面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

搾取の構図

2006年12月12日 | ニュースから
「残業代ゼロ労働」導入を要請 経団連会長、厚労相に(朝日新聞) - goo ニュース

経団連の御手洗会長と柳沢厚生労働大臣らが東京都内のホテルで懇談し、労働法制見直しなどについて意見交換したとか。
経団連側は、一定条件の会社員を労働時間規制から外して残業代を払う必要がなくなる「ホワイトカラー・エグゼンプション」導入のほか、派遣労働者の期間制限や雇用申し込み義務の廃止などを要請したという。

対する厚労相は、ホワイトカラー・エグゼンプションについて「問題は適用範囲」として年収要件が必要との同省の認識を示しつつも「時間より成果で決める考え方は分かる」と導入に前向きの姿勢を示している。

これで経営層による労働者からの搾取に拍車がかかるのではないだろうか。
成果を表しにくいホワイトカラー系従業員に対して、何か適当な成果を設定し、これを達成しなかったということで残業代は0!ということになるのだろう。
例えば総務の社員は、何を持って成果とするのか?
経理担当は?人事担当は??

経営層による労働者締め付けの一環としか思えないというのは間違いだろうか?
将来の日本は、一握りの富裕層にますます富が集中し、一般労働者はどんどん疲弊していく構図が見てとれる。
いじめ、子殺し・親殺し、快楽殺人…文化と生活の水準低下に基づいて、国の崩壊が加速度的に進むことだろう。。