文章の書きだしに、文章を読ませる工夫がある、という。連載エッセイセミナー7 書き出しの技法 稲垣吉彦さんの文章である。文筆稼業で、売文ともなればその書き出しにこだわるというのはわかりそうな気もするが、必ずしもそういうわけでもないらしい。それを文芸春秋のコラムを紹介して、大宅壮一氏が書いたのは、アジア、アフリカの旅は、ひとくちにいって火事場見舞いのようなものである、と言うのであった。ことのほか書き出しに神経を使った大宅氏を、、ライフワークの作品の書き出しに、1週間をかけていたと、エピソードでとらえている。文章の書き出しの魅力であろう。書き出し文の興味ある試みをした森村稔氏は、その書き出しにある固有名詞に着目をしたそうだ。人名、地名が書き出しの1行目、2行目に現れる、絶妙の文章になっているということに気づいた、というわけである。固有名詞が引き出す情報の興味であるか。文章の書き出しが固有名詞にあるというのを解説して、なるほどと思わせるところであるが、読み手にそれで読みたくさせるか、その効果が絶対ではない。文芸春秋のコラムを読むときに、わつぃなどは、その書き出しで読むべき優先順位をつけていたからである。それは固有名詞で、そうなっていた。 . . . 本文を読む
>日本語教育のための基本語彙 日本語教育の基礎となる語彙の選定と集計,および比較対照作業に伴い,作成された資料。研究目的
日本語教育センター第一研究室では,学習・教育の目的に応じた教育基本語彙の設定のための基礎的な資料を作成することを目的として,特別研究「日本語教育のための基本的な語彙に関する調査研究」,続いて「日本語教育の基本的な語彙に関する比較・対照研究」の題目のもとに調査研究を行った。
『日本語教育基本語彙第一次集計資料 上位二千語』(1978)、『日本語教育基本語彙第一次集計資料 6,000語索引』(1978)
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この夏には、いくつやってくるか。いくつと書いて、笑ってしまった。いくつの台風が来るのか、21号発生、ニュースが21個だとか、個数を言っていたから、それはかわいらしいのか、号数では、紛らわしいか、この夏の多さにはダブル、ユーターン台風とか、異常気象でもと、気象庁に見解があるか。 . . . 本文を読む