224 クリスマスは生誕祭またというから、お祭りであるわけだが、日本語にする祭りは実はふさわしくない。そもそもいつか分からない生誕を祈る、それを降誕とする、そうなって静かに見守るのがこの日の願いだろう。信仰に基づけばもっと違った思いになる、そのことを文化に接してその場面で実感する。そういう経験が多くあるわけではない。しかし、クリスマスをするというので祠を作り何やらしつらえてやはり祈る行為は日本で見るクリスマスのお祝いではないから、それを知ればそのあとのほっとする家族の集い友人の祝いには祭りの意味が違ってくる。 . . . 本文を読む