あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

旧東熊野街道ハイキング~(柏木~伯母谷バス停) 後編

2012-03-02 17:28:28 | あっちこっちの街道歩き(^^)
前編からの続きであります
 
ひとしきり大迫ダム湖を覘いたり大迫地区の集落を確認したりして岩場を離れて本道へと戻ります
 
左へカーブして行くその先にまたも橋が出現 13:15
 
しかも深く抉られた斜面は谷になっており
加えて木製の橋!! 所長さん初め先頭の3、4人はスムーズに蟹の横ばいで渡れましたが
後はつるつる~~、恐いよう~~~!!
みけさんと上に回りこむルートは無いか探しますが崖崩れになってます、無理です
 
所長さんが「横になってゆっくりしっかり渡れば大丈夫♪」と言いながら手を差し伸べてエスコート
 
あのこわこわおばさんも難なく平気で渡られました
 
 
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どうやら難所は乗り越えたようです
 
程なく伯母谷地区の集落に着きました
 
今ではこの先に3軒が暮らしておられるだけだそうです
 
地区の集会所で一つしかないトイレを順番に拝借します
 
扉が開いたので勝手に使用させていただきました、ありがとうございました
 
 
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この地区のお寺もありましたよ
 
庭先から前方に青空とともに姿を現したのは
 
山ノ神~~~様!! 馬ノ鞍峰山~~~!! ♪♪♪
 
素晴らしい!! お~~い!!
 
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引き寄せて~~~~♪
 
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あ~シャクナゲの咲く頃また行きたいなぁ~~
 
憧れはとめどなく広がりて、、、、、、
 
そろそろゴールへ向けて下ります
 
川上村最南端の伯母谷地区の集落には立派な石垣とともに巨木がじっと皆を見据えています
 
大銀杏の木もこのトチの木も歴史の変遷を静かに見守ってきたのですね
 
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杉の木も~~~!!
 
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廃屋の庭先に蝋梅が咲きかけている
う~~んロマンの香り~~
 
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あーーーーー青空を雲がーーーーーまたも隠すか、、、、
 
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そして左に目をやると絶壁が見える
あの下に寄り添って集落の生活があったのですね
 
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集落から生活道の舗装道路をきついヘアピンカーブを下って行くと前方に見えてきた
絶壁は先ほど覘いていた岩場です
 
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暗くなって一歩間違えば・・・・・やはり危険と隣り合わせの街道です
 
下方に大迫ダム湖が近づいてきました
現国道169号線が畔を走っています
 
このような素晴らしい色合いを見せるのはそう多くないと所長さんは仰ってました
 
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伯母谷トンネルが見えて国道に合流
本日の旧東熊野街道歩きのゴールです 14:10
旧国道はトンネルが出来るまで手前を左へ巻いていたのですね
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国道へ合流する少し手前で見つけた小さな案内板
 
字が消えかけてはっきりしませんが「「橘 将監の墓」」とあります
何方なのでしょうか?
1.2キロほどと数字が見てとれますが降りてきた道すがら、お墓には気付きませんでした
 
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宿題を課された気分でバスに乗り込みます
そして
 
風呂~ふろ~お風呂~♪
 
山登りではないので早々の下山で温泉へまっしぐら~
 
今日は杉の湯さんの浴槽の清掃日で夕方5時からしか利用できません
なので、上北山へ南下して橋を渡り
薬師の湯
上北山温泉へと向かいます
流れる川はもう熊野川の上流です
伯母峰あたりで分水嶺となり吉野川となって下市から五條へ
そして紀ノ川となって和歌山へ
逆にこちらは北山川となり池原ダムや七色ダムを経て紆余曲折しながら熊野川となり新宮市へ
 
時間はたっぷりあります
15:50 出発です
 
露天風呂にまったり浸かり、道中雪解け水のシャワーを浴びて冷えた身体を温めます
 
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ここはアメニティがボディソープだけだったのを忘れてシャンプー、リンスを持参しませんでした
そこは抜かりなく、みけさんのを半分以上せしめてシメシメでした
 
帰りの車中はぐっすりと、と言うのはアサハカでした
隣のオバサマとしゃべりにしゃべって所長さんに
さっきの「「橘 将監」」てどんな人なんでしょうか?と質問を浴びせます
 
さて、どんな人なのか知りませんので帰ったら調べておきます
ひょっとしたら天誅組に関係ある方かも???????
 
ほんの少し居眠っただけで橿原神宮駅に着いたときはまだ明るく
阿部野橋行きの電車を待ちます
特急は行ってしまったようなので、みけさんも急行で一緒に帰ります
阿部野橋で其々の地下鉄に乗るために別れます
 
19:50 家に着き
到着とお礼のメールをみけさん宛に送信
程なく到着の返信あり
 
今日もすこぶる楽しい歩きが出来ました
みけさん、奈交の皆さんご一緒してくださりありがとうございました
 
また次回も楽しい山歩きにお連れくださいね~~~
 
                                                 終わります
 
rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr
 
 
あ、帰ってから調べた「「橘 将監」」様は以下の方のようです
 
ちょっとお借りしてきました、ゴメンナサイ(多分、川上村の資料だったと思います)
 
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後南朝の滅亡の時代の方のようですね~~~
 
歴史は不思議~~奥が深~~い
 
またそのうちに復習するか
 
否、絶対しないと思います
 
                                        ((ではね~~))

旧東熊野街道ハイキング~(柏木~伯母谷バス停) 前編

2012-03-02 05:12:35 | あっちこっちの街道歩き(^^)
2012.02.29(水)
 
珍しい★★の奈交吉野営業所バスハイキング
 
そう、今日は山登りではなく街道ハイキングなのです
 
みけさんに前夜「あのさぁ~明日~午前中雨だけど行くの~?」と確認メール
 
「街道歩きだから降っても行けるさ~」と着信
 
前日の独りミニ縦走の疲れと仕事の疲れでちょっと頭痛が残っていたので眠れず
 
鎮痛剤飲んでなんとか2時間ほど眠り目覚めると
 
雨足がきつい!!
 
けれど昨日までに中止の連絡もないので仕度して出かけることにした
 
念の為に朝も一錠服薬して地下鉄に乗った
 
う~ん、阿部野橋へ行ってると完全に遅刻だ、八木へ廻ろう
 
もったいないが500円奮発で特急利用だ
 
みけさんに確認メール入れると「7:00丁度の特急に乗ってるよ」と着信
 
こちらは7:06発だから集合時間の8:10には余裕で間に合いそうだ
 
集合地の橿原神宮駅に着くと雨は止んでいる
 
電車を降りるとホームであらら~~
 
あの東海自然歩道歩きで一緒になる、こわこわ~おばさんと出くわした
 
どうやら歴史大好きの彼女もこのハイキングに参加らしい
 
一緒にトイレも済ませて改札を出てバスに向かった
みけさんが先に到着して待っていた
バス席はワタシと、こわこわおばさんと一番前で一緒
みけさんは直ぐ後ろの二番目の窓側
 
8:02 八木からタクシーに乗った他の参加者が道が混んでいて少し遅れるようだ
ワタシも常習者だからちょっと身を小さくした
 
こわこわおばさんとおしゃべりに夢中になって時間が遅れていることなど忘れていた頃
遅れて来られたおば様方が到着
無事に出発だ
いつもは大淀バスセンターで乗車される所長さんも今日はここから乗り込んで挨拶される
 
参加者は初参加と見受けられる方もあるが殆ど気心の知れた方々和やかである
 
所長さん、挨拶の後は「今日はなるべくゆっくり目的地に着いた方が良いので~、、、」
一同爆笑
何故なら天気が回復するのを待って歩き出したいからだ
明日香を過ぎ芦原峠に差し掛かると一面の雪化粧
 
という訳で普段は停まらない道の駅「おおよど」に立ち寄り長めのトイレ休憩
たちまちお買い物ツアーと化す
何しろ帰りの駅までバスが運んでくれるから
ワタシもミニ蕪や小松菜、大和ネギ〆て¥340奮発しました
そして国道169号線を南下して行きます
台風災害の現場も復旧工事が進み仮橋がかかっていました
そしてお昼のお弁当を積み込むため杉の湯ホテルにてまたまた長めのトイレ休憩
 
ホテルのロビーから今来た対岸を望むと大滝ダムには試験湛水が行われて
水面が高くなり旧国道や工事現場も水の中に消えていました
試験的に湛水を行いこのまま異常がなければ夏場に6割ほどの水位まで下げ
冬場は満水にするようです
この2年半、何度となくこのダムの畔を通りましたが満面の水があるのは初めて見ました
 
山は雪の綿帽子を被り霧が立ち上って行きます 10:10
 
 
 
 
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バスは国道を暫く走って旧国道沿いの柏木集落へと入ります
20人を乗せた小型バスがぎりぎりで集落の中を進んで行きます
その昔、大峯山修行を済ませた人々が精進落としをしたと言われる集落には
今も旅館があります
なんでも、朝日館さんだったかな?みけさんは泊まったことがあるそうです
 
バスが方向転換出来るところで下車
身支度をしていよいよ旧東熊野街道歩きのスタートです 
雨は止んでいますが気温が上昇し始めて雪が溶けだし、まるで雨の中の行軍になりそうです
 
 
この階段から始まるのかな? 10:50
 
大峯山本堂道
百十六丁≒109m×116丁(約12キロメートル)
険しい修験の道が待っているのでしょうね
 
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写真なんか撮ってると置いて行かれます
 
5分ほど登って村の鎮守様で一息入れます 
お広前は雪が積もっています
雨の如しの雫や雪の塊が落ちてきます
リックにカバーをすれば良いのですが面倒くさくて
中身は全部ナイロン袋に入れてますしお弁当とポットと予備のヤッケぐらいですから
そのままで行きます
みけさんはレインハットを被りきちんとザックカバーをして万全の体制です
 
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道の行く手に何でしょう?不思議な氷の華
氷のオブジェ
パイプの水が吹き出て立ち木に当たり自然の芸術作品になっています
 
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だんだんと大峯山修験の道を感じさせる大岩が聳えたりしてきます
 
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この道標の左下へと下ると急な崖になっているそうで
昨年の大峯山山開きの時に山上から下山してきて暗くなって道に迷ったのか
崖から転落されて命を落とされた方があったそうです、合掌、、、
 
対入り禁止の看板がありますよ
 
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足元に雪が多くなり注意が必要ですがアイゼンは要りません
傘をさして余裕の男性もいます
 
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少し登った所から吉野川の対岸の山の中腹に崖が見えます、屏風岩かな?
その左横に小さく白く見えるのは<神之谷>という集落だそうです
 
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金網の橋は大きな石でも落ちたのでしょうか凹んでいるところもあり要注意!!
ワタシの目方に耐えそうもないので飛ぶようにして渡りました
 
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11:50 大峯山頂と街道の分岐に来ました
 
すぐ大峯山上道ですって~、すぐ~!
と、大声で読み上げるとすかさず
そらぁ、あんたすぐって、真っ直ぐのすぐやろ~!
と物知りの方に突っ込まれました
あと9キロ余りあります
 
 
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ワタシ達はここから大迫へと分かれます
 
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もう、お腹が空きました、朝が早いのでグーグー言うております
 
やっと昼食予定地の十二社神社の鳥居を潜ります
 
 
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直ぐに境内かと思って階段を上がると200mぐらいはありそうな道が続きます
しかも先頭と随分離れています
ん、と、みけさんと示し合わせて
行こうか~~と登りになったところで雪道に足が進まない人を押し分けて進みます
到着~~!!
神殿を仰いで手を合わせ、いや拍手して
 
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そりゃ~ね、お弁当食べる場所取りしないとね~~
木立からはボタボタと溶けた雪が落ちてくるから
神社の戸締りされた社務所の軒下で雫を避けながらイッタダキマ~ス!! 12:35
 
今日は杉の湯ホテルさんのお弁当
簡単素朴な山飯になっています
みけさんのスープをお裾分けしてもらって、暖まります
御飯は思ったほど冷たくなかった
背中とポットの蓋からの余熱でほのかに温い
 
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この神社は大迫地区と伯母谷地区との境に鎮座し境内には
「生きた木の化石」 トガサワラも見ることが出来るとのことで昼食後探すが良く判らない
 
あの大きな木がどうも葉っぱがそんな感じなんだけどな~
屋根の樋に芽生えた木もそうじゃないかしら
 
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造園業を営む御仁が「あれは榧やで~、碁盤にしたら上等なのが出来る」
ワタシは<トガサワラ>を見たということにしておく
 
気温が上がって霧が立ち込め幽玄な世界を
何やら二人で話して先を行くペアあり~~
ちょっと割り込めません
 
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この先にちょこっとスリルな場所があるんですよ
と、所長さん笑顔で案内
 
おっ!! 木立の間から遠くにに見え隠れする山が気になる気になる
晴れ間も見えてきた!!
 
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眼下にはエメラルドグリーンの水を湛えた大迫ダム湖
 
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みけさん!! もうそれ以上前へ行ったらあのダムにダイビング~~~~だよ!!
所長さんが、どうしても身を乗り出したい人に「お願いそれ以上は止めて~」
 
そうなんです、この下は断崖絶壁なのです
雪がなければもう少し先の岩場まで行っても大丈夫だけれども
今日はダメです!!
 
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それにしても気になる山が
綺麗な山並みですよ~~~~~~~~
 
 
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                          後編へ続くのです
 
                                            エヘン