2012.09.01(土)
今朝はとても早く目覚めた
隣室の福島の男性は4:00に仕度して立って行かれた気配
ワタシも入念に足のケアとテーピングを行い
昨夜、朝食用にと戴いたバナナと健康飲料を口にし、痛み止めを服用し 5:40に出立
女将さんが起きてきて見送ってくださった
お宿から出てひたすら道を直進するようにと教わり曇り空の下を歩く
今のところ足の痛みはなく順調だ
6:40 前山ダムに到着
少し雨がパラついたが傘はささずに済んだ
ダムに沿って暫く歩くと「道の駅ながお」
ここに有名な「おへんろ交流サロン」があるが開館は8:00から待っている余裕はない
自販機で飲料500cc2本買い足し5分ほどの休憩で先へと進む
今朝初めて出会ったおばさんと一言二言話して先を目指す
ダムを過ぎて遍路道は車道を登るが左下の川沿いの道へと下る
やがて小さな橋を渡り道は生活道へと変わる
小さな集落が点在している
村の鎮守様(来栖神社?)にお参りの途中か杖をついたおばぁちゃんを追い越す
「これから女体山越えて行きなさるのか?達者やね~、気いつけてや」
と送られて元気付く
川に沿って進むに連れちょっとした渓谷が現れる
遍路道の案内板に従って河原沿いの道へと入ると
通行止めの小さな張り紙
ここまで来て戻れとは、ちょっと先へ進んで様子を見ればきちんとした遊歩道になっている
どうやら来栖渓谷のようだ
階段を登って車道に出るところで大きくテープが巡らされ立入禁止
こちらからの標示ならストップしたでしょう
また暫く車道をてくてく歩く
時折流れ落ちる小滝に暑さが凌がれる
左に石橋を渡って進むと直ぐ右に山中へと分け入る遍路道
少し行過ぎて戻る
木段が始まりいよいよ山道だ
一つ目の峠 H380mを上り詰めたようだ 8:20
ここで水分をグイグイと補給
せっかく登ったのに先は急な下りだ
急坂を下って車道に飛び出る
標示に従い車道を右に歩く
やっと女体山への登り口に到着 8:30
石段に腰を降ろして休む
上り始めたときに一台の車が通過するが駐車地を探しているようだ
これが女体山への道かとゾクゾクしながら登る
また車道に出た
くねくねとした車道をショートカットして登る
後ろから杖の音がするがダブルストックのリズムだ
ここからがラストの登りになるようだ、ちょっといや大分休憩して進もう 8:55
山頂まで700m 標高差にしてどのくらいか?
大窪寺まで2.1km 長い下りが待っているな
上り坂の途中で休んでいると先ほどの杖の音の主が現れた
挨拶して少し話しこむ
高松市に在住の男性で山の会の下見に来られていた
話が長引いてワタシの住まいの大阪から男性の息子さんの勤務地の滋賀県の話題に
10月に息子さんの済む滋賀県へ行くのでどこか近辺の山に登りたいとの旨
伊吹山や比良山、金剛山も候補に上げて紹介した
ワタシは大きなザックの上に登りは苦手なので
先に登ってくださいと言って後を追う
しかし、殆ど空身でダブルストックの男性はあっという間に見えなくなった
ひぃーこらと汗を拭き拭き登る
岩場に小さなお花
名も知らぬ~、ありがとね、癒されるよ、と言いながら登る
殆ど直登の岩場を四足で登る
ザックの重みで仰け反りそうだ
うん?鉄棒を掴んでヨイショヨイショと登る先に人の気配
お~~~着きました 9:40
山頂はまだ少し登ったところですが祠があり岩場の先から高松市内が見渡せる場所
あいにくとガスで全く視界はありませんでした
先ほど下でお話した男性は下見を済ませこれから下山です
もう一人男性が休憩しておられました
こちらは殆ど毎日登山しておられる東かがわ市の方でした
高松市の男性が下山して行かれるときにワタシは遍路地図のコピーを落としてきたことに気付き
「すみませんが多分この下の岩場のあたりで地図落としてきたのでゴミとして拾っておいてください」
とお願いして別れる
先へはもう迷うことなどない登山道
右に進めば矢筈山
それに東かがわ市の男性が一緒に歩いて下さるというので不安はありません
其々の道へと別れ女体山山頂を踏みます
海抜数十メートルの長尾からH774mまでの道のりは長かった
ですが何としても越えたかったので感動です
尾根道を暫く歩くと道は下り始めます
足は結構疲れているのでゆっくりと下ります
同行して下さる男性にエスコートしてもらいながらですのでとても安心です
奥の院へもお参りしたいけどもう足の疲れと痛みが限界です
先へと下りましょう
休憩所からやっと下に見えてきたのが大窪寺でしょうか
写真を撮って休憩無しで下ります
振り返ると登ってきた女体山
男性の話しによれば双耳峰らしいですがハッキリしません
下るに連れて駐車場もくっきりと見えてきました
やっとの思いで到着 10:35
四国八十八ヶ所 88番札所 大窪寺
長かったここまでの道
いろんな方に出逢い助けていただいての結願です
ありがとうございます
ありがとうございます
南無大師遍照金剛