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冬銀河.五穀豊穣~{大和一国の祭り}~「春日 若宮おん祭」

2013年12月17日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
{春日若宮}御神霊を移す~{オォ~}{オォ~} {警 蹕}
途切れる事無く 878回 {春日若宮 おん祭} 
 



長承4年(1135)~春日 若宮社御遷座!



保延2(1136)年~関白.藤原忠通が 天下泰平
五穀豊穣を祈願!
平安朝から途切れる事無く
連綿と続く 師走の古都を彩る 「春日若宮 おん祭」

(国重要無形民俗文化財)

師走15日{大宿所祭} 祭りの 無事を祈り
餅飯殿町{春日大社 大宿所}で{御湯立て}
神事が営まれました

湯立巫女の加奥満紀子さんが釜で沸かした
湯に米や酒を注ぎ{サーヨーサー}という掛け声!
また{のっぺ汁}の振る舞い等が催され各地から
集う千人の参拝者で賑わっていましたね!

12月16日~春日大社の若宮社で
武士集団~{大和士}が {流鏑馬児}と共に
神事参勤の無事を祈り若宮社前へ御幣を奉り
拝礼を行う {宵宮詣}!
春日大社大宿所に遷った若宮様に芸能を披露する
{お渡り式}が17日に行われ当時の風俗絵巻さ鎖ながら
古式床しい衣装に身を包んだ1000人の行列!


「ヒーヨイヤナー」「エ~ヤッコラサノサー」
子供大名行列.郡山藩の行列が奈良県庁前から
JR奈良駅前~三条通~春日大社{一の鳥居}
優雅に練り歩きましたね!

春日社参道では{稚児}による{流鏑馬}が催され
{的}の板が掛け声と共に射抜かれる毎に拍手喝采!
また{松の下式}では{猿楽}が 奉納される等
{田楽}や{舞楽}の奉納が催行されていましたね!

24時間以内執り行われる{遷幸の儀}~{還幸の儀}

翌18日は{若宮神}を 本殿より御遷しする {遷幸の儀}
古来より 神秘とされ {浄闇の中}で執り催されています!
2日間に亘って執り行っては成らないとさている
{遷幸の儀}と{還幸の儀}~{遷幸の儀}は12月17日
午前0時 暗闇の中 御旅所へお遷しする
還幸の儀は 17日午後11時頃から開始!
18日午前零時までに 必ず若宮神社へ
御還りになります
参道は 皆 {灯火を滅して} 謹慎!


{大松明}が道を清め 沈香の香りが漂う中を
警蹕の声と共に お還りになます
春日若宮紳社では御還りを待ち受けている神官が
待太鼓が打ち鳴らし太鼓の音と微妙に溶け合った
{道楽}~若宮神は無事に 元の本殿へと
御鎮りになり神楽殿で 社伝の神楽が奏せられ
荘厳. 神秘. 連綿と続く {大和一国の祭り}
『春日若宮おん祭』の幕が降ろされます

{極月}~平安朝から途切れる事無く連綿と続く
古都奈良の 伝統行事『春日若宮おん祭』は
例年以下の通りに催行されています



12月15日(日)13時 大宿所詣{(JR奈良駅出発)
御湯立神事   17時 大宿所祭{奈良.餅飯殿町}
12月16日月) 16時 宵宮祭
12月17日(火) 0時 遷幸の儀 1時 暁祭
お渡り式   12時50分 南大門交名の儀
御旅所祭 23時頃  還幸の儀
12月18日(水)13時  奉納相撲 後宴能{御旅所}


登大路の奈良国立博物館『おん祭と春日信仰の美術』展

平安朝から途切れることなく続けられている
{春日若宮おん祭}の 開催に合わせ 御隣の
{奈良国立博物館}では平成26年1月19日迄
{おん祭と春日信仰の美術}展が行われています
今回は明治時代以前.おん祭に奉仕してきた
{大和士}に焦点をあて~伝統と厳しいしきたり等が
紹介されています

流鏑馬願主{大和士}~おん祭の前日に行う宵宮詣
春日本社と若宮だけでなく手向山八幡宮にも供物を
奉納したとされていますね!

{春日若宮御祭礼絵巻}・{重文 舞楽面 納曾利}
{春日若宮祭贈物目録(手向山八幡宮文書)


{春日鹿曼荼羅}~春日信仰.美術工芸品も展示!
春日信仰の広がりと多様性~伝統芸能を
鑑賞される方々にとっては特に興味の惹く
特別展{おん祭と春日信仰の美術}とも言えますね!




{師走壱日} ~生駒聖天さん ~厄除 大根焚き~ {霜月神楽}

2013年12月01日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
{箒星}~太陽系の 遙か彼方からやって来た
{世紀の彗星・アイソン}~長い尾が肉眼でも
観えると期待していましたが 残念乍
{イカロスの翼}の様に 太陽に最接近する際
バラバラに崩壊.蒸発したとみられると
米航空宇宙局(NASA)が 発表したね!


{冬銀河} ~到来 天の赤道には~『Orion』
{ベテルギウス}{リゲル}をはじめ『三 つ 星』
美しい {冬の星座}を 楽しく仰ぐ{12月} 到来!




小春日和とは言え 凛とした今朝 {師走壱日}



生駒聖天の好物である 大根が炊かれ厄除けも兼ね
参拝者に振り舞われる{生駒聖天大根焚き}(12.1)を迎えました

{現世利益}生駒聖天さん{大根炊き} {師走壱日}


燃ゆる胸 秘めて師走の岳目指す 徳田正樹(河鹿 )


{釈尊}が 菩提樹のもとで瞑想され悟りを開かれた日
京都.上京区千本釈迦堂の≪諸病除け≫の大根炊きは
12月7日{金}~8日{土}が 予定されておりますが 大鍋で炊かれた
大根を食べると《諸病除け》になると 言われていますね!


鎌倉時代~千本釈迦堂の僧~{慈禅}が法要の際
大根の切り口に{梵字}を書き《息災 祈願》を行なったのが
起源とされ~現在も庶民的な風習が脈々と続いています

{大空の中に龍に乗れる者あり かたち唐人に似たり
青き油笠を着て葛城の嶺より馳せて 胆駒山に隠る~}




{現世利益}の宝山寺--商売繁盛等にも御利益が有ると
言われていますね!


全国各地から今年も信仰心の厚い多数の参詣者が集い談笑を交え乍
{心身の毒を取り除く}と言われ{大釜}で薄味に炊かれた
{大根}には絶妙な風味の {宝山寺 味噌}の タレをかけた大根
約1500本が参拝者にふるまわれていました


湯気溢れる {聖天様}お下がりの{大根炊き}を戴き
この一年の身体の毒と厄を払って新年を迎え様と楽しんで居られました

中大兄皇子の母 皇極天皇が斉明天皇として再び即位された年
(六五五)の記録にもあり悠久の時代から 生駒山は 神霊の宿る山-
-


今も山中には お瀧場として霊場が点在し
弘法大師以後 般若窟は 生駒山中の霊場

中心となり寛平年間に生駒仙という者がいて
菩提を求め 行をしたとされていますね!


棒鱈の ねぢれ師走の 錦市    森ひろ(馬醉木)

ヘリオスの子の弾け飛ぶ師走かな 山田富朗(遠嶺)

年頭に 一の鳥居を飾る {注連縄}


{霜月神楽}~現世利益」を願い全国各地から多くの参拝者を迎える
{大鳥居の注連縄}は{師走十六日}の {奉納} される日まで
{生駒聖天 宝山寺}の境内に置かれています



妹がりと 馬に鞍置きて 生駒山
    うち越え来れば、黄葉散りつつ


妹許跡 馬鞍置而 射駒山
撃越来者 紅葉散筒 『万葉集 第十巻』