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塾にたくさん行くと

塾に早くから週3日とか、行くようになると塾で勉強していればいい、とみんなが思い始めるところがあります。

夜遅くまでやっているんだから、家ではしなくてもいい、みたいな感覚がつい出やすい。

逆にあまり勉強していないと、じゃあ、もう少し塾を増やそうかしら、みたいな感覚も同じようなものかもしれません。

つまり外で勉強する機会が増えるごとに、「自分で勉強する機会が減少する」ということになります。

これを低学年からやってしまうのは、あまり良いことではないように思うのです。

塾では、情報を一方的に与えられる。

塾の授業はある意味効率を大事にするところがありますから、たくさんのことを教えてもらえる。

つまり、それは自分で調べる必要もないし、テキストを自分で読み込む必要もない。

聞いていれば、自動的に耳に入ってくる、という受動的なものです。

これに慣れすぎてしまうと、自分から調べたり、自分で考えたりする、ということが少なくなる。

しかし、入試問題はそうではない。

自分で考えたり、数え上げたり、作業をしたりしながら解いていくものだから、能動的な作業が必要なわけで、あまり受動的な機会を低学年のうちからたくさん与えてしまうのはプラスにはならないのです。

つい塾に出してしまえば、と思いがちですが、実はかえって逆効果になる場合もある。特に低学年の場合は、まずはじっくり自分で勉強できるようにすることが大事でしょう。

これは確かに最初は手間がかかるかもしれない。しかし、身について自分のものになってしまえば、自分でとっとと勉強してくれるわけだから、こんなにスムースなことはないのです。

まずはそういう時間を低学年のうちにしっかり作っていくことが、受験負担の軽減につながると思います。

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今日の田中貴.com

第100回 6年生の夏休みから塾に行く
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