日本語の語はどういう意味であろうか、言語というと、その言と語はどう違う、そして、ことば とはなにか。
すでにふれてきていることではあるが、言語とことばとは、漢語と和語の用い方で異なることがある。
ソシュールの言語学説でランガージュとラング、そこにあるパロールの区別を説明する。
それは日本語にもあってしかるべきであるが、はたして、その概念はどうだろう。
ウエブリオのサイトで、言語 を引いてみた。
げんご ごんご げんぎょ その読みにしたがって意味の説明がある。
言語と言葉はどう違うか、
>思想・感情・意志などを互いに伝達し合うための社会的に一定した組織をもつ,音声による記号とその体系。また,それによって伝達し合う行為。音声によらない手話や文字の使用を含めていうこともある。ことば。
この、ことば という言いかえに、
>人の発する音声のまとまりで,その社会に認められた意味を持っているもの。感情や思想が,音声または文字によって表現されたもの。言語。
このように説明があって、言語の説明が対応することになる。
三省堂 大辞林による。
それでは、言と語とはどう違うのか、口に出してものを言うこと、に対して、言った言葉が、かたる、のか、話をする、つげる、という違いになる。
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三省堂 大辞林
げん ぎょ 【言語▽】
〔「げん」 「ぎょ」ともに漢音〕
「 言語(げんご) 」に同じ。 「容貌悠美にして-分明也/平家 8」
げん ご [1] 【言語】
①思想・感情・意志などを互いに伝達し合うための社会的に一定した組織をもつ,音声による記号とその体系。また,それによって伝達し合う行為。音声によらない手話や文字の使用を含めていうこともある。ことば。 〔「げん」は漢音,「ご」は呉音で,明治以後の語。それ以前は「げんぎょ」「ごんご」〕
②〔ソシュールの言語理論を翻訳する際に小林英夫の用いた語〕 「ラング(フランス langue)」の訳語。
[句]言語に絶する
ごん ご [1] 【言語】
〔「ごん」 「ご」ともに呉音〕
①ものを言うこと。また,言い方。ことば。 〔日葡〕 → げんご
②言葉で表せないほどであること。言語道断。 「旦那大きに腹を立て,-憎き奴かな/咄本・あられ酒」
[句]言語に絶する
げん [1] 【言】
①口に出してものを言うこと。言った言葉。
②〔ソシュールの言語理論を翻訳する際に小林英夫が「パロール(フランス parole)」の訳として用いた語〕 ⇒ パロール
[句]言近くして指遠し ・ 言をかまえる ・ 言を左右にする ・ 言を食む ・ 言を俟たない
こと [2] 【言】
〔「こと(事)」と同源か〕
①口に出して言うこと。ことば。現代では,他の語と複合して「ごと」の形でも用いられる。 「泣きごと」 「寝ごと」 「二-三-言葉を交わす」 「朝霧の乱るる心-に出でて言はばゆゆしみ/万葉集 4008」
②言語。 「唐(もろこし)と此の国とは-異なるものなれど/土左」
③うわさ。他人の評判。 「君により-の繁きを故郷(ふるさと)の明日香の川にみそぎしに行く/万葉集 626」
④詩文。和歌。 「凜々(りんりん)として氷鋪(し)けり,といふ-をかへすがへす誦(ず)しておはするは/枕草子 302」
[句]
言も疎か ・ 言悖りて出ずれば亦悖りて入る
【 言 】 [音] ゲン ・ゴン
①ものをいう。 「 《 ゲン 》 言詞 ・言明 ・言論 」 「 《 ゴン 》 言上 ・過言 ・他言 」
②いったこと。ことば。 「 《 ゲン 》 言語 ・言行 ・言質(げんち) ・格言 ・甘言 ・狂言 ・金言 ・巧言 ・失言 ・方言 」 「 《 ゴン 》 遺言 ・伝言 ・無言 」
ご [1] 【語】
①ことば。 「 -を次ぐ」
②単語。 「 -の意味を調べる」
[句]語を交える
【 語 】 [音] ゴ ・ギョ
①かたる。話をする。つげる。 「 語気 ・語調 ・偶語 ・豪語 ・私語 ・独語 ・大言壮語 」
②ことば。言辞。 「 語彙(ごい) ・語感 ・語義 ・語句 ・語源 ・語尾 ・語法 ・敬語 ・言語(げんご)((ごんご) ・ (げんぎよ)) ・口語 ・国語 ・古語 ・熟語 ・主語 ・述語 ・類語 ・標準語 」
③「物語」の略。 「 源語 ・勢語 ・平語 」
たん ご [0] 【単語】
言語単位の一。文構成の最小単位で,特定の意味,文法上の職能を有するもの。文を構成する直接の単位である,文節をさらに構成する。「花が咲いた」における「花」「が」「咲い」「た」の類。語。
こと ば [3] 【言葉・詞▽・辞▽】
①人の発する音声のまとまりで,その社会に認められた意味を持っているもの。感情や思想が,音声または文字によって表現されたもの。言語。
②ものの言い方。ことばづかい。 「丁寧な-を使いなさい」
③言語を文字に書き表したもの。文字。
④語彙(ごい)。単語。
⑤謡物・語り物の中で,節をつけない部分。 《詞》
⑥和歌に対して,散文で書かれた部分。また,和歌の詞書(ことばがき)。絵巻物の詞書。
⑦意味。理性。ロゴス。 「はじめに-ありき」
⑧(「てにをは」に対して)体言・用言などの総称。詞(し)。
⑨語気。ものの言いぶり。 「思わず強い-になった」
⑩ことばのあや。たとえごと。 「『どりやどりや塵を結んでやらう…』『なう,腹立ちや腹立ちや,それは-でこそあれ』/狂言・引括 虎寛本」
[句]
言葉が過ぎる ・ 言葉尻を捕らえる ・ 言葉涼し ・ 言葉なお耳にあり ・ 言葉に甘える ・ 言葉に余る ・ 言葉に花が咲く ・ 言葉に花を咲かす ・ 言葉に針を含む ・ 言葉の下から ・ 言葉は国の手形 ・ 言葉は心の使い ・ 言葉は立ち居を表す ・ 言葉を返す ・ 言葉を掛ける ・ 言葉を飾る ・ 言葉を交わす ・ 言葉を下ぐ ・ 言葉を番う ・ 言葉を継ぐ ・ 言葉を尽くす ・ 言葉を濁す ・ 言葉を残す ・ 言葉を吞む ・ 言葉を吐く ・ 言葉を挟む ・ 言葉を卑くす
じ [1] 【辞】
①ことば。文章。 「告別の-」
②漢文の文体の一。賦に似ており,抒情性の豊かな韻文的要素の強いもの。 → 賦
③国文法で,単語を文法上の性質から二大別したものの一。
㋐橋本進吉の説では付属語(助詞・助動詞)をいう。
㋑時枝誠記の説では,概念過程を経ることなく,事柄に対する言語主体の立場を直接に表現する語をいう。助詞・助動詞のほか,感動詞・接続詞・陳述副詞をも含む。
↔ 詞
[句]辞を低くする
【 辞 ( 辭 ) 】 [音] ジ
①言葉。文章。 「 辞彙(じい) ・辞書 ・辞典 ・辞令 ・訓辞 ・言辞 ・賛辞 ・式辞 ・修辞 ・祝辞 ・美辞 」
②ことわる。やめる。 「 辞職 ・辞退 ・辞任 ・辞表 ・辞令 ・固辞 ・拝辞 」
③別れを告げる。 「 辞去 ・辞世 ・拝辞 」
④漢文の文体の一。韻文の一種。 「 辞賦 」
ワード [1] 【word】
①単語。語。ことば。多く,他の外来語と複合して用いられる。 「キー--」 「クロス-」
②英文タイプでの単位。五文字を一ワードとする。
③コンピューターの内部で一度に処理される情報量の単位。1ワードを構成するビット数でその大きさを表す。1ワードは8・16・32・64ビットなどコンピューターによって異なる。語。
し [1] 【詞】
①ことば。文章。詩歌。
②中国の歌曲の一体「塡詞(てんし)」のこと。
③国文法で,単語を文法上の性質から二大別したものの一。
㋐橋本進吉の説では自立語をいう。
㋑時枝誠記の説では,概念過程を経て表現された語,すなわち,事柄を表現する語をいう。
↔ 辞
【 詞 】 [音] シ
①言葉。文章。詩文。 「 詞華 ・詞章 ・詞宗 ・詞藻 ・詞林 ・祝詞 ・賞詞 ・誓詞 ・通詞(つうじ) 」
②単語。 「 助詞 ・数詞 ・動詞 ・品詞 ・副詞 ・名詞 ・形容詞 」
すでにふれてきていることではあるが、言語とことばとは、漢語と和語の用い方で異なることがある。
ソシュールの言語学説でランガージュとラング、そこにあるパロールの区別を説明する。
それは日本語にもあってしかるべきであるが、はたして、その概念はどうだろう。
ウエブリオのサイトで、言語 を引いてみた。
げんご ごんご げんぎょ その読みにしたがって意味の説明がある。
言語と言葉はどう違うか、
>思想・感情・意志などを互いに伝達し合うための社会的に一定した組織をもつ,音声による記号とその体系。また,それによって伝達し合う行為。音声によらない手話や文字の使用を含めていうこともある。ことば。
この、ことば という言いかえに、
>人の発する音声のまとまりで,その社会に認められた意味を持っているもの。感情や思想が,音声または文字によって表現されたもの。言語。
このように説明があって、言語の説明が対応することになる。
三省堂 大辞林による。
それでは、言と語とはどう違うのか、口に出してものを言うこと、に対して、言った言葉が、かたる、のか、話をする、つげる、という違いになる。
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三省堂 大辞林
げん ぎょ 【言語▽】
〔「げん」 「ぎょ」ともに漢音〕
「 言語(げんご) 」に同じ。 「容貌悠美にして-分明也/平家 8」
げん ご [1] 【言語】
①思想・感情・意志などを互いに伝達し合うための社会的に一定した組織をもつ,音声による記号とその体系。また,それによって伝達し合う行為。音声によらない手話や文字の使用を含めていうこともある。ことば。 〔「げん」は漢音,「ご」は呉音で,明治以後の語。それ以前は「げんぎょ」「ごんご」〕
②〔ソシュールの言語理論を翻訳する際に小林英夫の用いた語〕 「ラング(フランス langue)」の訳語。
[句]言語に絶する
ごん ご [1] 【言語】
〔「ごん」 「ご」ともに呉音〕
①ものを言うこと。また,言い方。ことば。 〔日葡〕 → げんご
②言葉で表せないほどであること。言語道断。 「旦那大きに腹を立て,-憎き奴かな/咄本・あられ酒」
[句]言語に絶する
げん [1] 【言】
①口に出してものを言うこと。言った言葉。
②〔ソシュールの言語理論を翻訳する際に小林英夫が「パロール(フランス parole)」の訳として用いた語〕 ⇒ パロール
[句]言近くして指遠し ・ 言をかまえる ・ 言を左右にする ・ 言を食む ・ 言を俟たない
こと [2] 【言】
〔「こと(事)」と同源か〕
①口に出して言うこと。ことば。現代では,他の語と複合して「ごと」の形でも用いられる。 「泣きごと」 「寝ごと」 「二-三-言葉を交わす」 「朝霧の乱るる心-に出でて言はばゆゆしみ/万葉集 4008」
②言語。 「唐(もろこし)と此の国とは-異なるものなれど/土左」
③うわさ。他人の評判。 「君により-の繁きを故郷(ふるさと)の明日香の川にみそぎしに行く/万葉集 626」
④詩文。和歌。 「凜々(りんりん)として氷鋪(し)けり,といふ-をかへすがへす誦(ず)しておはするは/枕草子 302」
[句]
言も疎か ・ 言悖りて出ずれば亦悖りて入る
【 言 】 [音] ゲン ・ゴン
①ものをいう。 「 《 ゲン 》 言詞 ・言明 ・言論 」 「 《 ゴン 》 言上 ・過言 ・他言 」
②いったこと。ことば。 「 《 ゲン 》 言語 ・言行 ・言質(げんち) ・格言 ・甘言 ・狂言 ・金言 ・巧言 ・失言 ・方言 」 「 《 ゴン 》 遺言 ・伝言 ・無言 」
ご [1] 【語】
①ことば。 「 -を次ぐ」
②単語。 「 -の意味を調べる」
[句]語を交える
【 語 】 [音] ゴ ・ギョ
①かたる。話をする。つげる。 「 語気 ・語調 ・偶語 ・豪語 ・私語 ・独語 ・大言壮語 」
②ことば。言辞。 「 語彙(ごい) ・語感 ・語義 ・語句 ・語源 ・語尾 ・語法 ・敬語 ・言語(げんご)((ごんご) ・ (げんぎよ)) ・口語 ・国語 ・古語 ・熟語 ・主語 ・述語 ・類語 ・標準語 」
③「物語」の略。 「 源語 ・勢語 ・平語 」
たん ご [0] 【単語】
言語単位の一。文構成の最小単位で,特定の意味,文法上の職能を有するもの。文を構成する直接の単位である,文節をさらに構成する。「花が咲いた」における「花」「が」「咲い」「た」の類。語。
こと ば [3] 【言葉・詞▽・辞▽】
①人の発する音声のまとまりで,その社会に認められた意味を持っているもの。感情や思想が,音声または文字によって表現されたもの。言語。
②ものの言い方。ことばづかい。 「丁寧な-を使いなさい」
③言語を文字に書き表したもの。文字。
④語彙(ごい)。単語。
⑤謡物・語り物の中で,節をつけない部分。 《詞》
⑥和歌に対して,散文で書かれた部分。また,和歌の詞書(ことばがき)。絵巻物の詞書。
⑦意味。理性。ロゴス。 「はじめに-ありき」
⑧(「てにをは」に対して)体言・用言などの総称。詞(し)。
⑨語気。ものの言いぶり。 「思わず強い-になった」
⑩ことばのあや。たとえごと。 「『どりやどりや塵を結んでやらう…』『なう,腹立ちや腹立ちや,それは-でこそあれ』/狂言・引括 虎寛本」
[句]
言葉が過ぎる ・ 言葉尻を捕らえる ・ 言葉涼し ・ 言葉なお耳にあり ・ 言葉に甘える ・ 言葉に余る ・ 言葉に花が咲く ・ 言葉に花を咲かす ・ 言葉に針を含む ・ 言葉の下から ・ 言葉は国の手形 ・ 言葉は心の使い ・ 言葉は立ち居を表す ・ 言葉を返す ・ 言葉を掛ける ・ 言葉を飾る ・ 言葉を交わす ・ 言葉を下ぐ ・ 言葉を番う ・ 言葉を継ぐ ・ 言葉を尽くす ・ 言葉を濁す ・ 言葉を残す ・ 言葉を吞む ・ 言葉を吐く ・ 言葉を挟む ・ 言葉を卑くす
じ [1] 【辞】
①ことば。文章。 「告別の-」
②漢文の文体の一。賦に似ており,抒情性の豊かな韻文的要素の強いもの。 → 賦
③国文法で,単語を文法上の性質から二大別したものの一。
㋐橋本進吉の説では付属語(助詞・助動詞)をいう。
㋑時枝誠記の説では,概念過程を経ることなく,事柄に対する言語主体の立場を直接に表現する語をいう。助詞・助動詞のほか,感動詞・接続詞・陳述副詞をも含む。
↔ 詞
[句]辞を低くする
【 辞 ( 辭 ) 】 [音] ジ
①言葉。文章。 「 辞彙(じい) ・辞書 ・辞典 ・辞令 ・訓辞 ・言辞 ・賛辞 ・式辞 ・修辞 ・祝辞 ・美辞 」
②ことわる。やめる。 「 辞職 ・辞退 ・辞任 ・辞表 ・辞令 ・固辞 ・拝辞 」
③別れを告げる。 「 辞去 ・辞世 ・拝辞 」
④漢文の文体の一。韻文の一種。 「 辞賦 」
ワード [1] 【word】
①単語。語。ことば。多く,他の外来語と複合して用いられる。 「キー--」 「クロス-」
②英文タイプでの単位。五文字を一ワードとする。
③コンピューターの内部で一度に処理される情報量の単位。1ワードを構成するビット数でその大きさを表す。1ワードは8・16・32・64ビットなどコンピューターによって異なる。語。
し [1] 【詞】
①ことば。文章。詩歌。
②中国の歌曲の一体「塡詞(てんし)」のこと。
③国文法で,単語を文法上の性質から二大別したものの一。
㋐橋本進吉の説では自立語をいう。
㋑時枝誠記の説では,概念過程を経て表現された語,すなわち,事柄を表現する語をいう。
↔ 辞
【 詞 】 [音] シ
①言葉。文章。詩文。 「 詞華 ・詞章 ・詞宗 ・詞藻 ・詞林 ・祝詞 ・賞詞 ・誓詞 ・通詞(つうじ) 」
②単語。 「 助詞 ・数詞 ・動詞 ・品詞 ・副詞 ・名詞 ・形容詞 」