急がなくっちゃ!
サントリーミュージアム{天保山}へ!
日本初公開の 「ポンペイの輝き
古代ローマ都市最後の日」展へ
早朝より逸る心をおさえ乍ら
{大阪港-天保山}へと駆けつけました
現在でも発掘が進むポンペイとその周辺の遺跡
その最新の発掘成果を 披露するため ヨーロッパや
北米を回った 世界巡回展が
ついに日本にもやってきたのです
展示品のほとんどが 日本初公開
彩り豊かな壁画のほか 別荘地から 見つかった
見事な 宝飾品の数々~~~
ポンペイを始めとする 古代ローマ帝国の都市を
一瞬にして 地中に 封印したことで知られる
西暦79年の ヴェスヴィオ火山噴火の大惨事を
ドキュメンタリータッチで
紹介する初めての試みです
犠牲者たちが避難する際に携えていたきらびやかな
宝飾品や 住居を飾っていたフレスコ壁画など
約400件を展示 出展品の殆が 日本初公開の様です
近年発掘調査が実施された モレージネ遺跡や
テルツィーニョ遺跡が 本格的に紹介されるのは
今回が初めてで 2,000年前の人々の生活を
活き活きと伝える 貴重な 出土品の数々を観る
絶好のチャンスといえます
古代ローマ帝国が「人類史上、最も幸福な時代」と
讃えられる 絶頂期にさしかかったころ
突然の大災害が 南イタリアを襲いました
西暦79年8月24日午後1時 ヴェスヴィオ山から
巨大な火柱が噴き上がったのです
噴火は 翌朝まで続き
ポンペイなどふもとの町々が埋没しました
夏のまぶしい太陽は灰雲にさえぎられ
住人たちは闇の中 持てる限りの財産を手に
町を脱出噴出物に厚く覆われた
都市は復興することなくようやく18世紀に
発掘が始まりました
展覧会はかつてヴェスヴィオ山周辺の
暮らしを彩っていた 壁画や宝飾品 彫像など
400件余りの第一級の出土品を集め
古代ローマ美術の粋を紹介し 2000年の時を超えて
輝く宝物には 19時間にわたった 噴火の 悲劇が
凝縮されている様です
また 本村凌二著『ポンペイ・グラフィティ』では
友人を 公職に推す訴えあり
恋人への甘い告白もあります
遺跡からは1万点以上が見つかっているそうです
才色兼備の女神達に見守れ 寝そべって
飲めや歌えのと供宴を繰り広げた ローマ人達
そんな優雅な暮らしを想像すると 男性として
羨ましい限りです