銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

サドン・デス

2015年02月23日 21時04分19秒 | 洋画アクション
SUDDEN DEATH
1995年
アメリカ
111分
アクション
劇場公開(1996/06/01)



監督:
ピーター・ハイアムズ
撮影:
ピーター・ハイアムズ
出演:
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
パワーズ・ブース
レイモンド・J・バリー
ホイットニー・ライト
ロス・マリンジャー
ドリアン・ヘアウッド
ケイト・マクニール
マイケル・ガストン
オードラ・リンドレイ
ブライアン・ディレイト




<ストーリー>
元消防士のダレンは、娘と息子を連れ、スタンレー・カップ決勝戦を見にやってきた。しかし観戦に来ていた副大統領の特別室にテロリストが乱入。スタジアムに複数の爆弾を仕掛け、法外な要求を政府に突き付ける。偶然、その企みを知ったダレンは爆弾を解体しようと必死になるが、娘も人質となってしまう…。

-感想-

この映画の何処が見所なのかだって?
そりゃあ追っ手から逃げ切る為にアイスホッケーの選手に化けてキーパーとしてファインプレーしちゃうヴァン・ダムでしょ(笑)。
アマの腕でもプロの世界で通用するというトンデモなシーンだった。
相手選手をぶん殴って、監督やチームメイトに素性がバレる事もなくそそくさと退場する所までが見所だ!(ほんまか?)

本当に凄いのは親父の言い付けを守り、石の様に動かなかった息子。
「例えビルが爆破されてもここを動くな!」
「分かったよ、父ちゃん…」
小僧、偉い!
私なら怖くて逃げるわ。
頭上ではドッカンドッカン、観客全員大パニック。
そんな状況下に置かれても「逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。。。」
米国版碇シンジだな。

『ダイ・ハード』の大ヒットに影響されて作られたであろう、同じ流れを組んだ限定空間アクション。

早々に身元が割れ、テロリストに命を狙われるヴァン・ダムだが、追撃を交わしながら何故か彼らが仕掛けた爆弾の位置をピンポイントで察知し、元消防士という肩書きを武器にそれら爆弾の解除に挑む。
でも殆ど解除出来ぬまま、時は過ぎていく。
解除シーンよりもリアルファイトを主に展開させたのは、やはり武道派俳優として名を馳せていたヴァン・ダムだからこそかもしれない。
ヴァン・ダムお得意の華麗な回し蹴りが随所に炸裂。
女だろうが容赦しねぇぜ!!

息子からぶん取った水鉄砲を即席の火炎放射器に作り変えちゃうとか、そういう小道具の活躍も面白い。

娘が首謀者の手の甲におもちゃのハンコを暴れた弾みで押しちゃいますが、これ後に伏線にはなっているものの、もう少し違う形で応用させて欲しかったなぁ。
押した娘が見付けるのではなく、首謀者の顔を知らないヴァン・ダムが「このハンコは・・・まさか!」ていう感じにしてくれた方が、ていうかそういう形になるものだと思っていたので、そこだけは少々拍子抜けだった。
その娘なんだが、親父に似て腕力がめっちゃある。
普通なら落ちてるよ、あれは。

ヘリ墜落時に首謀者とヴァン・ダムが目を合わせるシーンがちょっと好き。
スケートリングに落ちて大爆発しちゃうヘリシーンは、本当の施設を使っているのかな。
ドームの開閉天井の間をまた上手い事スポッと落ちていきました(笑)。

演出の粗は多少あるものの、思いの外ダレる事なく観れた作品。
ヴァン・ダム主役の映画の中でも“楽しめる”1本やと思います。

この頃の(若い)ヴァン・ダムは結構なイケメン、てのを再確認。

評価:★★★☆
15/02/22DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2003-01-01
メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ルパン三世 | トップ | 捜査官X »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>カズさんへ (ヒロ之)
2015-02-28 22:56:45
こんばんは!
コメントありがとうございます。
古い作品なのですが、面白いというコメントを頂きましたので、まだ未視聴な事もあり本作を鑑賞しました。
少し無理矢理な場面もあるのですが、ヴァン・ダム作品としては面白い部類に入るのではと思います。
アクションシーンが痛快だと必然と評価も上がりますよね。
返信する
Unknown (カズ)
2015-02-27 21:39:38
こんばんは
懐かしいですね プロ選手に化けてのプレーとか
無理もありますが 楽しめますよね
痛快で 安定力ありますよね
返信する
>morkohsonimapさんへ (ヒロ之)
2015-02-27 02:44:50
こんばんは!
こちらにもありがとうございます。
結構この作品、皆さん劇場で観られているんですね。
私は教えてもらうまで知りませんでした^^;
「ハードターゲット」というタイトルは存じているんですが、そちらも未見です。
時間に余裕があれば観てみます。
中々に面白い作品でした。
ところでもう、ブログの方は再開される予定はないのですか?
返信する
「プレデター」で (morkohsonimap )
2015-02-27 02:10:24
シュワちゃんと戦っていたヴァンダムの
出演作品では
私はジョン•ウー監督の「ハードターゲット」が好きな作品ではありますが、この映画は今はなきミラノ座で鑑賞した記憶があるのですが
監督がハイアムスなのでそれなりに見応えがありましたねぇ
返信する
>ふじき78さんへ (ヒロ之)
2015-02-27 00:00:27
こんばんは!
こちらにもありがとうございます。
ふじきさんもこの作品は劇場で観られてたんですね。
「ダイ・ハード」の亜流的な作品ですけど、面白さはありました。
料理人は出番が済んだから帰されたのに、料理途中のまま帰っちゃったみたいでしたね。
ちゃんと後片付けを終えてから帰れよ、ですわ(笑)
返信する
Unknown (ふじき78)
2015-02-25 09:10:03
これ、劇場で観たなあ。
ピーター・ハイアムズがヴァンダムとかーと思ってたのだけど、「腐ってもピーター・ハイアムズ」で、予想外に面白かった。無人のキッチンで唐揚げ用の油がグツグツゆだってる所がそっちの方が危険だろって感じで面白かったことだけ強烈に覚えてます。
返信する
>大阪ひろきさんへ (ヒロ之)
2015-02-24 22:48:03
こんばんは!
コメントありがとうございます。

これは大阪ひろきさんからお勧めされてましたからね。
私はお勧めがあればなるべく(店の在庫状況によりますが)鑑賞するようにしていますので、本作もレンタルしてきました。
「ダイ・ハード」の流れに沿った内容だとお聞きしてましたので、限定空間の話が好きな私は楽しみにしていました。
うわっ!結構色んな「ダイ・ハード」映画があるんですね!
ここまでタイトル名が挙げられる大阪ひろきさん、凄いです。
間違いなく私よりもお詳しいですよ。
だって見ていない作品ありますもの(「ハイ・リスク」です)。

この作品も普通の人が家族の為にテロリストに立ち向かうという話でしたね。
誰も信用できず、一人で戦い抜く姿はまさに「ダイ・ハード」でした。
あ、なるほど。
ヘリ墜落の目を合わせるシーンでのスローモーションは「ダイ・ハード」のボス落下シーンを彷彿させてますね。
確かにあれはオマージュを捧げたシーンなのかもしれません。
ヴァン・ダムらしい華麗なキックなどのアクションも見れて、なかなかに面白い作品でした。
お勧めありがとうございました。
返信する
こんばんは。 (大阪ひろき)
2015-02-24 00:30:24
ヒロ之さん、こんばんは。
おお~「サドン・デス」、ご覧になられたんですね。
ありがとうございます^^
結構、楽しめたみたいで、良かったです。
僕も、本作は、劇場公開時、映画館で、観ました。
10年に一度の大傑作と言われた「ダイ・ハード」が大ヒットしたあと、建物や乗り物がテロリストに占拠されて、その中に、偶然に、居合わせた、主人公が孤立無援で、大勢の敵と戦う!って言うプロットのアクション映画が沢山制作されましたね。
セガールの海洋版ダイ・ハード「沈黙の戦艦」や「暴走特急」、スタローンの山岳版ダイ・ハード「クリフハンガー」、ジェット・リーの香港版ダイ・ハード「ハイ・リスク」、海洋版ダイ・ハード「スピード2」、学園版ダイ・ハード「トイ・ソルジャー」、空のダイ・ハード「エアフォース・ワン」、女性版ダイ・ハード「ハードネス」や「フォース」、和製ダイ・ハード「ホワイトアウト」、ホワイト・ハウス版ダイ・ハード「エンド・オブ・ホワイトハウス」や「ホワイトハウスダウン」、ジェッキー映画版ダイ・ハード「ポリスストーリー/レジェンド」そして、格闘少女版ダイ・ハード「ハイキック・エンジェルス」などなど。他にも沢山ありますね。
この「サドン・デス」も、そう言った感じの「ダイ・ハード」型のアクション映画でしたね。
「ダイ・ハード」の後継作、あるいは、バンダム主演の作品の中では、上位の方だと思います。
やはり、限定空間での戦いは、終始緊迫感を持続したままの展開が続くので、最初から最後まで、観入ってしまい、物語に、引込まれますよね。
バンダムは、苦戦しながらも、一つ、一つの問題をクリアしながら、何とか、ピンチを乗り越えて行くところに面白味を感じます。この辺りは、本家の「ダイ・ハード」でも、ブルース・ウィリスは、超人ではなく、普通の刑事役を演じていたので、共通するものがあり、ニヤリとしました。
そらから、「ダイ・ハード」では、夫婦愛が描かれていましたが、本作では、親子愛が描かれていて、お話に深みを持たせていたので、アクションだけではなく、ストーリーも、泣けたし、感動も、出来たので、とても見応えがありましたね。
「ダイ・ハード」同様に、「なるほど、今度はそう来たか。」みたいな機転を利かせたアイディアなり、捻りが、随所に散りばめられていたので、唸らされてしまいました。ヘリ墜落時に首謀者とヴァン・ダムが目を合わせるシーンは、「ダイ・ハード」のボス役を演じたアラン・リックマンのスローモーションを使用したビルからの落下シーンへのオマージュではないかと推測しています。
あと、着ぐるみを着た女性とバンダムとの肉弾戦も、手に汗握りましたね。
敵が強すぎましたね。
怒涛のアクションの連続に興奮して、親子愛にホロリとさせられる良作でしたね。
それでは、失礼致します。
返信する

洋画アクション」カテゴリの最新記事