何かといった紛れもない熱き戦いの中に感動を詰め込んだスーパーヒーローものとして生み出されていた。
口は多少荒いが、優しさは秘めているピッコロさんが平和ボケしている悟飯を娘使って奮い立たせる流れや、彼なりの作戦で文字通り巨人な敵を自身も巨大化し食い止めつつ仲間達の加勢もあって徐々に弱体化させていく流れが本当に面白い。
悟空が居なくても俺達でなんとかするんだ!という強い気持ちが全員から見て取れて、結果的には激闘の中において一人一人がヒーローとしての活躍を画面一杯に映し出すのだから、個々の絶対に負けてなるものかという姿を見続けていると、ほら、なんだか熱いものが胸に込み上がってきちゃったよ。
中盤までは適度にコメディタッチな描写を入れて鑑賞者を楽しませ、それ以降は雰囲気ガラリと変えた糞真面目なアクションを怒涛の連続で描き鑑賞者を愉しませる。
異なった楽しさを2倍凝縮させた本作は実に見所が多く、決着後の大団円まで幾度となく感情を大きく揺さぶられた。
悟空ファンには物足りないかもしれないが、ピッコロファンには堪らない仕上がりだと思うし、個人的には悟飯の愛娘パンの可愛さたるものや、もうニヤニヤしっ放してのも含めて傑作。
皆口裕子さんの声が又絶妙に合ってるんだわ、もうほんときゃわわ。
評価:★★★★
23/02/20DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-12-07
メーカー: フジテレビ
関連作:
『ドラゴンボール超(スーパー)(2015~2018)<TV>』(TVシリーズ)
『ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー(2018)』(劇場版)
『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022)』(劇場版第2弾)