2年前の1月、食事による塩分の摂取量を限りなくゼロに近づけようと決めました。
きっかけは、家族の一人に、それが必要となったからです。
自分のことを薄味好きな人間だと思っていましたが、
それでも調理というと、「塩加減」に頼ってきたところがあります。
「ここで一振り」「そこに塩をひとつまみ」「塩がちょっと足りないかな」
僕は中学高校の頃から、朝ごはんを作るときはそんなふうに考えてきました。
(自分の分だけだから、ホントいい加減なごはんでしたが、、、、)
ともあれ塩加減一つで料理の味は変わると、何十年も思い込んできたわけです。
これは、染みついた調理習慣と言えるのではないでしょうか。
そこから塩を取りのぞく。
つまりそれは、長年の習慣を、くつがえすことになります。
長年であれば、くつがえして空いた穴は大きく、
それを埋めるためには、小さくてもたくさんの発想が必要となってきます。
その発想は、僕からなどそんなに生まれるわけがなく、
だから本や、友人知人、見知らぬ人のブログからもたくさん教えて頂くことになるでしょう。
せっかくそんなに学ぶのなら、家族の一人分だけをそのように(塩分をゼロに近く)作るのはもったいないような気がしました。
というわけで、その1月から、食事を共にする人は全員が、超減塩食になりました。
現在健康と言われているヒトにも、この食事はきっと悪くない、
というより、むしろ良いはずだ。。。
という心の声もありました。
ところで、
「『超減塩食』と、わかりやすいのでそう表現しているけれど、
考えたら、これ、そんなに特殊な食事ではないのではないか?」
そう思いはじめたのは、半年ほど前からだったと思います。
ーつづくー