やうちのブログ

gooの仲間と語り合う

弥生月・都々逸で振り返る

2010-03-31 13:19:19 | Weblog

”一夜飾りを嫌った雛は 娘の春まで遠ざける”

”待てどくらせど届かぬ春に やきもきしている彼岸花”

”しがん(此岸)出ずれば三途の川を 無事に渡ってとうひがん(到彼岸)

”手折りしたいとおみなの花を うっとり見惚れるおとこえし”

”かたい蕾をこじ開けながら 明日の出番を待つ桜”

”永い眠りを目覚めた桜 やおら化粧にとりかかる”

”つぼみ膨らめ早くに咲けと 急かす夕べの雨の音”

”春の訪れ遅くてならぬ 迎え出したら戻り雪”

”そっと愛よぶ二人の春を 雪の悋気が遅らせる”


以上 蔵出し吟より

今日は年度末

〆て損得秤にかけて 喜怒哀楽の大福帳

◆都々逸について◆

都々逸とは、26文字を使った短詩です。江戸期に興った俗曲で、その歌詞は「七七七五」の律です。また各節の七字の構成に以下のような決まりがあります。

 始めの七は「上句」で【3+4】又は(4+4) 

 次の七は 「中句」で【4+3】又は(2+5) 

 次の七は 「下句」で【3+4】又は(4+4) 

 最後の五は「五座」と言い、締めくくりです。    

  ○俺のおまえの(3+4) 小じわの数は(4+3) あの日その時(3+4) 刻んでる(5) 

・以上のような手順で皆さんも唸ってみませんか・・・


弥生月・雑感

2010-03-30 16:14:00 | 雑感
今月も今日・明日の二日を残すのみとなった。
ここにきて日本列島寒波に見舞われ 晴天なれど寒い一日である。

久しぶりに散歩に出かける。 梅は咲いたか~桜はまだかいな~
折角目覚めた桜は この寒さにうろたえ かたくなに蕾を閉じたままで開こうとはしない。じゃ~私が代わりにと 隣の梅が見事なプロポーションで目を楽しませてくれた。

こんな見事な梅の木なのに
”浮気うぐいす梅の木じらし わざと隣の桃で鳴く”
の 気持ちが分らない・・・

さて、この月を振り返ると 月初めに人生の二大仕事のうち 2つ目の仕事である息子の結婚披露宴を恙無く済ますことが出来き 片方の肩の荷を下ろしホットさせて貰った。

は漸く落ち着きを取り戻し 音沙汰なしで一安心なり。
しかし、もう片方の肩には次男が控えているので 未だ安堵とは行かない。

もう少し元気で頑張らなくちゃ~と想う 弥生月となった。

彼岸のお中日

2010-03-21 12:19:45 | Weblog

明け方の強風混じりの雨が止まない。

例年であれば 午前中にお墓参りに行くのだが まだ躊躇している。

 “帰路の切符がとれたら一度 彼岸の先祖に逢いに行く” 

 さて、今日は春分の日、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」国民の祝日である。

戦前は「春季皇霊祭」と言い、歴代天皇や主たる皇族の忌日を春と秋に纏め奉祀したものだそうだが、昭和23年から現在の「春分の日」となっている。

また、今日は“お彼岸の中日”で、仏教各派では全国各地で「春季彼岸会」が行われ、宗派問わず墓参りをする人達も多い。

で、お彼岸とはなんぞや?~であるが、お坊さんの説教を聞くと、 大きな川を挟んで向こう岸(彼岸)に仏の世界があり、我々凡夫はこちらの岸(此岸)に居ると考えられる。

「彼岸」は、仏の世界であり、悟りの世界であり、「此岸」は凡夫の世界であり、迷いの世界である。

そして、迷いの岸(此岸)から、悟りの彼岸に到る(到彼岸)のが、仏教の目的であり、「彼岸」の意味だと結んでいる。

 しかしながら宇宙旅行も夢ではない今日、今もって彼岸から此岸に帰還した者が居ない。

彼岸にある西方浄土とは、如何なる所で、そんなに遠い所なのだろうか?・・・

”此岸と彼岸に吊橋架けて 三途の川などひとまたぎ”

とは、ならないものだろうか? と、暫し瞑想に耽る一日である


人生の二大仕事

2010-03-11 21:24:26 | 雑感

暫くの ご無沙汰でした。

このところ息子の結婚披露宴を控え 雑多に追われてブログも1ヶ月近くお休みをした。

それにも関わらず 日々たくさんのアクセスを頂き有難いことと 厚く御礼申し上げます。

披露宴も無事終え 今夜は久しぶりにマイブログを開いているところである。

さて 今夜は「人生の二大仕事」について書いてみた。

人間 この世に生を受け 死ぬまでにどうしても成さねばならないことが二つ有ると言う。

生前の親父は このことを何時も自分に諭していた。

一つは 「親を送る」こと。 今一つは 「子供たちの結婚披露宴」を行うことだそうな。

一つ目の親を送ることは 自然の摂理であるので既に成し終えた。
二つ目の子供たちの結婚披露宴を行うことであるが、この二つ目はおいそれと自分の思ったとおりにはゆかない。

自分には息子が二人いるが、今までに2人に結婚を勧めるも 他人ごとのように親の話を聞こうとしない。

普通であれば この時期、孫たちに大学・高校受験の合格祝いを弾んでいるところだが、情けないかな未だにその境涯には至らない。

そんな折、昨年のお盆に突然長男の方が年貢の収め時と思ったのか、“親父俺・結婚するぞ!”と言ってくれて今日まで その日を指折り数えて待っていた次第である。

で、結婚披露宴であるが、今までに 親戚・知人の結婚披露宴は数多く出ているが、いざ息子の披露宴となるとはたと戸惑う。

息子達は外国に行って二人で結婚式を挙げてくるので披露宴はいらぬと言う。

しかし、自分としては披露宴をやらないで済ます訳にはゆかない。

親の遺言を反故にすると あの世で親父に合わす顔がない。何とか息子を宥めて めでたく披露宴を済ましてホットしているところである。

これからは 

 ♪一に嫁とり 二に孫見れば 三に黄金の蔵を見る 

と なって欲しいものと念じている。