現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

ジャンプ個人NH(と、板の長さについて)

2006年02月14日 | トリノ五輪
決勝に進出した3選手とも決して調子が悪いとは感じなかったジャンプ個人ノーマルヒル(NH)の予選。

しかし、ここ数年の低調を物語るかのように、結果は振るわなかった、ようだ。未明の放送だったため、結果しか知らない…。

しかしながら、メディアすら扱ってくれなくなるほどの低調さから考えたら、だいぶ期待が持てるのではないかと思えたのも事実。

ここは一発勝負をかけて、ラージヒル(LH)での大ジャンプに期待したい。

そんな中、話題をさらった感のあるベテラン原田選手の予選失格処分。

今朝の「とくダネ」でも扱っていたが、昨日から伝えられていた情報も合わせると少し不思議に思えてならない。

【原田選手自身の認識】
自分の身長は173cm(国内大会での登録)
→板の長さは253cm
→身長173cmに対して253cmの板を使用するのに必要な体重は60.0kg
→60.8kgなので大丈夫

ということらしい。しかし…、

【実際に起きたこと】
身長の登録が174cm
→板の長さは253cm
→身長174cmに対して253cmの板を使用するのに必要な体重は61.0kg
→0.2kg足りず失格

番組中「体重が足らないなら、身長を測り直したら良いじゃないか。」という意見があったがごもっとも。ただ、それ以上に登録している身長が違うという事実がそもそも信じられなかった。板の長さ規制に体重も加えられたことから、身長の登録は厳密ではなくなったのだろうか?

と、とにかく。もしLHに出場するのであれば、今度こそ原田スマイルを見せて欲しい。ただ、「せっかく出場してるわけだし」というのなら、若手の伊藤に経験させるというのも捨てがたい

… …

と、NHの競技の話はここらで終わりにして。

この失格処分がきっかけで私は板の長さ規制に、体重が関わるようになったと初めて知った。恥ずかしながら、メディアの扱いの低さもあってか、ここ数年はテレビで見る機会が減り、情報を仕入れられていなかった。この事実はそれなりに衝撃だった。

きっと日本チームにとってもこの規定変更は大きかったのではなかろうか。

長野五輪後の規制変更によって、板の長さが短くなった分のハンデを補うため、日本チームは減量を強化策として打ち出したらしい。私はその事実を、ソルトレーク五輪まで不調が続き、強化策を見誤ったと批判されていたことで知った。
それはまた、世界ではアダム・マリシュ選手(ポーランド)のような小柄な選手が飛び方を工夫することでハンデを克服したという事実があったからの批判でもあった。

その結果(直接日本チームが問題だったか分からないけど)、選手の体調面を考慮するという意味で、板の長さに体重の規制を設けられた。

先の減量の話を聞いたとき、ただ単純に日本が迷走していたとは思わなかった。でも、現在の規制を知ったら、ホントに迷走していたんだなぁと思えてしまった。

日本選手は総じて飛型が良かったのだから、マリシュのように飛び方の工夫をして強化して欲しかったなぁ。

… …

と、昨夜(13日の夜中)は思っていたのだが、今朝の新聞には、「LHではもっと差をつけられてしまうだろう。」という記事が載っていた。

日本は、世界が長野五輪以後続けていた工夫をつい最近始めたばかり。それも物真似の域を出ず、また日本人の体形に合うものではない。

ということらしい。私がちゃんと目にしたのは、NHの予選だけだったわけだし、1本、2本のジャンプを見ただけじゃ、やはり分からないか

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 朝のひととき | トップ | まるで模様替え »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

トリノ五輪」カテゴリの最新記事