車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

体調管理

2016年10月29日 22時19分10秒 | 日記
健常者も障害者も関係なく、国際ルールに則って活動する以上避けては通れないのがドーピング問題だ。

ドーピングって通常の生活からすればほぼ実感のないものだと思うので、それに関わりの無い方からすれば麻薬問題のように特別なことに思われるのではないかと思う。

実際僕がそうだった。

でもそれを知った時にはもの凄くシビアなものなんだと驚いた。

ドーピング検査とは、いわゆる「禁止薬物」を摂取していないかを検査するものだけど、その禁止薬物というのは多岐にわたるようだし、年々増えてもいるものらしい。

禁止薬物というのは薬そのものではなくそれに含まれる成分をさす。

だからそれがほんの1%でも含まれていればアウトとなる。

主に尿検査が行われるのだけれど、いずれにせよそこで禁止薬物が検出されれば一発アウトなので、その禁止薬物、あるいは成分が加えられているものは基本摂取しないのが通常。

だからアスリートというのはほとんどが薬局などで買い物をしない、薬物を摂取しないという。

どうしても仕方なく購入する場合は薬剤師に「アスリートです」と伝え、問題の無い薬を選んでもらうというのだ。

だから筋肉痛だから湿布薬を貼るとか、調子が悪いから風邪薬を飲むなどというのは問題外、あり得ない話。

対象となるのは薬だけではない。

食品も同様なのだ。

特にサプリメント。

薬は原材料の表記が100%されるのに対して、食品にはその義務は無い。

だから特にサプリメントなどにはドーピング検査に引っかかる成分が加えられたものも少なくないという。

だから食品に分類されるサプリメントの摂取は「自己責任」として釘を刺されるから、基本取らないし、取ったとしても
安全を十分に確認できたものしか取らないのが普通となる。

これが僕の知る一般的なドーピング対策。



でも障害者にいたっては障害者であるが故の諸症状やトラブルも多々存在する。

日常的に薬を必要とする場合は専任のドクターにチェックしてもらい、問題が無いものを使用する。

でもそれ以外にもトラブルは生じるものだし、生じやすくもあると思う。

もちろんそれは人によって異なるし、同じクラスでも個人個人違った問題、不安を抱えて活動していくこととなる。

だから、自分自身の体調管理、自己管理はよりシビアなものになる。



そうしたこととも向かい合い、逃げることなく立ち向かう、ある意味それと共存しているのが世界のトップ・パラ・アスリートなのだと思う。



調子が悪い、体調がすぐれない、そうしたものは彼らからすれば「言い訳」以外の何物でもないのかもしれない。

チームの体制が凄いから、国のバックアップが凄いからと違いを上げるのは簡単なこと。

でもそれ以前にまず個人レベルでの取り組みや覚悟といったものがあるのだと思う。

普段の食生活、睡眠時間、身体のケア、体調管理の具体的な方法など、むしろ日本の方が海外よりもやりやすい環境は整っているように思える。

もっとシビアに取り組まなければならない。



なぜこのようなことを書いたかというと、自分が体調を崩してしまったから。

自分特有の体調不良から、どうやら風邪を併発させてしまったらしい。

でもその程度はだいたい一日で回復出来る。

しっかり休んで、しっかり栄養を摂取していれば大丈夫。

でもその一日を無駄にしてしまったのが悔やまれる。

そういう無駄を生じさせないようにしなければ、少なくとも差を埋めることは出来ない。



と反省をし、また頑張ってまいります。

体調管理、少しでも気を抜くとやばいですね。

もっとシビアに取り組みます。

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