誤殺/SHEEP WITHOUT A SHEPHERD
2019年
中国
112分
サスペンス/犯罪/ドラマ
劇場公開(2021/07/16)
監督:
サム・クァー
出演:
シャオ・ヤン:リー・ウェイジエ
タン・ジュオ:アユー
ジョアン・チェン:ラーウェン警察局長
フィリップ・クン:デゥポン議員
シュー・ウェンシャン:ピンピン
チョン・プイ:食堂の主人ソン
<ストーリー>
妻とふたりの娘たちと幸せに暮らす映画マニアのリー。ある日、娘が誤って暴行犯を殺してしまい、リーと家族は犯罪映画のトリックを応用して完全犯罪を計画する。
疑われたのはある平凡な一家――
家族は秘密で強くなる。
―感想―
2019年
中国
112分
サスペンス/犯罪/ドラマ
劇場公開(2021/07/16)
監督:
サム・クァー
出演:
シャオ・ヤン:リー・ウェイジエ
タン・ジュオ:アユー
ジョアン・チェン:ラーウェン警察局長
フィリップ・クン:デゥポン議員
シュー・ウェンシャン:ピンピン
チョン・プイ:食堂の主人ソン
<ストーリー>
妻とふたりの娘たちと幸せに暮らす映画マニアのリー。ある日、娘が誤って暴行犯を殺してしまい、リーと家族は犯罪映画のトリックを応用して完全犯罪を計画する。
疑われたのはある平凡な一家――
家族は秘密で強くなる。
―感想―
タイに住んでいる中国人家族ていう設定なんかな。
お父さん、かっけえ!
俺も所帯持つとなったら、こんなお父さんになりてえわ。
映画好きてのも一緒やし、結婚して子供出来たら、このお父さんと同じ様になれるチャンスあるか!?
いやまて、自分の娘が強姦されることが前提やんけ、それはアカン、普通の幸せを過ごしたいっす。
完全犯罪に参考にした映画がハリウッド映画でもなく日本映画でもなく、ヨーロッパ映画でもない。
なんと韓国映画の『悪魔は誰だ』。
目の付け所がすげえよ。
『悪魔は誰だ』は良く出来た映画だったからね、そう考えるとやっぱり韓国映画のサスペンスものって何処の国よりも脚本からして完成度が高いのだろう。
それは俺自身も認めている位だし。
絵に描いたようなクズ青年とその親。
お偉い役職に就いている親の息子てのは甘やかされて育てられたからか相当のバカ、んでワル。
なんかこの構図、日本でもちょっと前にあったなあ。
例え不良息子でも可愛い我が子ではあって、息子の行方不明に関与しているであろう平凡な家族を警察での地位を盾に鬼畜的な尋問をする姿に腸煮えくりかえる思いで観てしまう。
けど、どうやってアリバイを作り、その尋問に対して知らぬ存ぜぬで通していくのか、その過程が緊張感あり過ぎて見入ってしまった。
上級民VS.下流家族
完全犯罪がバレるかバレないかの駆け引きは見応えがあり、死体を隠した墓を大勢の町の人達やメディアの前で掘り起こすシーンは紛れもなくベストハイライトだろう。
「違うじゃないか!」
罪のない家族を拘束した事に怒り爆発した人達によって暴動にまで発展した事件の顛末。
しかし、話はそこで終わらないてのがミソ。
不慮な事故で殺害してしまったとしても罪は罪。
その罪を隠したままするのか、それとも。
お父さんが最終的に取った行動、それに続くかのように妻と娘までもが・・・大変興味深く面白く観れた内容であったが、物凄く考えさせられる内容でもあった。
映画好きのお父さんが架空の話として思いついた脱獄計画。
このオープニングで描かれたものが現実となるけれど、実行しちゃうんかね(笑)、ポジティブな方向に想像を膨らませる憎いエンディングでした。
これはあくまでも個人的な印象、娘役の女優さんが広瀬アリスに若干似てるような似て無いような。
後、本作は吹き替えがあり、もしそれが無かったら中国映画を字幕で観るのはちょっと・・・と躊躇しちゃう俺なもんで、吹き替えが収録されているのが分かって借りたけど、仮にもし吹き替え無しかよ、じゃあいいやてスルーしていたら、とんでもない大傑作を見逃してしまう所だったんだよなてのを思うと、吹き替え入れてくれてサンクス!
評価:★★★★★
21/11/25DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2021-11-19
メーカー:インターフィルム
関連作:
『ビジョン(2015)』(ヒンディー語リメイク)
『共謀家族(2019)』(中国版リメイク)
オフィシャル・サイト
情報<2020東京・中国映画週間>
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