中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
精度を上げる
夏休みに結構勉強していても、過去問を解くとあまり解けない。点数が上がらない。
あるいは、塾の演習授業でも点数がとれない、という場合があるでしょう。
これまでの勉強で、さらに知識やできることが増えたが、ひとつひとつがまだ正確ではないから、かえって間違えたりするし、ミスも増えるからなのですが、ここで「がっかり」するお父さん、お母さんも少なくないでしょう。子どもたちも同じ気持ちかもしれません。
「あんなにやったのに」
しかし、あんなにやったことは絶対に無駄にはなっていません。
それだけ力がついている。ただ精度が高くない。だからこれから精度を上げていけばいいだけであって、あまりがっかりしてはいけないのです。
ただ、「ていねいにやりなさい」とか「正確にやりなさい」と言ったところで、あまり意味がない。なぜなら本人たちは「ていねいに」やっているからです。
そういう意味では子どもたちの正確さの尺度はまだまだ手ぬるい部分があるわけです。
「もう大丈夫だろう」「これは覚えた」
しかし、そうではないから、間違える。
その精度の水準を上げる必要があります。本当に次は絶対にできるか? もう完全に覚えたか? そんなわけはない。
私は毎年同じ授業をするわけですが、それでも毎年忘れることが多かった。特に歴史なんかはそうです。「あれ、これは何年だっけ。」などと思うことが多々ある。
これに対する対策は繰り返すこと。覚えたと思っても、手を抜かない。大事なことは面倒なことなのですが、しかし面倒なことをやり切らないと成果は上がらない。
そこをしっかり理解させる必要があります。
また、算数などはやはり手順を明確にしていく必要があるでしょう。良く私はルーティンの話をしますが、たとえばイチロー選手は打席に入るとき、いつも同じルーティンをしている。余分なところに力がはいらないように、姿勢を確認するために、同じルーティンで入る。これは非常に大事なヒントです。
算数の問題を解くときに、条件に下線を引く、あるいは数字をマルで囲む。式を必ず書く。計算はその場で見直す。というルーティンを確実に実行することで、正確さは身についてくるもの。
同じことを毎回繰り返すことができるから4000本もヒットが打てるのです。
精度を上げるためには
1 知識を覚えることに関しては、とにかく愚直に繰り返す。
2 考える問題については、自分のルーティンを決めて、それを毎回必ず実行する。
この2つが必要です。
秋の学習では、マイナスな言葉を口にするよりも、どうやってこの2つを成し遂げるか、を考えていかれると良いでしょう。
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比の基本(1)
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中学受験 算数オンライン塾
9月1日の問題
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お知らせ
算数5年後期第2回 算数オンライン塾「比(2)」をリリースしました。
詳しくはこちらから
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これまでの勉強で、さらに知識やできることが増えたが、ひとつひとつがまだ正確ではないから、かえって間違えたりするし、ミスも増えるからなのですが、ここで「がっかり」するお父さん、お母さんも少なくないでしょう。子どもたちも同じ気持ちかもしれません。
「あんなにやったのに」
しかし、あんなにやったことは絶対に無駄にはなっていません。
それだけ力がついている。ただ精度が高くない。だからこれから精度を上げていけばいいだけであって、あまりがっかりしてはいけないのです。
ただ、「ていねいにやりなさい」とか「正確にやりなさい」と言ったところで、あまり意味がない。なぜなら本人たちは「ていねいに」やっているからです。
そういう意味では子どもたちの正確さの尺度はまだまだ手ぬるい部分があるわけです。
「もう大丈夫だろう」「これは覚えた」
しかし、そうではないから、間違える。
その精度の水準を上げる必要があります。本当に次は絶対にできるか? もう完全に覚えたか? そんなわけはない。
私は毎年同じ授業をするわけですが、それでも毎年忘れることが多かった。特に歴史なんかはそうです。「あれ、これは何年だっけ。」などと思うことが多々ある。
これに対する対策は繰り返すこと。覚えたと思っても、手を抜かない。大事なことは面倒なことなのですが、しかし面倒なことをやり切らないと成果は上がらない。
そこをしっかり理解させる必要があります。
また、算数などはやはり手順を明確にしていく必要があるでしょう。良く私はルーティンの話をしますが、たとえばイチロー選手は打席に入るとき、いつも同じルーティンをしている。余分なところに力がはいらないように、姿勢を確認するために、同じルーティンで入る。これは非常に大事なヒントです。
算数の問題を解くときに、条件に下線を引く、あるいは数字をマルで囲む。式を必ず書く。計算はその場で見直す。というルーティンを確実に実行することで、正確さは身についてくるもの。
同じことを毎回繰り返すことができるから4000本もヒットが打てるのです。
精度を上げるためには
1 知識を覚えることに関しては、とにかく愚直に繰り返す。
2 考える問題については、自分のルーティンを決めて、それを毎回必ず実行する。
この2つが必要です。
秋の学習では、マイナスな言葉を口にするよりも、どうやってこの2つを成し遂げるか、を考えていかれると良いでしょう。
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