現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

亀田=K.O.はいずこへ?

2006年12月21日 | 格闘技
昨日の亀田vs.ランダエタを見た。

始めに断っておくけど、私は亀田をあまり好きではない。この試合も、前回の試合があまりに議論を呼んでいたので興味があっただけ。

結果はネットで知ってしまっていたので、どんな試合だったのかをザッと流す程度に見たんだけど、あれで「圧勝」って言われてもネェ。

え?ヒット・アンド・アウェイ?K.O.狙いに行かないの?

結果も内容も知らなければ、まずそこにツッコミを入れるのは必然。試合の途中で実況が「今回はあえてK.O.宣言をしませんでした。」と言っていたけど、そんなの関係ないでしょ。
試合前の(やや加熱気味な)報道で、あれだけ自信満々(生意気)な発言をしてたら、そりゃーいつも通りK.O.を狙いに行くファイトスタイルだと思って当然。昨日、実際に現場にいた観客も、テレビの視聴者も、「K.O.宣言をしてないから、亀田は判定止む無しで確実に勝ちに行く試合をする」なんて思ってなかったと思う。実際、私もそうだった。だからこそ、「いっそ逆にK.O.負けしてくれれば、スッキリするのに。」という負の思いを持っていたわけだ。

試合後に「今回ばかりは負けを認めた」というようなランダエタサイドの表情も、「K.O.を狙いに来るいつものスタイルを捨ててまで勝ちにこだわった戦い方をされてはお手上げ」という意味に受け止められた。

確かに昨日の試合運びは見事だったし、ちゃんとした勝利だったのは間違いない。でも、K.O.を狙いに行く、K.O.以外は勝利じゃないというイメージは元々自分で植え付けてきたものでしょ?それがあるからこその、あの自信満々な発言だったんでしょ?

そのイメージを根底から覆すようなあのスタイルで戦うのであれば、やはり試合前の発言を抑え目に、且つ今回は勝ちにこだわっているんだという思いをしっかりと語っておくべきじゃないのか。

戦い方をフォローするように、「幼い頃から父と一緒に作り上げてきた勝ちにこだわる本来のファイトスタイル…」などと言われても虚しいだけだ。

今日のニュース記事などを読んでいると、「完勝」という言葉を結構目にした。なるほど、K.O.決着を捨てて、勝ちにこだわってあの勝利があるなら、完勝というのも納得がいく。

しかし、リング上で亀田が口にしたのは確かに「圧勝」だった。判定の内容は確かに圧倒している。が、それは前回の疑惑に揺れた「辛勝」ではない、ただの「勝利」という方がしっくり来る。それがつまり勝ちにこだわるということでしょう。

「圧勝」という言葉を口にしたいなら、やはりK.O.を狙いに行くファイトスタイルを見せて欲しい。

「亀田の喧嘩祭りが聞いて呆れる」
そう思った人は少なくないはずだ。

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