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韜光養晦、有所作為

2014-07-08 | 日本語どうなるの?

光を韜み養い晦すという語である。
読みは、光を つつみ やしない かくす となる。

その意味には、才能や野心を隠して、周囲を油断させて、力を蓄えていくという処世の姿勢、とある。
能を隠し、実力を蓄えるというふうに、説明するが、かつて小平が打ち出した中国外交の基本方針、冷静観察、站稳脚跟、沈着応付、韬光養晦、善於守拙、絶不当頭、という二十四文字指針を思い出す、とする。

その意味には、冷静に観察し、足元を固め、落ちついて対処し、能力を隠し、ボロを出さず、決して先頭に立ってはならない、と解説する。
この語そのものは処世の教訓であるらしい。

何かをほうふつとさせるような生き方だが、それをいま、すこしちがった意味内容で、その思想を実現しようとしているらしいのが、現在の中国である。
そして、有所作為、やるときはやれ、と言ったような言葉が続いていたそうであるから、これまた、むべなるかなと。

堅持韜光養晦、積極有所作為

冷静観察、
穏住陣脚(足下を固め)、
沈着応付、
韜光養晦(鋭気や才能を隠して時を待つ)、
善于守拙(劣勢時に利口なまねをしない)、
決不当頭(決して先頭に立たず)、
有所作為(為すべきを為して業績を上げる)

提示した外交戦略を銭其は「冷静観察、沈着応付、穏住陣脚、韜光養晦、有所作為」の文字を用いて概括した








韜光養晦~中国の四字熟語より - Yahoo!ブログ - Yahoo! JAPAN
blogs.yahoo.co.jp/patriotforgood/20761672.html

>その昔、中国の後漢時代の政治家・楊彪(ようひょう)は、息子である楊修を非常にかわいがっていた。というのも、修は好学にして秀才、判断力にも優れており、将来を有望視されるできた息子だったが、最後は曹操に殺されてしまう。
才能を露わにし過ぎたり目立ち過ぎたりすると、その才を妬み、足を引っ張る輩が必ずいる。
そうならないためにも「韜光養晦」で組織の中を渡り歩くほうが賢明な生き方なのだ。
中国では才能を表に現し過ぎたために失脚の憂き目に遭った人は数知れない。
現代で言えば、毛沢東にその才を恐れられ失脚させられた劉少奇がそうである。
逆に、その才をひた隠しにし、常に毛沢東を立てて彼に従うことにより、組織の中枢で生き残ったが周恩来である。
「正しく生きなくとも良い、但し賢く生きなければならない」。「不倒翁」と呼ばれた周恩来の生き方を見ていたら、ふとそんな教訓を思いついた。








中国主席、盧溝橋事件77年の記念式典で日本批判を展開
2014.7.7 13:15
1937年の盧溝橋事件から77年を迎えた7日
中国人民抗日戦争記念館、「中国は侵略の歴史の否定や歪曲(わいきょく)、美化を決して許さない」と演説
「抗日戦争と反ファシズム戦争の勝利から間もなく70年となる今日も、依然として、確固たる歴史の事実を無視し、戦時中に犠牲となった数千万の罪のない命を無視する者がいる」

盧溝橋事件77年、習主席が日本批判 「侵略を美化」
北京=林望、ベルリン=玉川透2014年7月8日01時17分
「いまも少数の者が歴史の事実と戦争で犠牲になった命に目を向けず、時代に逆行しようとしている」
「侵略の歴史を美化する者を、中国と各国人民は決して認めない」
「世界反ファシズム戦争の東の主戦場」

 〈盧溝橋事件〉 1937年7月7日夜、北京郊外の盧溝橋近くで演習していた日本軍に何者かが発砲したとして、翌朝から日本軍が北京周辺の中国軍への攻撃を開始した。事件後、戦線は中国各地に拡大。日中は全面戦争に突入した。



習主席の日本批判報じず、新華社は発言削除
TBS News-2014/07/04共有
報道では「習近平国家主席は、中国が平和的国家であり、アジアの繁栄のため、韓国と協力することを強調した」とのタイトルで講演の詳細を伝えています。しかし、日本の軍国主義批判や歴史問題について批判した部分については一切触れ ...

習主席の日本批判報じず、新華社は発言削除
http://news.tbs.co.jp/20140704/newseye/print2241428.html
>習主席の日本批判報じず、新華社は発言削除
 中国の習近平国家主席が4日午前、訪問先の韓国・ソウル大学で講演し、歴史問題などで日本を批判しましたが、中国国営の新華社通信は講演の内容から日本に関する発言を全て削除して報じています。
 中国国営の新華社通信は、習近平国家主席の講演が始まってから5時間後の日本時間午後4時半ごろ、講演の内容を伝えました。報道では「習近平国家主席は、中国が平和的国家であり、アジアの繁栄のため、韓国と協力することを強調した」とのタイトルで講演の詳細を伝えています。しかし、日本の軍国主義批判や歴史問題について批判した部分については一切触れていません。
 また、国営の中国中央テレビはこれまで、講演については一切報じていません。(04日17:53)


中国主席が日本批判 「野蛮な侵略した」
2014.7.5 08:31 [中国]
> 中国の習近平国家主席は4日、ソウル大で演説し「日本軍国主義は中韓両国に対し野蛮な侵略戦争を行った」と述べ、歴史問題に絡めて日本を批判した。
 習主席は、豊臣秀吉が朝鮮半島に派兵した文禄・慶長の役(1592~98年)に触れ、中韓は「同じ敵を憎み、肩を並べて戦った」と両国の共闘を強調。現在の日中、日韓関係の対立も念頭に中韓両国民の共感意識に訴えた。
 主席はまた、日本に抵抗した独立運動家らが上海で樹立した大韓民国臨時政府などに言及。さらに、初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した独立運動家、安重根が残した「青春は二度と来ない。無駄に過ごすな」の言葉を紹介して学生を激励した。
 朝鮮半島については非核化の重要性を指摘し「南北朝鮮の関係改善を支持する」と述べた。(共同)


「日米分断」失敗 焦る習氏、強硬姿勢を転換 太田氏ら要人の訪中活発化
2014.6.26 08:06 [日中関係]
 【北京=矢板明夫】一昨年秋の尖閣諸島(沖縄県石垣市)国有化を受けて、1年半以上中断していた日中間の要人往来が、再び活発化し始めた。高村正彦自民党副総裁や、吉田忠智社民党党首らが相次いで北京を訪れたほか、26日からは太田昭宏国土交通相が訪中し、複数の閣僚と会談する予定だ。この時期に一連の日中対話が実現した背景には、日米分断を狙った習近平国家主席主導の外交が失敗に終わり、軌道修正を余儀なくされた中国側の事情があるようだ。
 日中関係筋によると、太田氏は楊伝堂交通運輸相らとの間で、海難共同救助のほか、尖閣周辺海域に頻繁に侵入する中国公船に関し交渉する可能性もあるという。「今回の対話は結果が伴わなくても大きな意味がある」(同筋)とされる。
 安倍晋三政権による対話呼びかけを拒否し続けてきた中国側が態度を軟化させたのは5月に入ってから。
 中国外交関係者はその理由について、オバマ米大統領が4月末に訪日し、「尖閣諸島が日米安全保障条約の適用対象である」と米大統領として初めて明言したことが大きいと解説する。同関係者によると、習主席ら対日強硬派はオバマ発言に大きな衝撃を受けたという。習政権がそれまで、歴史問題などでの“対日共闘”を米国に呼びかけるなど、大きな外交課題として取り組んできた「日米分断」が奏功しなかったことが明らかになったためだ。
 これ以上、日本に高圧的な態度を取り続けると、東シナ海で米軍と直接対決する場面が増える恐れがあり、中国共産党内の改革派から「早急な対日関係改善」を求める声が高まったという。日本からの投資や技術を熱望する経済界もこれに同調し、大きな圧力となったようだ。
 習主席に対し、11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に、安倍首相と会談するよう求める声も党内で大きくなっており、「APECまでに、安倍政権から少しでも譲歩を引き出したい習主席とその周辺は、かなり焦っている」(共産党筋)という。



日経新聞 2013年6月16日(日) P.11 日曜に考える面
コラム 検証 習氏が描く「中華」復興

 米中首脳会談、大国意識あらわ 「関係づくり」と「膨張にクギ」:米バランスに配慮
 オバマ米大統領と中国の習近平国家主席は7日から2日間、首都ワシントンから離れたカリフォルニア州の保養地で首脳会談に臨んだ。
中国台頭をけん制するオバマ大統領と、自国を大国として扱うよう迫る習主席。
暑いながらもゆったりとした保養地の雰囲気とは裏腹に、2人は8時間に及んだ対話で激しい駆け引きを演じた。
 「新しいタイプの大国関係」--。
習氏はオバマ氏との会談で対米関係のキーワードをこう提起し、その中身を自ら「不対抗、相互尊重、協力」と説明した。
 太平洋へ思惑
 一見、柔らかい表現だが、習氏の言う「大国関係」は、米国が中国を対等な存在と認め軍事・経済面での台頭を容認することを意味する。
 米国が周辺国との領土を巡る摩擦に口出しせず、共産党の一党支配の下で市場経済を推し進める独特の社会制度を認めるよう迫ったといえる。
 習氏が打ち出したもう一つのキーワードが米国との間に横たわる「太平洋」だった。
 会談では「中華民族の偉大な復興」という「中国の夢」を語ったうえで「広い太平洋には米中両大国を受け入れる十分な空間がある」と強調した。
 かって大陸国家としてアジアに君臨した中国は歴史的に海への興味が薄く、近代に至っても海軍の強化を怠った。
 中国共産党ではこれが日本や欧州列強の侵略を招いたとの強い意識が受け継がれている。
 1978年に実権を握り改革開放を推し進めた故小平氏は当時の中国の実力に合わせ、才能を隠して内に力を蓄える「韜光養晦(とうこうようかい)」を外交・安保戦略の柱に据えた。
 貿易拡大による経済発展を優先し、まずは国力の底上げを狙う考え方だった。
 改革開放から35年。
 中国の経済規模は米国に次ぐ世界2位になった。
 習氏が国家主席を続ける今後10年のうちに、中国が世界一に浮上する可能性もある。
 米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)の情報提供を習氏が求めたのにも「太平洋の貿易ルールを中国抜きで決めるのか」との強い意志がにじむ。
 中国が世界一だった明朝王朝時代の国力の回復を指す「中華民族の復興」を実現する時が来たーー。
 こんな習氏の思いが透ける。
 太平洋の権益は経済にとどまらない。
 習氏の言葉は中国海軍幹部がかって「ハワイより東を米軍、西を中国海軍が管理しよう」と持ちかけたのと重なる。
 西太平洋で示威行動をとる中国海軍にとって、沖縄県の尖閣諸島はまさに出口に位置する。
 資源というよりも安保上、極めて重要。
 中国が譲歩の姿勢を見せないのもこのためだ。
 「G2」に懸念
 「中国の夢」は日本を含め周辺国と様々なあつれきを生み出す。
 アジア諸国には「習体制の中国は世界を米中の2大国で仕切る『G2』を求め始めた」(在北京の南アジア外交筋)との警戒感が強まっている。
 オバマ氏は「中国の平和的な発展は歓迎する」と中国の膨張にクギを刺した。
同時に「日本は民主的な国家で信頼している。 日米は重要な同盟だ」と尖閣周辺での挑発行為を容認しない姿勢を強調した。
 首脳会談の2日後の10日、会談場所から200キロ余りのカリフォルニア州内で、島しょ防衛の日米共同訓練が始まった。
 陸海空3自衛隊そろって海外訓練に参加するのは初めてだ。
 中国による延期・中止の要請に応じず、予定通り実行したのは、アジアへの影響力を堅持しようとするオバマ政権の意志の表れだ。
 米政権は今回、「緊密な関係づくり」と「断固たる態度」のバランスに細心の注意を払った。
 会談場所に保養地を選び、首脳の個人的な関係づくりを演出できる舞台を整える一方で、習氏への過剰サービスは避けた。
 緊密さの演出は8日朝の2人散歩だけ絞り、オバマ氏はミシェル夫人を同行しなかった。
 習主席の彭麗媛夫人は歌手とはいえ現役軍人で、天安門事件で民主化運動を鎮圧した部隊を慰問した過去もある。
 ミシェル夫人が軍人と歓談し、人権無視との批判が広がるのは避けたかった。
 米外交筋は「大統領は(習氏を)警戒する半面、堅さの目立った前任の胡錦濤氏より率直に話せる相手と感じたようだ」と見る。
 両政府は7月、ワシントンで5日間、米中戦略・経済対話を開く。
 中国外相、国防相も参加。
 両国の主要閣僚が長時間、顔を合わせる。
 緊張をはらみつつパイプを複線化する方向へ動く米中。
 その動向は東アジアの行方も大きく左右する。
 (中国総局長 中沢克二)


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