あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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残暑の中を歩く <四国八十八ヶ所・71番弥谷寺~75番善通寺>

2012-09-20 00:04:09 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
 
2012.08.28(火)
昨日、余力がなく時間はあったのにお参り出来なかった
71番弥谷寺さんへ早朝のお参りです
納経の時間は7:00からですので宿を6:20に出て坂道を登ります
お参りを済ませたらまたお宿へと戻って朝風呂と朝食を頂きます
 
(昨日頑張ってお参りしておけばこの時間には次の札所へと歩いていたんですが)
 
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今日ももう既に暑い!少し坂道を登っただけで空身なのに汗が吹き出ます
次の札所への分岐
また後でここまで歩いてきます
 
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左にとって段々と参拝道になり俳句茶屋を過ぎると階段が現れました
程なく仁王門を潜り百八煩悩階段を登ります
数えると確かに百八段
上り終えると金剛菩薩様が迎えて下さいました
 
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本堂へは更に階段を上ります
岩壁に刻まれた阿弥陀三尊磨崖仏に手を合わせながら勾配のきつい階段を更に上ります
リュック背負ってなくて良かったと情けないことを思っているとお大師様に見透かされてしまいますね~
 
 
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最上段の本堂の境内から見下ろす三豊市三野平野
 
昨日はあの田園地帯を12kmくらい3時間歩いてへばりました
 
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下って大師堂へお参りですがまた新たに階段を上らねばなりません
ここは靴を脱いでお堂の中に上がりお参りをして納経をしてもらいます
 
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納経を済ませ宿に戻って朝風呂で汗を流します
今朝はドクダミ湯に変わっていました
朝ごはんもしっかり頂きチェックアウト
ここの食事は紙鍋がご自慢なのか昨夜も今朝も出ました
今朝はハムエッグ
 
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当初の予定に遅れること2時間半の8:30出発
さぁ~リュックを背負って汗を拭き拭きの歩きです
先ほどの分岐を右へとり竹林の中を下って行きます
 
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結構長い下りを高松自動車道を潜り池の畔を歩いて国道から県道へ
右前方の山の合間にお堂が見えています
前回の区切り打ちを終えて観音寺から高速道(高松自動車道)を走るバスの車窓からも
くっきりと見えていました
どうやらあれがこの先の73番さんの奥の院のようです
 
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3.5kmほど歩いて9:15 72番曼荼羅寺に到着です
 
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本堂には天空を解き明かす「二十八宿」の星座が描かれているそうですが拝観はしませんでした
 
かつて当寺の名物だった「不老の松」が平成13年秋~14年春に松くい虫の被害に会い枯れたので
その松で彫られた「笠松大師様」がいらっしゃいました
大師堂は工事中で仮堂でのお参りでした
 
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僅か0.6km離れた73番出釈迦寺へと急坂を上ります
またも階段
9:50 山門に到着
 
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求聞持大師様
くもんじと読むのですよね
求聞持法を悟られ・・・・
もう難しいことは忘れました
ごめんなさい
ただただ両の手を合わせましょう
 
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納経所で奥の院までの時間と注意事項を伺い
リュックを預かってもらいお参りに行きます
 
上るに従い多度津や丸亀市が望まれます
瀬戸大橋も見えてますね~~
 
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車も専用道路を上がることが出来るようですが有料
 
ここから一層斜度のある登りになります
 
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納経所で井戸がありますがそこの水は飲めます
と仰ってたのでお水料を手向けて頂戴します
 
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いやいや~きつい坂道、つまずけば転げ落ちそうです
ここを車も登るのはたいへんだ!
鐘の音がご~~~ん!とひとつ
女性が上から走りながら下ってきた
「すっごいですね~」と声をかけると「下りはね、登りは休み休みよ~」
と笑って行かれた
 
またひとつ鐘の音がご~~ん!
車道から歩き遍路の道に入ってベンチのある見晴らしの良いところで男性と出会う
「きついでしょう、ゆっくりと気をつけて」と励まされ上る
 
アゲハも道案内してくれる
 
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息絶え絶えで奥の院の山門に到着
男性が一人休憩中
「こんにちは~」と声をかけるが無言
これからが73番出釈迦寺の奥の院「捨身ケ岳」
 
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本堂には灯明もお線香も灯すことは出来ない
 
先ほどの鐘の音は上ってくるときに出会った人が撞いていたんですね
 
お参りをして本堂横の暗い戒壇のトンネルを抜けて進みます
 
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目の前に現れたのは岩場です
ここからは行場になります、決して気を抜く事無く慎重に上ります
 
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鎖場も現れました、三箇所も続きます
 
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どうやら到着のようです
 
 
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先ほどの奥の院の屋根が下に見えます
 
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瀬戸内海が一望です
 
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 あんまり長居すると飛んでみたくなるかも知れませんので下山することにします
 
 
弘法大師様がまだ「真魚(まお)」と呼ばれていた七歳の時に、仏道に入って救済の大誓願を立てようと
この山の山頂に立ち
「我仏門に入りて一切の衆生を救わんと欲す。我が願い成就するなら釈迦如来よ、姿を現し給え、
もし願い叶わぬならこの身を諸仏に捧げる」と念じ、断崖から身を投じた。すると真魚を包むように
紫雲がたなびき釈迦如来が舞い降り、幼い真魚は天女に抱きとめられて「一生成仏」と告げられ
大願を叶えられた。奥の院は我拝師山中腹に建ち本堂のある境内から徒歩40分。さらに鎖を頼りに
岩場を登れば捨身誓願之聖地で、行場の前に護摩壇がある。  
                                  
                              以上は讃岐二十三ケ寺参りの小冊子(無料)より
 
 
山門を出て直ぐ左に面白そうな下山道が、、、
リュックは下の本堂の納経所に預けてるので戻りましょう
 
 
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下って納経所無事下山のお礼と報告に行きリュックを受け取り休憩所で暫く休む
名古屋からの男性と暫く話して腰を上げ次へと歩き出す
 
曼荼羅寺の横に打戻り田んぼの中の舗装道路を歩く
程よく日焼けした一人の男性とすれ違う「こんにちは」
逆打ちの4人のペアの方々とすれ違い挨拶を交わす
 
暑いなぁ~!
さっきペットボトル2本目を空にしたのにもう咽喉がカラカラ
 
2.2kmだったら大したことないやと思ったのは思い上がり
何せ舗装道路は照り返しがきつい足も熱くなる
ほんまにしんどいわ~
やっと着いた~!
74番甲山寺 12:50
 
 
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お参りを済ませて休憩所の自販機で飲料を買っていると先ほどの名古屋からの男性と一緒になった
 
「ゆっくり歩いてお参りすれば大丈夫ですよ、今日の予定は次まででしょ」とアドバイスしてくださった
もう何度か歩いておられるようだ
 
一足先に出発して次を目指す
 
72番の辺りから善通寺市に入ったようだ
沢山の人が山門を潜って行くのが目に留まりつられて潜る
 
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広々とした境内に立派なお堂
 
紀州高野山の金剛峯寺、京都の東寺とならぶ弘法大師三大霊跡
 
手水所で手を清め口をすすぎ本堂を探すが御影堂しか見当たらない
お大師様誕生の地というのに初めて訪れたのだ
納経所もこちらにあるので順番が違うけれど
お大師様が誕生されたのはこの御影堂の奥殿のある辺りとのことですから
 
 
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納経所の前で名古屋からの男性が待っててくれました
「本堂で待ってたけれど遅いからこっちかなと」回ってくれたそうです

 
本堂は道を隔てて離れてあった、
 
あれ?さっき出釈迦寺からの戻りに出会った日焼けした男性に出会いました
どうやらワタシと同じ順打ちのようです
 
名古屋からの男性が一緒にお参りしてくれました
 
本堂のある境内も広く
五重の塔も立派です
 
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楠も樹齢千数百年を越えているようです
 
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男性は今日はJR善通寺駅から列車で移動して丸亀まで戻って宿泊とのことで
ワタシの宿泊ホテルのある駅近くまで一緒に歩くことにしました
 
昔は門前の商店街で賑わったのでしょうが閑散とした駅前通りを歩いて
ビジネスホテルへ向かうため男性と別れました
 
15:00 ビジネスホテルに到着すると16:00からしかチェックイン出来ないとのことで
無理にリュックだけ預かってもらい
時間があれば訪ねようと思っていた場所に向かうことにします
 
駅に着いたらまだ名古屋の男性が列車を待っていました
 
向かう先が逆です
先に丸亀方面への電車が来ます
男性は「安全祈願済みだからきっと元気に歩けるよ」
と言って小さな銅製の鈴をひとつくださいました
 
「まぁ、うれしい~~、ありがとうございます、大切なお供になってもらいます」
「どうぞお気をつけて」
と見送る
 
とっても素敵な音です
これから先の一人旅も安心です
 
 とりあえずは今日の遍路歩きは終了です