デス・ノートから生まれたスピンオフ。Lを主役に据え、映画デス・ノートのラストに繋がるLの知られざる23日間の事件。
原作では月を相手にテニスしたり、殴り合いをしたりというシーンがあったけど、映画版のデス・ノートでは、動きのあるLがほとんどなかった。ある意味、この作品は、出し切れなかった“Lらしさ”のためにあったように思える。
“デス・ノート”も月も出てこないため、話の題材は緊迫した知能戦とは程遠い。世界観という意味では、天才であるがゆえに狂ってしまった人間や、欲に溺れた人間が相手というのは合っていたと思う。ただ、その狂った人間がLと(ワタリを通して)連絡を取り合える関係にいたというのは、Lを中心としたネットワークとそのセキュリティの完璧さを揺るがすもので、設定として残念だった。
ただ、残念だったと思うのは、あくまで「デス・ノート」を元に考えているからで、Lを主人公とした話としては、見応え充分だった。Lが苦手な子守をしながら、他人に心を通わせていく。映画版でこそ出来た話だと思った。
原作では月を相手にテニスしたり、殴り合いをしたりというシーンがあったけど、映画版のデス・ノートでは、動きのあるLがほとんどなかった。ある意味、この作品は、出し切れなかった“Lらしさ”のためにあったように思える。
“デス・ノート”も月も出てこないため、話の題材は緊迫した知能戦とは程遠い。世界観という意味では、天才であるがゆえに狂ってしまった人間や、欲に溺れた人間が相手というのは合っていたと思う。ただ、その狂った人間がLと(ワタリを通して)連絡を取り合える関係にいたというのは、Lを中心としたネットワークとそのセキュリティの完璧さを揺るがすもので、設定として残念だった。
ただ、残念だったと思うのは、あくまで「デス・ノート」を元に考えているからで、Lを主人公とした話としては、見応え充分だった。Lが苦手な子守をしながら、他人に心を通わせていく。映画版でこそ出来た話だと思った。