現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

ベオウルフ 呪われし勇者

2007年12月22日 | 映画
ある国で起こっている怪物の襲撃騒動。怪物を倒すため、はるばる海を渡り、一人の勇者がやってきた。名をベオウルフと言った。

ベオウルフは、相手が武器を持たないなら、自らも素手で戦うと言い放ち、見事に怪物を退治した。さらにその母親である怪物をも打ち倒したベオウルフは、最大の賛辞を受ける。その直後、王が自殺とも取れる行動で死に、ベオウルフが王となった。

勇者としての力に加え、富、名声、権力。全てを手に入れたベオウルフ。しかし、その裏には、先代の王より続く、断ち切ることの出来ない呪いがあった。

… …

アンジー扮する怪物に呪いをかけられるという部分だけが、予告編などで特に記憶に残っていたため、そこに行くまでがとにかく長く感じた。なにしろ、そこがちょうど中間地点だったくらいだから。

怪物退治の前半は、とにかく姿形を気持ち悪く描いているので、観ていてあまり気持ちのいいものではなかった。その中で、怪物にあわせて全裸になったベオウルフの股間が映りそうになると、誰かの腕や置物などで上手く隠れるようにしているのが気になって、笑いそうになってしまった。いっそ、モザイク処理してくれた方が潔くて気にならなかったのに。

後半のアクションシーンはさすがと言いたくなる迫力で圧巻だった。でも、いかんせん、勇者が簡単にアンジー(扮する怪物の母親)の魅力に負けちゃってるシーンがあるから、いまいち気持ちは乗り切らなかった。やむを得ずにかけられた呪いだったらいざ知らず。仮にも勇者なら、そんな簡単に折れないでよ~。って感じだった。

アンジーみたいな怪物だったら、魅力に負けても仕方ないかと思いつつ。全体的なストーリーのバランス、ベオウルフの役回りなどがいまいちだったから、やや期待外れだった。
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ナショナルトレジャー リンカーン暗殺者の日記

2007年12月22日 | 映画
冒険家ベン・ゲイツは、講演会で先祖であるトーマス・ゲイツのことを誇らしげに語っていた。南北戦争終戦直後、黄金都市にまつわる暗号の謎解きを依頼されたが、依頼人が南軍の者だと知り、暗号が書かれた日記を焼き、財宝が渡らぬようにしたのだと。

そんなトーマスに、ふいに「リンカーン暗殺者一味の一人」という汚名を付けられてしまった。汚名を晴らすためには、父から伝え聞いている黄金都市を巡る謎を解くしかない。
ベンは、天才ハッカーのライリーに、元恋人で国立公文書館の責任者アビゲイル、両親を巻き込みながら謎を解いていく。

… …

前作同様、謎解きアドベンチャーあり、ミッションありと盛り沢山な内容だった。バッキンガム宮殿の王妃の部屋に忍び込んだり、アメリカ大統領を誘拐したり。ミッションインポッシブルでも相当な準備をしてから行動に移すようなことを簡単にやってしまうから驚きだ。

それがそんなに気にならないのは、本質が謎解きにあるから。謎を解いていくまでのプロセスは、やや早口で一部付いていけない部分もあった。これも前作同様なところ。それでも、話を追いかけていくには充分だった。

悪役として出てきたウィルキンソンが後半になるにつれ、やや丸くなってしまったのが少し物足りないところか。悪役は最後まで悪に徹してくれないと。と思ってしまった。

それにしても、大統領しか知らない秘密の日記。そんなものが本当に存在するのだろうか。もしあったとしたら、それはそれでちょっと面白いのかもネ。
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アイ・アム・レジェンド

2007年12月22日 | 映画
未曾有のウイルス感染によって死滅したニューヨーク。その中で唯一の生存者・ネビルは、感染源であったニューヨークで、今もなお血清の研究をしていた。

愛犬サムと共に街へ。ラジオで生存者がいないか呼びかけ、レンタルショップで動かないマネキンに声をかけ、日没前に家に帰る。感染者は紫外線に弱く、夜間や日の届かない場所でしか活動しないからだ。家に帰ると、ウイルスに感染した動物をモルモットに実験をする。ネビルはただひたすらに、その繰り返しの日々を送っていた。

… …

孤独という見えない敵と戦いながら、ひたすら自分の使命を全うしようとするネビル。血清が出来ても本当にそれが世界のためになるのか。もし本当に生存者が世界に自分一人だったら。

孤独、感染者、先の見えない未来。いくつもの恐怖を感じながらも、必死に生きるネビルの姿がヒシヒシと伝わってくる前半。生存者がいると分かり、逆にその状況に戸惑い、精神的に不安定な状態を露呈してしまう後半。

ネビルという人物の心情が、痛いほどストレートに伝わってくるのは、やはり自分一人だけという、仲間のいない状況をことさら寂しく描いているからだろう。

それだけに最後のあの締め方は、あまりにあっさりし過ぎていたように思う。もう少し彼の生き方が報われた形にして欲しかった。
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BLEACH The DiamondDust Rebellion

2007年12月22日 | 映画
数十年に一度、保管場所を遷移させるソウルソサエティー王族の秘宝・王印を護衛する護廷十三隊・十番隊隊員。そこを何者かが襲撃し、隊長・日番谷冬獅郎らが応戦するも王印を盗まれてしまう。そして、逃げた盗賊を追いかけ、冬獅郎も姿を消してしまう。

現世で傷を負って倒れている冬獅郎を発見し手当てをした一護だったが、目覚めた冬獅郎は何も言わずに去ろうとする。引き止める一護と交戦する冬獅郎。そこへ盗賊と思われる輩が襲来し、その最中、冬獅郎はまた姿を消してしまう。

現世へ駆けつけたルキアと恋次に、冬獅郎が草冠なる人物の名を口にしていたことを告げる一護。果たして冬獅郎は何をしようとしているのか。草冠とは一体何者なのか。

… …

全体的には、アニメ・ブリーチのまま、劇場版のオリジナルストーリーという位置付けで充分見応えのある内容だったと思う。前作に比べてブリーチらしい内容になっていたと感じたけど、それはきっと原作・アニメの本編でも登場機会の多い日番谷冬獅郎を主要キャラに置いたからだろう。映画ならではのオールキャスト揃い踏みも、ありきたりな展開だけど、嫌味がなく劇場版の良さと思えた。あとはもう少しオトボケシーンがあればなぁという感じ。コンがまったく出てこなかったのはちょっとガッカリ。(そう考えるとオールキャストじゃないか

ブリーチらしい内容だったとは言うものの、細かく言えば、疑問に思える点もあった。例えば、斬魄刀本体と死神の位置付け。原作者が出来る限り関わった(パンフ情報より)という割りに、斬魄刀と死神の関わり方が原作とは一線を画しているように思えて、いまいち納得出来なかった。あの描き方だと、少年ジャンプ新年3号に掲載された冬獅郎を主人公にした読切作品とも少し違う気がする。
原作は原作、アニメはアニメと割り切っても良いけど、劇場版公開に合わせた掲載だけに少し不満。

あとは、オリジナルキャラで草冠宗次郎の側近二人の服装。キャラクターデザインをした人の趣味なのだろうか?あまりに場にそぐわない格好だったから思わず苦笑いしてしまった。

朝早い回で観たのだが、かなり多く客が入っていて正直ビックリだった。まあ、大半が子供だったのは言うまでもないけど。改めてブリーチが今人気のある作品だと思い知った。
コメント (2)
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