うち‐の‐おおの〔‐おほの〕【宇智の大野/内の大野】 の解説
奈良県五條市の吉野川沿いにあった野。古代の猟地。宇智の野。[歌枕]
「たまきはる―に馬並 (な) めて朝踏ますらむその草深野」〈万・四〉
大野、中野、小野 とそれぞれに、わかりにくい語である。荒れ野は曠野である。平野ではなさそう。
野、野原そのものに、イメージを持たない、持ちにくい国土だからだろう、大野は、地名も、その多さには、どういうところか。遊猟に獲物はあったか、儀礼的にとらえたか、その地に立つ姿は、どんな馬がいる。
http://www1.kcn.ne.jp/~uehiro08/contents/parts/05.htm
> 大阪からはJR大阪阿部野橋から近鉄南大阪線(橿原神宮前)・近鉄吉野線に乗り、
吉野口駅でJR和歌山線に乗り換えてJR北宇智駅で下車。所要時間は約2時間。
京都からは近鉄京都線に乗り、近鉄橿原線橿原神宮前で乗り換え吉野線吉野口駅まで、
そこでJR和歌山線に乗り換えてJR北宇智駅で下車。所要時間は約2時間です。
>宇智の大野は古代の狩猟地で、JR北宇智駅の西方一帯ではないかとされている。
歌碑はJR北宇智駅の西南、奈良カントリークラブ入口から南へ荒坂峠の坂道を200mほど下った左手にある。
玉剋春 内乃大野尓 馬數而 朝布麻須等六 其草深野