中期高齢者夫婦で善光寺に詣でた。
出発は四月吉日、恒例の夫婦就楽(しゅうがく)旅行である。
(ぜん) (こう) (じ) (えこうばしら)
”善と悪との交差の糸を 自在にあやつる回向柱”
今年は、七年に一度の御開帳の年であり、前回(平成15年)お受けしてきた“ミニ前立本尊”を納めるために出向いた。お護り頂いた六年間の無病?息災に感謝しつつである。
日程は2泊3日で、善光寺詣でを済ませた後に真田家縁の松代・上田を回り、別所温泉郷に鎮座する北向観音堂にも参拝してきた。以下、その道中記である。
「善光寺」のこと
今回はお朝事にお参りしたく、宿坊に泊る。
夕餉は、しんみりとした宿坊の一室で、7組の宿泊者と一緒に精進料理で銚子を傾ける。(何故か酔えない)
早朝5時に起床、宿坊住職の案内で内陣参拝・「お戒壇めぐり」で、如来様の真下にある錠前に触れ、極楽往生の約束を取り付ける。
次に「お朝事」では、大勧進お貫主と天台宗一山住職、大本願お上人と浄土宗一山住職らの行う勧行に手を合わせる。
そして勧行が終わると、お貫主とお上人から「お数珠頂戴」を受ける。この時、煩悩も吹ききれ、身も心も軽くなったが、帰宅した途端に“元の木阿弥”哉
なお、善光寺は無宗派ではあるが、この二宗派により善光寺が運営なされているそうな。
つづく