スタジオジブリの最新作「コクリコ坂から」を観てきた。この作品は宮崎吾朗監督の2作目の監督作品となる。1963年の横浜。港が見える丘の上に立つ下宿屋「コクリコ荘」を切り盛りする高校2年生の海と、海の通う高校の3年生俊が出会い、徐々に惹かれあう様子が描かれている。
海と俊が惹かれあうきっかけとなった高校の文化部部室棟の取り壊し問題に、海と俊の出生にまつわる問題と描かれているテーマは重たいように感じる。しかし、このテーマを作品内では、重過ぎずかつ軽過ぎずに扱っており、やや淡白なストーリーだったという印象。上映時間が90分強と短めだったことも一因かも知れない。
物のない時代から徐々に物が溢れて行く過渡期の時代。部室棟の取り壊しも、古くなったんだから建て替えればいいという学校側の考えが発端となっている。自分が送ってきた学生時代とは時代背景も状況もまったく違うのに、その時代に引き戻されたという感覚に陥り不思議な気持ちになった。
映画を観ている間は淡々としたストーリーだと思っていたのに、観終わってみると何故だかもう一度、何度でも観たいと思えて、これまた不思議な気持ちだった。
写真は勿論「コクリコ坂から」のCD。映画を劇場でもう一回観るかどうかは分からないけど、映画の雰囲気を思い出したくて買ってきた。
海と俊が惹かれあうきっかけとなった高校の文化部部室棟の取り壊し問題に、海と俊の出生にまつわる問題と描かれているテーマは重たいように感じる。しかし、このテーマを作品内では、重過ぎずかつ軽過ぎずに扱っており、やや淡白なストーリーだったという印象。上映時間が90分強と短めだったことも一因かも知れない。
物のない時代から徐々に物が溢れて行く過渡期の時代。部室棟の取り壊しも、古くなったんだから建て替えればいいという学校側の考えが発端となっている。自分が送ってきた学生時代とは時代背景も状況もまったく違うのに、その時代に引き戻されたという感覚に陥り不思議な気持ちになった。
映画を観ている間は淡々としたストーリーだと思っていたのに、観終わってみると何故だかもう一度、何度でも観たいと思えて、これまた不思議な気持ちだった。
写真は勿論「コクリコ坂から」のCD。映画を劇場でもう一回観るかどうかは分からないけど、映画の雰囲気を思い出したくて買ってきた。