大会が終了して一週間。平日にちまちまと録画分を消化しつつも、世界柔道が始まってそっちに時間を取られて…。ようやく見終わった。
大会期間中に消化した分も結構あるから、正直記憶も曖昧。それでも、書こうかなと思っていた分くらいは、いくつかピックアップして書こうと思う。
… …
男子400m予選・決勝。
予選には日本の金丸選手が出場。前回大会では、予選のレース中に負傷して途中棄権だったから、まずはレースを走り切れるかというところで少しハラハラ。レースは走り切ったけど、タイムは平凡で予選突破はならず、残念。中継映像ではスタート前の金丸ダンスが見られなかったが、実際やってなかったのかな?だとすると、それも少し残念だった。
決勝の注目は何と言っても、ウォリナー vs. メリットのアメリカ対決。2年前までは、ウォリナーの凄さに圧倒されていたけど、まさかこんなに早くウォリナーを上回る選手が現れるとは思わなかった。と、それは北京五輪の感想。
ウォリナーのリベンジなるかが今大会の注目だったけど、最後の100mで見せたメリットのスピードにウォリナーはついていけなかった。結果は、メリットが金、ウォリナーが銀だった。
そんな二人の後方で3位に入ったのは、トリニダード・トバコのクオウ。前半200mはかなり後ろにいるのに、後半200mで脅威の追い上げ。この選手、前半をもうちょっと速く走ったら、アメリカの二人に勝っちゃうんじゃないの?と次回の世界陸上までの楽しみが増えた気分。
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男女棒高跳び。
女子は3日目くらいだったか、イシンバエワの記録ナシが忘れられない。でも、棒高跳びや走り高跳びでは、いかにして跳ぶ回数を減らして後半に体力を温存するかが記録更新や上位を狙う上で必要なわけで、起こりえることなんだよね。
そんなイシンバエワは、つい最近、別の大会で自身の持つ世界記録を更新したらしい。やはり、リアルタイムで記事を書かないといかんなぁ
男子は澤野選手。今大会にはキャプテンとして出場。何とか2大会ぶりの決勝進出を果たすも、予選でクリア出来なかった5m65を決勝でも跳べなかった。結果は9位。結果以上に、5m65の2回目と3回目の跳躍がほとんど同じ失敗に見えたのが残念だった。
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女子走り高跳び。
前回覇者のブラシッチ vs. 地元ドイツの新鋭フリードリヒの美女対決は予選から大注目。決勝進出ラインと見られる高さもパスして全く跳ぶ気配を見せないフリードリヒに対し、こんな序盤から跳ばなくてもと言いたくなるくらい跳躍の回数を重ねるブラシッチ。結局、フリードリヒはたった1回の跳躍で予選を突破。ブラシッチも当然予選を突破した。
決勝は、2人にロシアのチチェロワを加えた三つ巴の様相となった。誰が飛び抜けているということはない、一進一退の争いだった。
中盤、ブラシッチが観客の手拍子とリズムが合わず、結果としてジャンプに失敗したときはちょっと心配になった。でも、そこは女王の風格か、真剣勝負を見たい観客の気持ちか。その後、自然発生している手拍子にリズムが合わないと見るや、自らもう一度手拍子を要求し、観客もその要求に応えて手拍子を始める。会場の一体感を観た思いになった。
三つ巴の勝負は、ただ一人、ブラシッチが2m04をクリアしたところで決した。チチェロワは2m04の3回目を失敗し、2m04の3回目をパスして2m06に挑戦したフリードリヒが失敗してブラシッチの金メダルが決定。2m04をクリアした直後、ブラシッチがいつもの(変な?)ダンスを見せたのも頷ける行為だったわけだ。
女子走り高跳びでは、22年間破られてない世界記録の更新へも期待がかかっていたけど、残念ながら記録更新はならなかった。
それにしても、銅メダルを獲得したフリードリヒは、予選の跳躍後に見せたパフォーマンスと言い、決勝で跳躍前のアップ映像でカメラに向けて表情を作ったところと言い、かなりのエンターテイナーだなと感じた。パフォーマンスを練習されても困るけど、こういう選手は見ていて楽しいので、“美女対決”という言葉を抜きにしても、今後の女子走り高跳びに期待したくなった。
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男子4×100mリレー。
北京五輪で銅メダルを取ったメンバーからは、朝原選手が引退、末続選手が休養中ということで、メンバー2人が新加入。自己記録で塚原選手を上回る記録を持つ江里口選手が1走、塚原選手が2走、3走は高平選手で変わらず、アンカーは藤光選手という布陣。
合宿でリレーの練習をしているだけあって、新チームだけどバトンパスはかなり安定していた。4位とメダルには一歩及ばなかったけど、アメリカが決勝に残っていないことを差し引いても充分な結果だと思う。これでアンカーの藤光選手に、朝原選手のような“他国に力負けしない”という迫力がついてくれば、本当に面白くなる。数年前からあとちょっとでメダルなのにと期待を込めながら見ていたリレーチームと同じくらいの期待を込めて見ていきたいと思った。
男子4×100mリレーはジャマイカが世界新は逃すも圧勝。アメリカは予選の3走からアンカーへのバトンパスが、3走が持っていなければならないゾーンでの“早過ぎる”バトンパスだったことが判明しての失格だった。予選2日前くらいから、アメリカチームがリレーの練習をしていると聞いて、前々回大会みたく予選失格とかにならなきゃいいけどと思っていたらその通りになってしまった。
やはりアメリカチームにリレーの練習は不要ってことか。まあ、強豪国に真剣にリレーの練習されたら、日本の付け入る隙がなくなって困るんだけどね。
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他にも書きたいことがあった気がするけど、さすがに日が空いたし、ここまで書いてだいぶ満足出来たので、ここで終わりにしようっと
大会期間中に消化した分も結構あるから、正直記憶も曖昧。それでも、書こうかなと思っていた分くらいは、いくつかピックアップして書こうと思う。
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男子400m予選・決勝。
予選には日本の金丸選手が出場。前回大会では、予選のレース中に負傷して途中棄権だったから、まずはレースを走り切れるかというところで少しハラハラ。レースは走り切ったけど、タイムは平凡で予選突破はならず、残念。中継映像ではスタート前の金丸ダンスが見られなかったが、実際やってなかったのかな?だとすると、それも少し残念だった。
決勝の注目は何と言っても、ウォリナー vs. メリットのアメリカ対決。2年前までは、ウォリナーの凄さに圧倒されていたけど、まさかこんなに早くウォリナーを上回る選手が現れるとは思わなかった。と、それは北京五輪の感想。
ウォリナーのリベンジなるかが今大会の注目だったけど、最後の100mで見せたメリットのスピードにウォリナーはついていけなかった。結果は、メリットが金、ウォリナーが銀だった。
そんな二人の後方で3位に入ったのは、トリニダード・トバコのクオウ。前半200mはかなり後ろにいるのに、後半200mで脅威の追い上げ。この選手、前半をもうちょっと速く走ったら、アメリカの二人に勝っちゃうんじゃないの?と次回の世界陸上までの楽しみが増えた気分。
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男女棒高跳び。
女子は3日目くらいだったか、イシンバエワの記録ナシが忘れられない。でも、棒高跳びや走り高跳びでは、いかにして跳ぶ回数を減らして後半に体力を温存するかが記録更新や上位を狙う上で必要なわけで、起こりえることなんだよね。
そんなイシンバエワは、つい最近、別の大会で自身の持つ世界記録を更新したらしい。やはり、リアルタイムで記事を書かないといかんなぁ
男子は澤野選手。今大会にはキャプテンとして出場。何とか2大会ぶりの決勝進出を果たすも、予選でクリア出来なかった5m65を決勝でも跳べなかった。結果は9位。結果以上に、5m65の2回目と3回目の跳躍がほとんど同じ失敗に見えたのが残念だった。
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女子走り高跳び。
前回覇者のブラシッチ vs. 地元ドイツの新鋭フリードリヒの美女対決は予選から大注目。決勝進出ラインと見られる高さもパスして全く跳ぶ気配を見せないフリードリヒに対し、こんな序盤から跳ばなくてもと言いたくなるくらい跳躍の回数を重ねるブラシッチ。結局、フリードリヒはたった1回の跳躍で予選を突破。ブラシッチも当然予選を突破した。
決勝は、2人にロシアのチチェロワを加えた三つ巴の様相となった。誰が飛び抜けているということはない、一進一退の争いだった。
中盤、ブラシッチが観客の手拍子とリズムが合わず、結果としてジャンプに失敗したときはちょっと心配になった。でも、そこは女王の風格か、真剣勝負を見たい観客の気持ちか。その後、自然発生している手拍子にリズムが合わないと見るや、自らもう一度手拍子を要求し、観客もその要求に応えて手拍子を始める。会場の一体感を観た思いになった。
三つ巴の勝負は、ただ一人、ブラシッチが2m04をクリアしたところで決した。チチェロワは2m04の3回目を失敗し、2m04の3回目をパスして2m06に挑戦したフリードリヒが失敗してブラシッチの金メダルが決定。2m04をクリアした直後、ブラシッチがいつもの(変な?)ダンスを見せたのも頷ける行為だったわけだ。
女子走り高跳びでは、22年間破られてない世界記録の更新へも期待がかかっていたけど、残念ながら記録更新はならなかった。
それにしても、銅メダルを獲得したフリードリヒは、予選の跳躍後に見せたパフォーマンスと言い、決勝で跳躍前のアップ映像でカメラに向けて表情を作ったところと言い、かなりのエンターテイナーだなと感じた。パフォーマンスを練習されても困るけど、こういう選手は見ていて楽しいので、“美女対決”という言葉を抜きにしても、今後の女子走り高跳びに期待したくなった。
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男子4×100mリレー。
北京五輪で銅メダルを取ったメンバーからは、朝原選手が引退、末続選手が休養中ということで、メンバー2人が新加入。自己記録で塚原選手を上回る記録を持つ江里口選手が1走、塚原選手が2走、3走は高平選手で変わらず、アンカーは藤光選手という布陣。
合宿でリレーの練習をしているだけあって、新チームだけどバトンパスはかなり安定していた。4位とメダルには一歩及ばなかったけど、アメリカが決勝に残っていないことを差し引いても充分な結果だと思う。これでアンカーの藤光選手に、朝原選手のような“他国に力負けしない”という迫力がついてくれば、本当に面白くなる。数年前からあとちょっとでメダルなのにと期待を込めながら見ていたリレーチームと同じくらいの期待を込めて見ていきたいと思った。
男子4×100mリレーはジャマイカが世界新は逃すも圧勝。アメリカは予選の3走からアンカーへのバトンパスが、3走が持っていなければならないゾーンでの“早過ぎる”バトンパスだったことが判明しての失格だった。予選2日前くらいから、アメリカチームがリレーの練習をしていると聞いて、前々回大会みたく予選失格とかにならなきゃいいけどと思っていたらその通りになってしまった。
やはりアメリカチームにリレーの練習は不要ってことか。まあ、強豪国に真剣にリレーの練習されたら、日本の付け入る隙がなくなって困るんだけどね。
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他にも書きたいことがあった気がするけど、さすがに日が空いたし、ここまで書いてだいぶ満足出来たので、ここで終わりにしようっと