2015年
日本
100分
青春
劇場公開(2015/02/20)
監督:
岩井俊二
製作:
岩井俊二
企画・プロデュース:
岩井俊二
原作:
岩井俊二
脚本:
岩井俊二
音楽:
岩井俊二
声の出演:
蒼井優:有栖川徹子(アリス)
鈴木杏:荒井花(ハナ)
<ストーリー>
岩井俊二初のアニメーション監督作。自身が2004年に原作・脚本・監督を務めた実写映画『花とアリス』の前日譚となる、ふたりの少女の出逢いと冒険を描く。前作で主人公のアリスと花を演じた蒼井優と鈴木杏がそのまま今作でも声優を務める。
君の名前は?
-感想-
日本
100分
青春
劇場公開(2015/02/20)
監督:
岩井俊二
製作:
岩井俊二
企画・プロデュース:
岩井俊二
原作:
岩井俊二
脚本:
岩井俊二
音楽:
岩井俊二
声の出演:
蒼井優:有栖川徹子(アリス)
鈴木杏:荒井花(ハナ)
<ストーリー>
岩井俊二初のアニメーション監督作。自身が2004年に原作・脚本・監督を務めた実写映画『花とアリス』の前日譚となる、ふたりの少女の出逢いと冒険を描く。前作で主人公のアリスと花を演じた蒼井優と鈴木杏がそのまま今作でも声優を務める。
君の名前は?
-感想-
凄く面白かったです。
いや、作り込まれた隙の無いストーリーに堪能させられたと書いた方が良いかも。
「殺人事件」となっているけれど、全然殺伐としたアニメでは無いです。
寧ろ、クスッと笑える場面もあれば、仄々とした場面もあったりして、鑑賞前の予想を完全に裏切る“THE・青春!”て感じな仕上がり。
花とアリスは実写版でそれぞれを演じた蒼井優と鈴木杏が本作でもそれぞれの声をあてているんですが、喜怒哀楽の声変化が上手くて別段違和感を抱く事も無くすんなりと馴染めました。
特に初め引き篭もりだった花(中盤までは殆どその姿を見せません)は声のトーンが暗かったのですが、初恋相手を探す為にアリスと行動を共にする様になってからは少しずつそのトーンが明るくなっていき、性格自体にも変化が現れ出します。
この辺の鈴木杏の声の使い分けの達者ぶりには聴いている私も気分が心地良くなりましたし、根暗な少女から徐々に前向きな少女へと脱していく様にも元気を分けて貰っている様で観ていて楽しさを覚えましたからね~。
何かと花の為にあちこちを駆け回るアリスの少しドジだけど思い遣りと負けん気は人一倍強い姿勢は好印象で、このハツラツとしたアリスというキャラクターは誰でも好きになるんじゃないかなぁ。
アリスが花と出会い街に出るまでは謎多き部分があります。
同級生達が噂する「殺人事件」って何なのか。
それに直接関わるユダと4人の妻ってどういう意味なのか。
それら全ての謎は後半に紐解かれるのですが、そのスッキリ感が半端無いの。
なんだそういう事かと、ホント他愛も無い事だったんだけど、途中で切れていた線が繋がって綺麗な円として話が一つに纏まるラストは爽快でしたねぇ。
間違った人物を追跡するも相手にバレちゃってそのまま成り行きに任せて一緒に駅まで徒歩移動するアリスと渡辺さんとのエピソードはのどかで楽しかったし、花が車輪に巻き込まれたと勘違いして全速力でトラックを走って追いかけるエピソードにはアリスの優しさが見れてホッコリ。
何の後腐れも無く、完璧な形としてハッピーに終わるのも堪らなく好い。
実写版は満点付けた程大好きな作品でしたけれど、これも非の打ち所がない程に素敵なアニメでした。
アリスって両親が離婚する前は苗字が黒柳だったんだね。
黒柳徹子・・・。
ちょっと私だったら自分の名前紹介するのが嫌になっちゃうな(笑)。
アリスのバレエ仲間の女子の声、私は好きですよ。
特徴有り過ぎだけど、なんか聴いてて癒された。
アニメの中の声というのが多少は手伝っているかもだけど。
実際にあんな声の女子が恋人だったら、もっとシャキシャキ喋れ!てなっちゃうかもしれないけど、でも、嫌いじゃないです。
花とアリス。
偶然では無く運命的に出会った2人の少女の温かみ溢れる交流に皆さんも是非、心を引き付けられながら観て欲しい大傑作青春アニメ。
岩井俊二監督にこの手の作品を撮らせると天才的な才能を発揮するよな~。
評価:★★★★★
15/08/19DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-08-12
メーカー:ポニーキャニオン
オフィシャル・サイト
関連作:
『花とアリス(2003)』(WEB版)
『花とアリス(2004)』(劇場版)※個人的評価:★★★★★
『花とアリス殺人事件(2015)』(アニメ版)