師匠の僧がお経をあげるために
東西を馳せる月と解釈する
「師馳す(しはす)」と言う説は 平安末期の
「色葉字類抄(いろはじるいしょう)」に
「しはす」の注として説明されています
また「師馳す」説は民間語源で
「師走」の字が当てられ
「年が果てる」意味の「年果つ(としはつ)」が
変化したり
「四季の果てる月」を意味する
「四極(しはつ)」からとする説
「一年の最後になし終える」意味の
「為果つ(しはつ)」からとする説などがあります
鯛焼屋濃く焼き師走の色といふ 林翔
酒旨し師走に友と歌ふ時 大三
百済風の御門神社に師走祭 鉄之介
歩きたる人先に着く街師走 汀子
智恵借りることも師走でありしかな 汀子