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広島・原爆の日

2012-08-06 14:23:06 | 新聞記事
今日8月6日の広島は、67回目の原爆忌を迎えた。

昭和20年(1945)8月6日の今日、中部太平洋のテニアン基地から飛来した米戦略爆撃機B29エノーラ・ゲイは、午前8時15分17秒、広島に原子爆弾(リトル・ボーイ)を投下した。

リトル・ボーイは爆弾倉を離れるや横向きにスピンし、ふらふらと落下した。間もなく尾部の安定翼が空気を掴み、放物線を描いて約43秒間落下した後、高度約580mの上空で核分裂爆発を起こし一瞬にして広島を廃墟の町に変えた。

爆心地から半径500mにいたほとんどの人々が即死し、当時の広島市には35万人の人が居たそうだが、うち約14万人がこの一発の原爆で死亡したとされている。

今朝は、広島市中区の平和記念公園で開かれた平和記念式典には、約5万人が参列している。
原爆投下時刻の午前8時15分に黙祷し、犠牲者の冥福を祈った。

広島市長は平和宣言で、高齢化する被爆者の悲しみ、苦しみと「切なる願い」を世界に伝えたい、と被爆体験の継承と核兵器廃絶への思いを共有する重要性を強調していた。
また、東京電力福島第一原発事故に鑑み、政府に「市民の暮らしと安全を守るためのエネルギー政策」の早期確立を求めたいた。

野田首相はあいさつで、「被爆体験の『記憶』を確かに伝承する取り組みを様々な形で後押しする」とした。

なお、この1年間に死亡が確認された被爆者5729人の名簿が原爆死没者慰霊碑に納められ、名簿は計102冊、死没者数は28万959人となったそうな。


黙祷・合掌

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