あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

四国南予歩き遍路四日間 (第四日目・43番~伊予大洲へ)

2011-12-26 01:26:30 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
>>>第四日目・明石寺からの続き
 
さぁ~~今日は残りの20キロ
もうお参りのお寺はありません
日が暮れてもお宿になんとか到着すれば問題ありません
 
明石寺の裏山を登って本来の遍路道を行きたくてお坊さんに尋ねましたが
今は、道が荒れて踏み後もなくお勧めできませんとのことで仕方なく
卯之町の街並みを見ながら歩くことにしました
 
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下りきって卯之町に到着 10:55
 
蘭学者も脱獄してこの地に留まったこともあるのですね
 
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由緒ある旅館は有名なお方も利用されるようです
 
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町は白壁が続き時代を感じさせます
 
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町を抜けて県道を行けば遍路小屋があるのですが
旧道を延々歩きますが随分お腹が減ってきました
先に一軒あるコンビにまでまだまだですので適当な畑の石積みの畦で
おにぎりを食べます
向かいの家の玄関で昼寝をしていたワンちゃんを起こしてしまい
暫く吼えられました
ゴメンよ、上げたいけど何でもかんでも食べちゃいけないだろ~
なんて話しているとおとなしくなりました
 
さぁ、ちょっと力を蓄えてまた歩きましょう
あの旧道はこの辺りに出てくるのではないかな
等と山の方を眺めて見ます
するとなぁんだ、ここまで頑張って歩けば良かったね
地図に載っていない真新しい遍路休憩小屋
お接待のミカンも備えてあります
でも、さっき休憩したから素通りです
アスファルトの県道に合流してだらだらと歩いて行くとやっと
1件だけのコンビニが見えてきました 12:15
トイレを借りてパンを1個買いました
 
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道の両側、西予の山並みもグラデーションになり綺麗です
 
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なかなか次の峠の表示が無く少し焦ります
道の高いところに草に隠れてました
 
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やっと今日の二つ目の峠に差し掛かりました
 
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もちろんトンネル回避
峠を越えて行きます
峠の入り口で丁度良い杖になる枝を見つけて登って行きます
 
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林道に出会い少し休憩 14:00
 
 
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横切ってまだ登ります
下に今さっき歩いてきた町が見えます
 
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やがて町も見えなくなり峠の頂上にやってきたようです
 
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石垣の上に小さなお地蔵様がちょこんと鎮座されていました
手を合わせて下りにかかります
 
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下りが始まるとやはり小さなお地蔵様がいらっしゃいます
ここも手を合わせてずんずんと下って行きます
 
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道が林道に出てそのまま進むのかと思うと遍路道表示があり脇道を下ります
 
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下りの長いこと
たいがい車道に出ても良い頃なのにと地図を眺めてはまだだね
 
登り始めて下って1時間
やっと降りてきました
何処から何処までを基準に50分だったんだろうね
10分オーバーか、残念
 
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民家の手前に
札掛大師堂(松下庵)が荒れ果てた様子で佇んでおり門の奥に
お大師様がお立ちになっていた
ここも拝観はせず門外から手を合わせるだけで通過
 
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国道と出会い旧遍路道に進むはずが表示に従って歩いていたら国道の歩道に出てしまった
もう迂回する元気も無く国道のレストランセキショでたまらず
たこ焼きを6個入りを二人で仲良く分けて食べた 15:30
外のテーブルで腰掛けて待っているとなんと親切に
お水をサービスしてくださり中で休んで行ってくださいねと声を掛けてくださった
誠にありがたいお接待である
 
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そろそろ今夜のお宿に電話を入れましょう
Kさんが電話すると宿のご主人が出られて
その場所からならあと1時間少々ですから気をつけて、とのこと
お店にお礼を述べてトラックが飛ばして行く国道をとぼとぼと歩いて行きます
 
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松山自動車道を左に見ながら大洲北只に入り
川沿いになって歩道を学校帰りの子供たちが向こうからやってきたので
この川が有名な肱川なのか聞くとこれは高富川だと教えてくれ
肱川はまだこの先の合流地点らしい
 
なんとか大洲大橋に差し掛かかり橋が二手に分かれているのでまた宿に電話する
今度は女将さんが出られたようで市役所の通りを真っ直ぐ進んで橋を渡ったら直ぐですとのこと
二つの橋を挟んでうろうろしているのを通りがかりのオバサンが見かねて道を教えて下さる
ここからまだ2キロも先でどの橋を渡っても宿のあるところへ出るらしい
お礼を述べて左の橋を進むことにした
 
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まぁなんとか行き着くでしょうよ~
なんて言いながら進むと看板が
あ~!おはなはん通りやて~~ おうてるおうてる~!!
是が解る二人だから間違いない
 
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調子に乗って街中へ迷い込み煉瓦敷きの道を右往左往して大きな川に出てしまった
そうや!! 是があの肱川あらしで有名な川や
鵜飼も有名なんや~
屋形船が繋いであるし~
と平然と眺めている
 
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赤レンガの建物を素通りして
あれが有名な
おおず赤煉瓦館やったんや
と、引き返し一枚写真を撮る
 
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そしてどこまでも不思議な二人は
お~はなはん~♪と歌いながら、良かったね道迷いして~~と遊んで進むのです
 
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でももう暗くなってきましたし疲れました
そろそろお宿を探しましょう
 
左に大洲城を見ながら肱川にかかる橋を渡り宿のあるJR予讃線大洲駅前方面へ向かいます
 
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なかなか表通りには見当たりません
ふっと一筋奥の道を見るとありました
今日のお宿です
ごめんくださ~い、遅くなりました~
やれやれの到着です 17:10
 
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すっかり日暮れて着きました
札幌からの男性ももう先に到着して出迎えてくださいました
古い旅館で中庭に大きな鯉が泳いでおり
お部屋には迷路のよな階段や渡り廊下で案内してもらいました
荷物を降ろして先ずはお風呂です
今日は二人一緒に入れます
直ぐに洗濯して頂き乾燥までサービスしてくださいました
時間も丁度食事の時間
さっぱり汗を流して今日の泊まりの男性3人とワタシ達でいただきま~す
ハモの照り焼きを竹にロールしたのはお初です、美味しい~~
宇和島牛づくし~
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ワタシ達は今回はこれにて歩き遍路の区切り打ち納め
後の男性陣はこの先も通して歩いて行かれます
二日後ぐらいの久万高原はもう寒いかも
峠は農祖峠か鴇田峠を行くのか
宿は何処にするのか
そして何より宿のご主人はまだお若く
高野山町石道を歩いて来られ
熊野古道にも興味があるらしく
古道マップを広げて話し込んでしまった
今は先の台風の影響で立入禁止のところがあって春になったら
多分復旧されるでしょう
などなど話して明朝6:00の食事までは一緒にすることになり
其々の部屋へ戻り
20:00には休んだように思う
 
 
 
2011.11.30(水)
 
疲れもとれてぐっすりと眠り心地よい朝を迎えた
昨夜の泊まりの5人で朝食を6:00にともにする
 
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ワタシ達2人はもう歩かないのですがしっかりと朝食を頂き
バナナは途中の車中でのおやつにと頂いて行きます
 
男性陣にどうぞこの先気をつけて八十八番さんまで無事に結願をと挨拶して分かれます
ゆっくりと旅館を出発して伊予大洲駅に向かい列車に乗って松山まで移動します
 
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松山でKさんとまたいつか一緒に歩けるといいねと言い別れます
彼女は今治まで列車に乗ってそこからバスで広島へ
ワタシはここ松山からバスで大阪へ
其々の家路へと向かいます
 
不安もあったし荷物の多さに閉口した日もあったが
雨に降られることなく無事に四日間をKさんと歩き通せたことが何より嬉しかった
 
Kさんお宿の手配、全部お任せして道中の地図もお任せで頼り放しでしたが
一緒に歩いて下さって心丈夫でした
本当にお世話になり、ありがとうございました
 
そして道中で出会った幾多の親切な人々に感謝して
この四国南予歩き遍路四日間の旅を締めくくりたいと思います
 
         長長とした遍路紀行、お読み下さった皆様もありがとうございました   ((完))
 
                       また、花遍路にでも行けたらいいなぁ~と思っています
 

四国南予歩き遍路四日間 (第4日目・歯長峠を越えて43番へ)

2011-12-25 21:57:36 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
2011.11.29(火)
 
いよいよ今回の歩き遍路の予定の最終日
朝は6:00の朝食です
 
民宿のご主人の真心のこもった温かい食事を頂戴して
バナナとKさんが飲まなかった牛乳は途中の水分補給の足しに頂いて行きます
 
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6:30 今日の30キロの行程に向けて宿を後にします
ご主人がまだ暗い庭先でほんのり見える山の上の鉄塔を指して
あそこまでぐるっと道が巻いて登って行きそこから先は下りになるから気をつけて御参りを
と見送って下さる
 
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田んぼ道をなんとかライト点けずに案内板を頼りに峠を目指します
 
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峠の登り口に着いてもまだ薄暗く登るほどに雑木林の中は暗く淋しくなります
 
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ようやく一登りして峠を抜けたのかと喜んだのも束の間
車道を横切って登りはここから本格的でした 7:00
 
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これからがきつい登りだからここでゆっくり休んで行きなさいと書いた遍路小屋
でもまだ30分ほど登ってきたところ休まずに登ります
すると木の根の急な登りになりロープも張ってあり次第に二人で
「こんなん山登りと同じや~」とフーフー息も絶え絶えになんとか平らな巻き道に出ます
 
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薄暗い道に何か白いものがいます
近づくと亀の石に賽の河原の積み石が乗ってました
暗いとこんな物でもビクッとします
 
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なんとか歯長峠の頂上に着いたようです  7:30
 
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お不動さんが祀られています
 標高480m お宿の辺りが190mぐらいですから290mの急登だったんですね
地元の方がお参りされているのか手入れが行き届いています
そういえば宿のご主人がこの峠道は」地元のオバチャンたちの散歩道だから大したことない」
なんて仰ってたが、なんときつい登りだったよ~、オバチャンたちは流石だね!!
 
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僅かに開けた木立の間から小さく昨夜の泊まりの宿のある集落が見えている
 
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四方も山また山で雲海も見られる眺めを楽しみ
今度は下って行きます
すると後ろからなにやら人の声
ビックリして振り向くと昨夜同宿の札幌からの男性
昨日、お接待に貰ったミカンが重いのでと分けて下さる
やれやれ軽くなったと、すととこと走り行かれる
さすがは北海道の山を駆け回っているだけの健脚さん
宿は7:00頃に出てきたそうな
 
登りも大変なら下りも侮れない
遍路道とはいえ一端の登山道のようで荒れているので気を抜けない
 
先に行きながらKさんに「ここ滑るよ、ここは急だからね~」と声をかける
 
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明石寺の石標が現れてくる
 
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結構長い下りだね
まだ終わらないのかしらね
と、言いながらの下りもどうやら終わりのようです
 
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舗装道路に出て安心して一休みです 8:10
 
 
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工事がなされていたのか道しるべがなくなり少し不安になりながら歩き始めて
やっぱりこのマークに出会うと「お~~あった~」と声が出ます
 
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西予市宇和町下川
肱川の上流の様です、橋の袂に遍路墓と歯長地蔵様
誰かが遍路さんの墓と書き加えていた
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軽く手を合わせて先へと急ぎます
 
橋を渡り集落に差し掛かり見逃しそうな小さな祠が道引大師
中を覗くと扉の中に人が一人なんとか横になれそうなスペース
布団が丸めて置いてある
野宿の人が泊まるのだろうか
 
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アスファルトの平坦な道になるとスピードが落ちてきます
宇和町の町中を少し辛そうに歩いて行きます
松山自動車道の下を潜り複雑な道標に惑わされながらもなんとか宇和高校の前にやってきました
 
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もうそろそろ明石寺の案内板があってもおかしくないのだけれど
愛媛県歴史文化博物館への道の分岐でやっと現れました
 
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分岐から暫く進むと前方に見事な椛が見えてきましたどうやら参道への入り口のようです
 
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参道は車道になっていますが両脇はそれはそれは見事な紅葉です
結構きつい斜度の参道をやっと山門まで登ってきました 9:45
小坊主さんにいろいろとお話を伺うとこの地は四国でも紅葉が有名で冬は40cmは雪が積もり
屋根は60cmぐらいは積雪があるらしいです
まさか、四国にきてこんな素敵な紅葉を楽しめるとは思いませんでした
 
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山門を潜り本道への階段を喜び勇んで登ります
 
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ご本尊は千手観世音菩薩様
おん、ばざら、たらま、きりく(そわか)
佛前勤行集を見て読み上げるだけなんですけど
それでもきりりと気持ちが引き締まります
続いて大師堂へ
南無大師遍照金剛
 
 
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無事御参りも済ませて今回の歩きのお参りの寺はこれにて納め
記念に二人で写真を撮ります
近くにいらしたお遍路さんにお願いしました
 
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時間は10:30 一息入れてバナナや牛乳を食して今日のお宿までの
残りの20キロの歩きに備えます
 
                                           <<< 後半20キロ大洲へ続く
 

え~~~~っ! のぶさんと金剛山へ????

2011-12-23 22:40:58 | 金剛山&近辺の山
2011.12.21(水)
 
前夜、四国の記事を書き上げなくちゃとPCを立ち上げて
なんとはなしに、みけさんの記事を読みに行くと
あら!まさ吉さんやのぶさんの書き込みが~~~~!!
 
あら、いいわね~~、と書き込むばかりのその時に
みけさんからの携帯着メロが鳴った
 
みけさん「「明日、おタケさん休みだっけ~?」」
おタケ 「「いや、仕事やで、でも~~休みにするからちょっと待って」」
 
これは何としても休んで行かねば!!
みけさんが躊躇している、行くのだ!!後押しせねば!!
 
て、なんちゃって自分が行きたいだけなのにさ(^^;
 
で、職場の友に「明日、どうしても外せない用事が出来たんだ~、出てくれたら助かるんだけど~」
と、半強制で勤務の要請をして見事OK
蓋を開けてみれば
なんですと~!! 
まさ吉さんではなく
のぶさんが一緒に案内してくれるんですって~
 
すると大きくなっていたシッポが急にしぼんでしまい
「着いて行かれへん」と泣き言をメールすると
「なんとかする、まかせろ」の心強い猫軍団長からの返信
一夜明けて待ち合わせの 8:30 河内長野駅へ~
 
ところが、またも遅刻しそう~
みけさんをやきもきさせるメールを送信、「アカン、また遅れるわ~」
しかし急行に上手く乗ったら以外に早く着いた
ぎりぎりセ~~フでしたので、また山に連れて行ってくれるそうです
 
や~さしい目をしたのぶさんが~♪
うっふ、待っていてくれました
「ハジメマシテ、みけ、おタケです、よろしくお願いしま~す」
 
のぶさん号に乗り込み大成功
道中で「どこか希望のルートはありますか」と聞かれ
「特別な希望は御座いません、連れて行っていただけるなら何処でも」
これって聞き方によってはかなりな発言ですよね
 
だけど、みけさんはともかくとしてワタシはダイトレルートか千早本道、念仏坂、ババ谷ルート
そして、先月まさ吉さんに案内してもらったワサビ谷ルートぐらいしか知りませんから
希望と言われてもね~
 
う~~んと考えてた、のぶさん、車は水越峠に着きました
今日は丸滝ルートを登りましょうと決断してくれて歩き始めます
要らない上着や荷物は車に置いて行きます
 
 
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あっちがナントカ尾根
あ~そうですか~
始めは山道だったけど
次第に谷筋に入り小滝も現れました
 
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まだこの辺りでは何の不思議も感じない鈍感なワタシ
とにかく前の二人に着いて行くのみ
 
                           *のぶさん→みけさん経由の写真です
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いくつもいくつも滝が現れ始め右に左にと巻いて行きます
 
          
                                     *同じく
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苔の石に思わずツルリンしかけて右足をポチャ~
あ~チメタイ!
                                        *同じく
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夏なら平気であんな滝ぐらい競泳用の水着下に来てTシャツに半パンで登ってやる~
と、悔し紛れにのたまうのであった
 
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次々に現れる滝は素晴らしい
 
足が~~も少し長くして~
体重軽くして~
 
とにかく気が抜けない滝の巻き道
 
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そろそろ最終の上の丸滝ですよ  10:25頃
え~~~!! これ登るの~??
いっぺんに我に帰ったワタシは
みけさんの背中を突いて「先に行け!」と命令する
 
なんてったってこんな事は初体験
手本を示してもらわないと、どうやってロープ掴んで何処に足を置けばよいのやら
 
のぶさんは、やっぱり下で万が一の為に待機だよね~
シッポは丸めて直しておこうっと
 
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みけさん上手だったね~
よいしょ、よいしょ、あ~なんと我が身の重たさよ~~
 
                             *みけさんよりの写真
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のぶさんは片手にカメラ持ってヒョイヒョイと登ってきます
 
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滝を登りきると今度はアリジゴクの待つ道になります
是がその急登か?
 
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なんのなんの、もうひとつ待ち構えていたのが本物
滑る~ばらばらと砂礫で三歩進んで4歩後退だわ~
前を行くみけさんからもう少しだよ~とエールをもらい
足がもつれそうになりながらやっとの思いで
な~んとか尾根道に上りついた
乱れ髪も構ったもんじゃない
思わず「あ~~~しんど~~~」
 
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六道の辻までやってくると名残の雪が踏み固められてつるりつるりの道になる
今までのきつかった登りより恐いかも
 
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大日山の寒暖計は3℃
ワタシのカメラはポッケに入れてたので汗かいてます
 
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あ~こわ~こわ~と言いながら山頂の茶店横に到着 11:20 頃
 
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みけさんに200円借りてお支払いをしてトイレを済ませる
ここで、登頂捺印カードを忘れたことに気が付いた!!
窓口のおじ様に「あの~、下の車の中に忘れちゃいました」と言うと
「下やったら、あんた元気そうやから取りに行っといで~」ですって
「いや~水越までは下ってももう登ってはこれんわ」
と、話しながらお忘れカードを発行してもらった
苗字の漢字が違っていたのでもったいないから二重線で書き直していいですよと言ったのに
ちゃんと新しく作り直してくださった、フルネームで書き込んでくださり、名前の通りやと大笑い
そうです、心は美しいのであります
 
ひとしきり話しに花を咲かせて
国見城址広場へと向かいます
 
かまくらはこれからずんずん大きくなるのでしょうか
 
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記念撮影中の人が去るのを待って時間の証明をパチリ
 
もちろん、チームグラサンでの記念撮影も済ませましたけどね
(昨夜、みけさんとサングラス持参して記念写真撮ろうぜ!と申し合わせて来たのだ)
のぶさん、みけさんの記事にUPしてますからね~
 
 
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するとどこからかワタシよりも良く通る声の女性が二人連れで合流
のぶさんの山友の
みーさんと
みかさん
のぶさんが連絡して違うルートから時間をきっちり合わせての登頂でした
 
五人での記念撮影も済ませ直ぐ下の井戸広場で
お二人が昼食をご馳走してくださいました
 
みーさんは寄せ鍋・・・・・・・締めはうどん
みかさんはトマト鍋・・・・・・締めはチーズリゾット
 
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ワタシ達3人は見てる人=食べる人
 
 

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広場を独占し賑やかな時間を占有して大満足
もう一方合流して下さるというので
時間までを過ごす為に山頂のお散歩に出かける
アスファルトの急坂は雪道になれないワタシにはとっても危険
みーさんがご自分のマジックアイゼンを貸してくださいました
みけさんは滑り止めを持参していたので装着して安心の歩きです
 
葛木神社、経塚、三角点、展望台
展望台は今までに登った中で一番の見晴らしの悪さだったよ~
大峰も台高も岩湧山もな~~んも見えなんだ
 
カタクリの散策路を通り
先月、まさ吉さんにお昼をご馳走してもらったデッキを見ながら
同じコースを周回して捺印所前に戻ってきました 14:30 頃
 
トイレをもう一度済ませて出てくると
な~んと、美人さんなんでしょ
kuuさんとおっしゃるそうです
ご挨拶もそこそこに、また井戸広場に戻って
コーヒーブレイクです
そして、kuuさんはみけさんが明日857歳の誕生日を迎えると知って
ハートのクッキーをプレゼント
おお喜びの猫軍団長です
 
な~~んか可愛いなと思っていたら
毛染めして前髪なんぞちょっとカットしてるではありませんか
 
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 積もる話はあるけれどそろそろ下山しなければなりません
3人から5人へそして最後は6人の団体となって青崩道から下って行きます
 
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やっぱり恐いので雪の無くなる安全地帯まで
みーさんのマジックアイゼンをお借りして下ります
 
やっと分岐まで下ってきました 15:25 頃
時間が押していますので黒栂道へと全員下山です
3人寄ればかしましとやら、5人寄れば、
ブログ繋がりの話で盛り上がります
 
ここまできたらなんてちょっと気を抜いていたら
またまた、結構な急坂の下り
 
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やっと林道に出会ったら大掛かりな土木工事中
今日の作業は終わったのか人は見当たりませんでした
 
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ミーさんたちは今朝ここカトラ谷から登ってきたのですよ
先月、まさ吉さんに無理お願いしてこの手前からワサビ谷をワタシはpatoさんと登りましたね
 
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アスファルトの林道を歩くのは嫌だからとぬかるんだ川沿いの道を車止めのゲートまで戻ってきました
 
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そして、千早本道の入り口へと 16:05 頃
みーさんとkuuさんの車が止まっている駐車場まで戻ってきました
 
のぶさんの車がありませんね~~
kuuさんが水越まで3人を送って下さるようです
トイレの前の水場で靴についた泥を洗い流します
 
みーさんとみかさんに別れを告げkuuさんの車も出発です
 
地理的に近いと思っていたけど結構な距離の水越峠
kuuさんお仕事帰りの午後からの登山のうえに運転して送ってくださりありがとうございました
 
のぶさんの車に乗り換えてすっかり暗くなった道を
地下鉄の便利な新金岡まで送っていただきました
 
 
みけさんは10年近くの裏山徘徊と古道、街道歩き、専門ガイドさんとの大峰、台高等の登山歴が
あるベテランですが
やっと2年ほどの里山歩きとウオーキング程度の経験しかないワタシに合わせての案内はさぞや
疲れたことでしょう
 
のぶさん、ほんま、ありがとうございました!!
みけさん、急に行くよ~~なんて、厚かましくお願いしたのに、連れて行ってくれてありがとう!
 
 
そして、山頂で山鍋と山リゾットをご馳走してくださった
みーさん、みかさん、歓迎してくださってありがとうございました
 
最後になりましたが
kuuさん、綺麗な笑顔で接してくださってありがとうございました
 
また、金剛山にお邪魔しますおりにはよろしくお願いしますね~
 
 
あ! そうや~1ケ月以内に登らないと
お忘れ券、無効になるんや~~~~
行けるかなぁ???
 
 

四国南予歩き遍路四日間 (第三日目・宇和島市内~41番・42番札所)

2011-12-20 23:53:16 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
宇和島市内のうどん屋さんでガッツリ定食を食べて
午後からの歩きに戻ります
JR予讃線のガードを潜り県道57号線に沿って段々と人家が途切れて行きます
 
ワタシ達が昼食をしている間に追い抜いて行ったのか前に横須賀の男性が歩いています
 
やがて人家もなくなり、Kさんがミカン畑の作業道の奥へと消えてしまいました
帰ってくるのをじっと待ってまた県道をテクテク歩いていると
小さな集落へと通じる道があり
<おへんろさんへ、こちらの道も歩けます>と親切な看板
車の通らない道がいいです
少しでも静かな道に回りましょう
三間町の遍路小屋で先ほどの横須賀の男性が靴を脱いで休憩していました
彼はこの先の務田(むでん)の民宿「みま」さんに泊まりのようで間もなくなので
ゆっくり休んで行くようです
ワタシ達は明日の距離を考えて今日はもう少し先へ稼いでおかねばなりません
 
 
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やっと広い務田の較差点にやってきました 14:05
道標に導かれて渡って行きます
 
 
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標高160mほどの四方を山に囲まれた盆地になっており
田んぼが広がっています
田んぼ道になると嬉しくて鼻歌が出ます
Kさんも心なしか足取りが軽くなりました
 
 
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Kさんから出発前に寒くなるらしいとメールがきていたのを
ユニクロのヒートテックの重ね着でOKさ~と気軽に返信したワタシのザックははるかに重い
 
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門前町に入り道の奥に参拝の階段が見えて41番札所、龍光寺です
山道の脇の土産物屋さんで
ちょうど良い大きさのミカンを売ってたので下りに買いましょう
 
 
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お灯明を点けお線香を焚き
 
ご本尊十一面観世音菩薩様に本堂でご真言を唱え
 
大師堂でも勤行です
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ここで、一枚くらいはと記念撮影
ブログ友さんが作ってくださった紫の和柄のマイ頭陀袋、とっても重宝します
何でもすっぽり入りますから便利です
 
 
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お参りを済ませるとトイレを済ませ、墓地の中を次なる42番札所へと裏山を越えて急ぎます 14:55
 
もうミカンなんかどうでもよいのです
急がないと納経に間に合わないかも知れません
 
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もちろん裏山を近道で急ぎます
 
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お~~着きました~~!!
42番札所
佛木寺さんです
まだ真新しい木の香のする立派な山門を一礼して急ぎ入山です
 
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直ぐ目に飛び込んできたのが鮮やかな紅葉
四国、しかも南予で紅葉を見るとは以外でした
 
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時間を見て先に御朱印を頂くことにしました  15:40
 
藁葺きの鐘楼の屋根と紅葉の風合いは素晴らしい!!
 
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無事にご本尊様、大日如来様に御真言を唱え
大師堂と不動堂と間違える一幕もあったけれど勤行も終えて
暫く紅葉を堪能します
 
なんとか、二ケ寺の参拝も済みました
今宵のお宿に向かいます
念の為にとKさんが確認の電話を入れますが全く出る気配もなく
とりあえず急いで向かいます
辺りはもう薄暗くなってきましたが
民宿の看板が見当たりません
地図を目を凝らして見ますが間違いないようです
 
田んぼの中の自動車道は車も通りません
10分も歩いたらやっと手作りの民宿案内板が見つかりました
 
お宿が今度は見当たりません
まさか、このお家?と言いながら進んで行くと木立の中にありました
玄関に走り寄り戸を開けて
「ごめんくださ~い」と声を掛けると中から「はいはい」と返事はしますが
一向に出迎えてくれません
「靴を脱いで上がって」と言いながら宿のご主人が現れました
 
今日の泊まりのお宿です 16:15 到着!!
やれやれ~~~
 
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先客の男性は宇和島市内で追い抜いて行かれた
札幌からの方でした
前回、高知までの半分を歩いたので
今回は残りの半分を歩き通したいとおっっしゃてます
 
歩く分にはラガーシャツ1枚でも暑いが
夜が隙間風で寒いとおっっしゃる
 
2階の部屋に落ち着きお風呂の順番を待ちます
やがて番が来て疲れた足をクールダウン
シャワーで汗を流します
 
ほ~~~やれやれ、汚れた物を洗濯させてもらいます
 
やっと夕食が出来ました
ご主人は間もなく80歳
奥様を亡くされて10年この方一人で切り盛りしてきておられるのだそうだ
遍路の多い季節は近所の女性に手伝いにきてもらって頑張ってるとか
 
男の手作り料理といった感じの鶏の唐揚げ
今夜はKさんと半分こして瓶ビールを呼ばれた
美味しいといつになく感じた
 
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今朝も早朝の6:20出立で松尾坂峠道を越えて、ひたすらアスファルト道を30キロ近くの長丁場
 
番外一ケ寺と札所二ケ寺の参拝時間が1時間30分はかかりました
休憩時間も入れて10時間かかったことになりますね
 
良く頑張りました
 
明日の朝も6:00の朝食をお願いしておきましょう
 
田舎の静かな夜が更けて行きます
 
少し湿った布団も疲れた身体を横たえるといつの間にか眠りに落ちたようです

口熊野田辺から中辺路スタート (田辺~長尾坂登り口)

2011-12-20 19:23:01 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.12.17(土)
 
熊野古道歩き中辺路のスタート地点
口熊野と呼ばれる田辺から今日は歩きます
 
昨日の薊岳登山の霧氷やアクシデントがまだ頭にありますが
先に予定していたコースなので歩きましょう
今日は平道ばかりなのでスニーカーで充分です
 
梅田からバスで阪和道をひた走って着いたのが 潮垢離浜の記念碑前 10:10
 
出立の浜で熊野御幸の一行が海水に身を浸す潮垢離を済ませ禊を行い
いよいよ山また山の道、中辺路へと向かったポイント
 
その昔はこの記念碑のある公園の辺りは浜辺だったのだ
 
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今日の参加者は11名、従って語り部さんと添乗員一人のこじんまりとした歩きツアー
とても歩きやすい、主催者側は赤字だろう、寸前キャンセルや当日キャンセルが相次いだようだ
 
語り部さんはちょっと物足りないのか、虎の巻き持参の説明も声が篭もりがち
 
少し街中を歩いて直ぐ坂道の中ほどに出立王子
ここで旅の安全を祈願して山中の峠から熊野の霊域へと入り熊野三山を目指すのだ
 
単独で古道歩きをされている男性がベンチで休憩中だった
 
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坂道を戻って清姫の井戸のある龍泉寺
 
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浄恩寺には京都三十三間堂の通し矢の名手や紀州備長炭の祖のお墓もある、、のだっけ??
 
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そして西方寺
なんでも紀伊田辺に過ぎたる五ケ寺のうちの三寺が隣り合っている
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旧会津橋を渡って進めば大辺路のスタートの時に御祓いをしてもらった闘鶏神社がある
今回は渡らずに川沿いに進む
 
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会津川沿いに進んで大師橋の袂に由来は聞きそこなったが
弘法大師が立ち寄り彫ったとされる一木彫りの大師像を村人は大切に守ってきて
今は由緒ある古刹、高山寺に安置されているという
 
高山寺へと参拝します
仁王様、金網越しに睨みを効かせています
 
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山門を一礼して階段を奥へと進むと地元の高校生が階段うさぎ跳びの練習中でした
野球部員らしく指導の先生のもときびきびとして気持ちの良い挨拶も全員が大きな声でしてくれました
 
この高山寺、聖徳太子の創建とされ後に弘法大師が中興されたとか
しか~し、豊臣秀吉の紀州征伐で消失して江戸の世になって再興されたようである
 
 
江戸時代創建の多宝塔が直ぐに出迎えてくれ境内にはまだ鮮やかな紅葉が残っています
 
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弁天様のお社の前に来るとお堂が池に影射し一服の絵になっている
 
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紅葉もなかなか~~
 
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透かして見るほどに~~
 
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境内からは貝塚も発掘され土器も出土して
高山寺式貝塚と命名されている
 
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まだ11:20なのに
ここでお昼です
この先昼食地に適したところがないようですので仕方ありません
たいして歩いてないけど全部残さずに頂きましょう
 
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昼食済んだらこ~な方のお墓参りです
 
 
世界的博物学者さん
 
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もう一人田辺の生まれの合気道の大先生
 
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お参りを済ませたら
食べ過ぎたので消化の為に歩きます
秋津王子跡は田んぼの片隅に碑だけがポツンとありました
 
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会津川を渡って堤防を進みます
 
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先の台風で橋が流されていますので大きく迂回です
 
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万呂王子跡は私有地の梅畑になっていました
とても広い敷地の王子社だったそうです
 
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三栖廃寺塔跡まできました
 
 
 
ここももう三角の心柱の礎石が残るのみ
 
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三栖の集落を一里塚跡の説明や天誅組の一人が匿われたお寺の説明を受けて歩きます
 
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そうこうして歩いて行く前方に新年の歩き始めの潮見峠越えの山が見えてきました
沢山の鉄塔のある右下の雲のかかってる辺りを巻いて越えて行きます
楽しみです
 
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13:50 殊簾神社に到着
立派な土俵があります
 
早~~もう終わりですか
 
 
いやいや、トイレ休憩でした
それでもあと15分くらいの歩きですって
 
 
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神社の裏手に流れる左会津川が氾濫して土石が梅畑を流れた様子が残っています
 
そういえばこのずうっと上流に土石流で押し流された伏莵野地区があるんです
 
やはりその雨量はとてつもなかったんですね
 
神木が見守っていますのでお社は無事だったんでしょうね
 
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最後の15分、伝馬所跡を見て次回の登り口まで歩き終えました 14:15
 
軽く納めのストレッチをして
今日の楽しみの「弁慶のさと湯」へとバスで向かいます
 
歩いてきた道を一気に戻ってゆったりと昨日の分まで疲れを癒します
 
壺湯、窯湯、岩風呂、エステ湯、寝湯
サウナ以外は全部試してまったりして帰りましょう
 
暮れの歩きはショートでしたがまた新年の歩きへの余力を残して締めくくりです
 
帰りのバスの中はすっかりリラックス
全員一人でリクライニングを倒しても迷惑になりません
ぐっすりと休んで梅田到着でした
 
 
この中辺路のコースは先月に歩いた滝尻王子から小広王子までは
パスします
 
どうやら通行止めになっていた三越峠も改修を急いでおられる様で
予定の月には歩けそうですのでまたそこから参加しましょう
 
 
 

さらりと軽く歩いた田辺から長尾坂登り口まででした