空耳歌詞が話題になって、ぼきゃぶら天国とか、空耳アワードを連想する。
検索してナーバーのまとめに懐かしさを覚える。
空耳の意味はもと、幻聴をさすようなことだが、空耳を走らす、空耳づかい、などとなると、聞いていないふりをして、とか、どこを見ているかわからぬような、という意味内容になる。
聞く対象が、見る対象があって、それに対しての そら ということになる。
空耳の解説に、外国語の歌詞を聞きなして使うことがあるとする。
現実には空耳ではない。
空に聞く、となると、空に見る、空に読む、空に言う、とった表現ができる。
この 空 のとらえ方になる。
空を使う と言えば、どういうことか。早くしないと帰れなくなると―・うのだった <高見・故旧忘れ得べき>。
そら 接頭語となると、空と虚と、その字義がまた意味内容を表わすことである。
デジタル大辞泉より。
[接頭]名詞・動詞・形容詞などに付く。
1 それらしく思われるが実際はそうでない、という意を表す。うそ。いつわり。「―涙」「―笑い」「―とぼける」
2 実体のない、事実でない、などの意を表す。「―耳」「―音(ね)」
3 あてにならない、信頼できない、などの意を表す。「―頼み」
4 はっきりした理由のない、わけのわからない、なんとなく、などの意を表す。「―恐ろしい」「―恥ずかしい」
提供元:「デジタル大辞泉」
そら‐よみ【空読み】
文句をそらんじて読むこと。暗唱。
「大般若―を好みて業となし」〈古事談・三〉
そら‐め・く【空めく】
[動カ四]確かでないようにみえる。浮わついた感じがする。
「宮仕へせず―・きたりとて」〈平中・一〉
そら‐えい〔‐ゑひ〕【空▽酔ひ】
酒に酔ったふりをすること。そらみだれ。
「―をし、そらごとをして参り給はず」〈宇津保・蔵開中〉
そら‐おぼえ【空覚え】
1 書いたものを見ないで済むように、すっかり記憶すること。暗記。
2 確かでない記憶。うろおぼえ。
3 想像によって見当をつけること。はっきり目に見えない物事まで、なんとなく感じ取ること。
「こよなくあらずや侍らむ。かしこう―する朝臣なりや」〈宇津保・内侍督〉
そら‐ものがたり【空物語】
とりとめもない物語。でたらめな物語。
「雨にもさはらず詣(ま)できて、―などしける男の」〈後撰・恋五・詞書〉
そら‐おがみ〔‐をがみ〕【空拝み】
尊敬しているふりをすること。
「これは―にて、詞づかひもあそばせづくしなり」〈滑・浮世風呂・三〉
そら‐なさけ【空情け】
愛情があるように見せかけること。いつわりの愛情。
「ただかりそめの御言の葉、―かけられ参らせ候うても」〈伽・をこぜ〉
そら‐やみ【空病み】
にせの病気。仮病(けびょう)。
「その時この女房は―をして」〈伽・さいき〉
そら‐まけ【空負け】
偽って負けること。負けたふりをすること。〈和英語林集成〉
そら‐へんじ【空返事】
[名](スル)気のない、口先だけの返事をすること。なまへんじ。からへんじ。
「其時限りおいおいと―して」〈一葉・にごりえ〉
そら‐ゆめ【空夢】
見もしないのに、見たように作り上げて人に話す夢。また、正夢(まさゆめ)と違って、現実には夢で見たようにならなかった夢。
「そは必ずしも漠然たる―ではなかったろう」〈柳田・山の人生〉
そら‐よろこび【空喜び/空▽悦び】
1 なんとなくうれしく思うこと。
「この馬こそはや我が物よと思ひつつ―して」〈盛衰記・一九〉
2 喜んだかいのないこと。ぬかよろこび。
「身共も公家になる楽しみ。―の裏が来て、恥をさらす縛り縄」〈浄・手習鑑〉
そら‐りんき【空×悋気】
根拠がないのにやきもちを焼くこと。
「一人留守寝の床の内…辛気(しんき)辛気の―」〈浄・鑓の権三〉
空(そら)を使・うツイートする
1 知っていても、知らないふりをする。そらとぼける。「―・ってとりあわない」
2 うそを言う。
「早くしないと帰れなくなると―・うのだった」〈高見・故旧忘れ得べき〉
そら‐みみ【空耳】
1 実際にはない音や声が聞こえたように思うこと。「母の声がしたと思ったが、―だった」
2 聞いているのに聞こえないふりをすること。「―を走らす」「―を使う」
[補説]1で、外国語の歌詞などを日本語に聞きなすことを空耳ということもある。
そら‐め【空目】
[名](スル)
1 実際にはないものが見えたような気がすること。「見たと思ったが、―だったのかも知れない」
2 ひとみを上にあげて見ること。うわめ。
「もんは安心してよこになり、―をして」〈犀星・あにいもうと〉
3 見ていながら見ないふりをすること。
「―して死なせてたも」〈浄・会稽山〉
空目を使う
上目で見る。上目使いをする。
「―・って暫く天井を見詰めながら」〈虚子・俳諧師〉
そらめづかい【空目使い/空目遣い】
[名](スル)
1 どこを見ているのかわからないような、うつろな目つきをすること。
2 上目を使うこと。うわめづかい。
そら‐なき【空泣き】
[名](スル)泣きまね。うそ泣き。「―して同情を引く」
そら‐とぼ・ける【空×惚ける】
[動カ下一]知っているのに知らないふりをする。そらっとぼける。「―・けてばかりいて答えない」
そら‐おそろし・い【空恐ろしい】
[形][文]そらおそろ・し[シク]将来どうなるかと、言いようのない不安を感じてこわい。「近年の科学の発達ぶりには―・くさえなる」
[派生]そらおそろしげ[形動]そらおそろしさ[名]
懐かしの「空耳アワー」傑作選 - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2133016775893352501
「うさぎ美味しい♪」......子供の頃に勘違いしていた歌の歌詞
生活・文化 2014年3月 4日(火)
http://student.mynavi.jp/freshers/column/2014/03/post_673.html
>「うさぎ美味しい♪」......子供の頃に勘違いしていた歌の歌詞聞き間違いは誰にでもありますが、特に歌の歌詞はメロディーが伴うせいか勘違いされやすいようです。子供の頃や学生時代に歌っていた曲を大人になって耳にすると、自分が覚えていた歌詞と違っていた、なんて人も多いのでは? そこで今回は「子供の頃に勘違いしていた歌の歌詞」について皆さんに聞いてみました!
子供の頃によく聞いた......童謡
・「ベタですが『ふるさと』の歌詞を聞いて「うさぎって本当に美味しいのかな~?」って思ってた(笑)」(男性/31歳)
・「童謡の『かごめかごめ』の、〈いついつ出やる〉を〈いついつJR~〉と歌っていた」(女性/30歳)
・「〈たきびだ たきびだ おちばたき~〉を〈たきびだ たきびだ 鬼畑〉だと思い込み、どんな怖い畑なんだろうと恐怖だった」(女性/41歳)
・「『赤い靴』の歌詞の〈赤い靴 はいてた女の子 異人さんにつれられて〉という部分、〈異人さん〉を〈いい爺さん〉と勘違い。『女の子をさらうような人がなぜ、いい爺さんなんだろう』と、子供心に世間の複雑さを垣間見た気分に」(女性/30歳)
・「保育園で習った『おべんとうばこのうた』。〈これっくらいの おべんとばこに おにぎり おにぎり ちょっと冷てー〉と聞き違えていた」(男性/27歳)
・「〈我は海の子 白波のー〉を、〈我は海の子 知らないのー〉」と覚えていた」(女性/25歳)
有名な童謡も、子供の耳には違う言葉に聞こえるようです。特に「ふるさと」の「うさぎ美味しい」は鉄板ですね。
意外と難しい言葉が多い......アニソン
・「ルパン三世のテーマの〈ルパン ザ サード!〉とビブラートをきかせながら歌い上げる部分を〈ルパンだぞ~う〉だと勘違いして、ずいぶん気の抜けた歌に」(男性/26歳)
・「『巨人の星』のオープニングの出だしの部分〈思いこんだら 試練の道を~〉を〈重いコンダーラ〉だと思っていた。コンダーラという重りを背負って坂道トレーニングしているイメージ」(男性/50歳以上)
・「アンパンマンの主題歌は〈アン アン アンパンマン 優しい君は〉だと思っていたけど、正しくは〈ああ アンパンマン〉だった! つい最近まで気がつかなかった」(男性/30歳)
テンポが早かったり、意外と難しい言葉が使われていたりと、子供向けのアニソンでも難易度の高い曲って結構多い気がします。
学校で習ったあの歌
・「『君が代』の〈巌となりて〉は〈岩音鳴りて〉かと。歌詞を見るまで気がつかなかった......」(女性/27歳)
・「『仰げば尊し』の〈仰げば〉を〈扇ぐ〉だと思っていて、卒業式の日も『意味不明な歌だな』と違和感を覚えながら歌ってた」(男性/31歳)
『君が代』も『仰げば尊し』もスローテンポの歌なのになぜか勘違いする人が多いようです。普段使わない言葉が多用されているからでしょうか。
外国語の歌は難易度が高い? ......クリスマスソング
・「『きよしこの夜』は『きよしこ』という人の夜についての歌かと。『なんでお前の夜ばかり注目されるんだ!!』とクリスマスになると出没する、ナゾのきよしこ君に嫉妬してた」(女性/29歳)
・「クリスマス賛美歌の『もろびとこぞりて』は意味がわからず、何かの呪いの呪文にしか聞こえなかった」(女性/28歳)
どちらも賛美歌で、もとは外国語の歌。子供が歌詞を理解するにはちょっと難しいかも。
いかがでしたか? 思わず吹き出してしまうような、子供の頃の聞き間違い。中には、今でも勘違いしたまま気がついていない歌の歌詞もあるかもしれませんよ。
文 松原麻依(清談社)
調査時期:2014年2月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人286人(インターネットログイン式アンケート)