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ちびまるこちゃん「慣用句」に思うこと

先日、本屋をのぞいていたら、こんなものが出ていました。



何とか、子どもたちに慣用句を覚えさせたい、ということなのでしょうか。

ひとつの慣用句にひとつ、ちびまるこちゃんの漫画がついている。まあ、ドラえもんだったり、こういうシリーズはたくさんあるので、他にも例があるでしょう。

実際に慣用句とか、ことわざとか、子どもたちは結局知識として覚えるということになってくるのでしょうか。あまり会話の中で使われることはないし、本でもそういう表現を使われているものは少ないことは事実だから、結局、試験に出るから覚える、ということになるのかもしれない。

言葉は少しずつ変わってくる。

使われることばも、変わってくる。

以前、打ち合わせのときに

田中さん的には、どう思われますか?」

と言われて、なんだあ?と思いましたが、これもまあ、今は比較的多いのかもしれない。

だから古い慣用句は、あまり使わないから、もはや覚えるしかない、ということになるのでしょうか。

とすると、なぜ入試問題はこれを出すか?ということになってくる。

これはやはり文化を継承する、ということではないか、と思うのです。

実は、最近時々、文楽や歌舞伎に関する問題というのが出てきています。能なんかも、ひとつの問題になっている。

知らないだろう、出してやろう。というのでは本当はないのです。

古いものにも、敬意を払いながら、家庭は文化的な教育を考えているか、ということを問われているのだろうと思うのです。

しかし、まあ、手っ取り早い対策をすると、こういう本に頼ってくるのも必要なことであり。

だから両面、考えておけば良いのではないかと思います。

たまには劇場に行って見るのも良いのではないでしょうか。

上手(かみて)って舞台に向かって、右側でしょうか? 左側でしょうか?

ちびまる子ちゃんの慣用句教室 慣用句新聞入り (満点ゲットシリーズ/ちびまる子ちゃん)
クリエーター情報なし
集英社


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過去問を始める時期
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中学受験 算数オンライン塾

5月21日の問題
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キッチンタイマー

塾の教室に比較的よく、おいてあるのがキッチンタイマーです。

もちろん、試験用に使う。あるいは、問題を解くのに
「じゃ、この問題は3分ね。」
といって使います。

過去問をやり始めると、大変便利です。

操作も簡単だから、子どももうまく使っている。私は、自宅の勉強で1つの勉強時間を、第一志望の試験時間に合わせると良いと思っていますが、そういうのにも使える。

例えば第一志望の試験時間が各教科50分だとしたら、1つの勉強の単位50分にする。

タイマーをセット。

そして、そのタイマーが鳴るまでは、絶対に勉強をやめない。トイレもだめ。もちろん冷蔵庫を覗きに行ってジュースもだめ。

50分間集中する。その間は黙々と勉強をするのです。

そうすると、50分間は集中して勉強できるくせがつきます。かつ、50分という単位でどのくらいのことができるのか、だんだん見当がついてくる。

例えば算数の入試問題を解いていく中で、50分では自分はどのくらいの問題ができるのか、といったような勘が生まれてきます。

できるものからどんどん解いていくのが良い。

そういう練習にキッチンタイマーは便利です。安いから、子どもたちが後半はみんな、それぞれのを持っていたりする。

困るのは、一気に鳴ることです。しかし、それだけ締め切り時間は迫力が出てくるので、まあ、良しということで。

入試では使えませんが、試験時間を意識する道具としては、うってつけでしょう。

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日食・月食に関する問題
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身近な植物とは?
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急ぐ子

ミスをするのには、いくつか原因がありますが、急ぐ子も、ミスを犯しやすい。

土台、なぜそんなに急いでやる必要があるのか、ふと疑問に思うこともあるのですが、とにかくせっかちにいろいろ進み、そして間違える。

「わか、わかった!」

といって、答えを持ってくるとだいたいが途中までで考えが止まっている。あるいは、問題の条件に合っていない。

「ちがうな。」
「え、うそー!」

と言いながらも、また戻って、1分もたたないうちに

「わかった!」

とやる。

説明を聞いていても、途中からムズムズしだし、自分で解き始める。

「ちょっと、待て。まずは最後まで聞きなさい。」

というのだが、心、もうここにあらず。

どうしてこうなったのか、とお母さんと話をしてみても、特段理由がなさそうですが、私にはふと思い当たることがある。

それは小さいとき、何でも「早くできた」ときに褒められた経験が多いのではないか、と思うのです。

「えー、すごいねえ、もうできたの」

そういう言われてうれしくない子どもはいません。当然、そういう経験をまたしたいと思う。だから急ぐ。

しかし、小さい時と今はちょっと違う。問題も難しいし、何より「正解」でないとうまくない。

中学受験を始めたら、そろそろ「急ぎの虫」は卒業して、最後まで解き上げる、工夫をすることだと思います。中学受験ではなにより「ていねい」なことが大事なのですから。

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受験人口が減少すると学校は良くなる?
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5月19日の問題
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「映像教材、これでわかる電気」(田中貴)

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大学受験と地域性

例えば大阪の高校生が阪大の法学部と早稲田の法学部に合格したとしましょうか。

どちらを選ぶのだろうか。

東京の感覚でいえば、早稲田でしょう、という人が多くなると思いますが、まずやはり阪大が圧倒的に多くなるだろうと思うのです。

早稲田に行くためには、その生徒は東京に引っ越さないといけない。そのコストは当然余分にかかるし、国立と私立の学費の差もある。それに今は就職戦線が大変だから、東京の大学に行ったところで、良い就職先があるか、わからない。確かに東京本社の会社は多いし、就活は東京が便利かもしれないが、どっこい大阪にも企業はたくさんあります。

だから、早稲田は選ばれないだろう。震災の影響もこれから出てくるかなと、私は思います。何もおっかない東京に行かずとも、という気持ちは親の方にもあるだろうと思うのです。

逆に東大の合格実績は、当然、東京の学校が圧倒的に多くなります。京大は関西が多くなるのも道理。確かに大学受験は全国区ではあるのですが、やはり地域性というものが反映するのです。

学校を比較するにあたって、良く大学受験の実績を比べることがありますが、こういうランキングはやはり気を付けておいた方が良い。同じ地域にある学校ならそれなりの比較ができると思いますが、地域性を無視することはできません。

同様に、お得な学校、という言われ方をする。

お得という意味は入った時の中学受験の偏差値と、卒業するときの大学合格の実績を比べて、後者が跳ね上がった学校を「お得」とするのだそうですが、これもどうかと思うのです。

それは学校もがんばったかもしれないが、しかし一番がんばったのは子どもたちではないのかな、と。だから学校がお得、というよりは、子どもたちがよくがんばった。つまり、中学受験では不本意な結果に終わったので、大学受験はがんばった、ということでしかないと私は思います。

学校の選択について、大学受験の実績を気にされる方が多いかもしれないが、大学受験の実績は隔年現象があります。例えば、ある年、東大の合格者が減ったとしても翌年は浪人が増える分、取り返すことが多いのです。

だから、あまりこの数字に左右されない方が良いと私は思います。一番大事なのはスクールカラー。お子さんの性格と学校のスクールカラーが合うかどうか。もし合えば、子どもたちの潜在的な力が思い切り引き出されて、のびやかな成長をしてくれるでしょう。こういうふうになったらいいな、と思ってお父さん、お母さんが学校を選ばれるのが一番だと、私は思います。


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一人の先生が4教科教える塾
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漢字、書けるだけでもだめ
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「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)


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教科書を読めばいいんだよ

私の同級生が、数学のできる同級生に、

「どうやったら、君のように数学ができるようになるんだい?」

と聞いたことがあります。

その答えがふるっていた。

「教科書を読めばいいんだよ」

言われた相手は憤慨したが、この話にはいくつか考えさせられることがあります。

1 基礎はすべて教科書にのっている。にもかかわらず、テキストを読まずに問題集や参考書に手を出してしまう。

数学についていえば、基礎はすべて教科書に載っている。中学受験でも基礎はテキストに載っているでしょう。しかし、そこを十分に読まず、算数はすぐに問題に手を出してしまう。まずはじっくりテキストにのっていることをよく読んでから、問題に向かうべきなのです。例題もしっかり考えてみる。つまりスタートはゆっくりするということがひとつのポイントになるでしょう。

2 人がわからないところは、それぞれ違う。だから同じものを読んだとしても、わかる人間もいればわからない人間もいる。わかる人間はわからない人間のことがわからない。

しかし、憤慨した同級生の気持ちもよくわかる。同じものを読んだとしても、わかる人間ばかりとは限りません。しかし、わかる人間は「わからない人間」のことはわからない。これは保護者のみなさんも気をつけないといけない。

「え、こんなこともわかっていないのか」

って、わかっていないからできないわけであって、それを「どうわかるようにするか」ということを考えないといけないのです。

3 勉強というのは、王道があるようでいて、実は非常に個別なものだ。

同じ電気を教えていても、子どもたちがひっかかることは、まったく違います。実は分数の計算がまだよくわかっていない。だから「抵抗が3倍になると、流れる電流は3分の1」といわれてピンとこない。そういう場合もあるでしょう。ここがわからないと、「こちらの回路では2の電流が流れて、こちらは3の電流がながれるから、合計5。だから抵抗は5分の1。」と言われてもチンプンカンプンになる。

だから、どこでひっかかっているのか、どんな練習が必要なのか、がそれぞれの子どもたちによって違います。集合授業というのは、あるカリキュラムのペースで進みます。これはそうしないと、全体の受験プランが間に合わないからそうするのですが、しかし、その局面、局面で子どもたちが全部理解できていく、ということはありえない。だから個別に復習が必要になるわけです。これを全部塾で済まそうとすると、結局はすべての学習時間を塾に居て、あるいは個別指導を受けるということになるのかもしれないが、そういうのは経済的にも生活的にも異常な話であって、中学から先のことを考えれば、自分の問題をなるべく自分で解決できるようにもしていきたい。しかし、いったいどこがわからないか、ということは子ども一人一人の問題なので、やはり勉強は一人一人の子どもについて方法を考えていかないといけないのです。

中学生以上になっていけば、子どもと先生だけで解決できるかもしれないが、小学生はそうはいかない。だからお父さん、お母さんの力が必要なのです。

受験は子どもたちに負担を強います。ただその負担は応分であるべきで、そのためにいかに効率よくするか、知恵を回さないといけない。その時にお父さん、お母さんがいれば、子どもたちの負担は軽くなる、だから中学受験は「親子の受験」であり、お父さん、お母さんが受験に伴うデメリットを軽減してあげられるからこそ、子どもの教育上「やってもいい」受験になりうると思います。それがなければ、やはり小学生には大変なことなので、むしろ高校受験に回った方が良い、と私は思いますが。

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第31回 5年の壁に潜む、もう一つの理由
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5月17日の問題
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まずは国語の過去問から

6年生でも塾によって進行にばらつきがあり、まだ習っていないところがあるかもしれません。

志望校は決まったし、過去問も手に入ったので、そろそろ始めようか、と思っても、

「力試しにも必要だから、もう少し後でもいいかしら。」
「できなくて、自信をなくしてもいけないし。」

という気持ちもあって、なかなかスタートできないことが多いかもしれません。

しかし、第一志望が決まっているなら、過去問はどんどん勉強していった方が良い。私は「基礎を固めて学校別傾向で応用の枝葉を伸ばす」という考え方をしているのですが、問題の演習をしていくことで、応用力や考える力は伸びていくので、過去問は遠慮せず、進めてください。

とはいっても、塾の宿題や課題もあるし、なかなか時間が見つけられない場合もあるでしょうね。それにカリキュラムの問題もある。

だったら、国語からスタートすれば良いのではないでしょうか。

国語の読解は、特に何を習ったからできる、できないというのはあまり関係がない。むしろ文章の読解練習をテキストでやるぐらいなら、自分が第一志望と思っている学校の問題に取り組んだ方がよほど効果があります。

どういう問題が出るのか、を知るのにも良いチャンス。

例えば記述式の学校であるならば、記述の練習をしていかないといけないわけで、それに過去問はうってつけでしょう。

今から始めて、やるものがなくなる、なんて心配は全く無用です。いくらでも教材や問題集はあるし、それに、どんな問題を選ぶか、ということに関して言えば、第一志望の傾向を知らなければ選びようがない。

だから、過去問から始めるのが正しい順序なのです。

1週間に1度か2度、読解の練習を組み込んだら良いのですが、その題材を第一志望や第二志望の過去問にしていくと、子どもたちの勉強の動機のプラスにもなりますから、スタートしていくと良いでしょう。

できなかったとしても、今のうちだから、当然よ、という話にはなるし、入試問題との相性をはかるのにも良い時期だと思います。


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力のつりあいの問題
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慶應湘南藤沢高校、全国枠条件変更について
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中学入学試験問題集 国語編 2012年度受験用
みくに出版編集部
みくに出版


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金環食は来週の月曜日

金環食は、来週の月曜日 5月21日に観察されることが報道されています。

ただ、時間があまり良くない。鹿児島で朝の7時22分ごろ、大阪が7時半ごろ、東京が7時34分、つまり通学時間帯になります。

また、当然のことながら、直接、金環食を見てはいけません。すでに学校から注意が出ていると思いますが、きちんとした道具を使ってみないと、実際に見えないし、また、目を傷める原因になります。

したがって、それなりの準備をして、観察する必要がありますが、先日、量販店を通ったら、日食観察の専用グラスがもうだいぶ品薄になっているようでした。

もし手に入らないのであれば、見るのはあきらめて、テレビなどの画像や、今後出てくるであろうホームページの画像、動画で確認された方が良いでしょう。

金環食の原理は、こちらがいちばんわかりやすいと思います。

国立天文台 日食とは

こちらの動画も、日食の仕組みをくわしく説明しています。

2012年5月21日 金環日食を楽しもう!

中学入試の問題になりそうなところとしては、

1)金環食と皆既日食の違い

2)日食のときの月と地球と太陽の関係

3)日食はいつでもおこるのか

などがあります。

せっかくの機会ですから、単に見るだけではなく、なぜ、そうなるのか、しっかり調べてみると良いでしょう。特に月の軌道は、こういうときにしっかり理解しておくと良いと思います。


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塾によって学校の偏差値が違うのはなぜ?
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5月15日の問題
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通知表のコピー

最近の出願書類はだいぶシンプルになってきました。

学校が個人情報をあまり集めないようにしよう、としていることは間違いないことであって、在校生はまだしも、受験生の個人情報を管理することは大変なので、必要のない情報は集めないようにしています。

以前は出願書類に父と母の欄があったものが、保護者1名記載になっている学校もあります。

保護者の職業を書く学校もめっきり減りましたし、家族欄もなくなっている。

その傾向から、調査書を求めず、出願は通知表のコピーで足りるようにしている学校も増えています。

では、通知表のコピーで何を見るのか?

保護者としては、「学校の成績が関係するのでは?」と思われるかもしれませんが、基本的には在籍証明と考えて良いのです。

出願書類は保護者が書きます。では、この子がその小学校に在籍している、という証明は誰がするの?

ということになるので、通知表のコピーでそれに代えているのです。

もちろん、学校によって、出席日数を確認するところもあるようですが、それもあまり合否には関係しない。

本来、出願とは保護者が、「その学校の生徒にしてください。」と学校に申し込むものですから、当然、保護者が学校に通える、という前提で申し込んでいるという考え方をします。

中学入試の合否は、試験だけを行う学校では、当然、試験の成績で決まるものです。面接があれば、もちろんその要素は含まれるでしょうが、面接がなければ、あとは試験の成績がすべてと考えてよいでしょう。

2期制の場合、前期で通知表が渡されると、次は学年末ですから、コピーを取り忘れないように注意しておきましょう。

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私立受験校に行って、高校で慶應を受験したくなったら
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白紙ノートのすすめ

お子さんが使っているノートは罫が入っていますか?

横罫が入っているノートを使っている子がほとんどだと思うのですが、実はこの罫、入試の記述式の解答用紙にはほとんど入っていません。

大きな解答欄があるか、もしくは、解答用紙1枚真っ白ということが多いのです。

で、最初から白紙のノートを使って練習するのもありなのですが、これはきれいに書けない、ということが多い。

そこで、最初は方眼罫をお勧めしています。

方眼罫だと、グラフもフリーハンドで書きやすいし、字もそろえやすい。(しかし、それを無視する子も多いですが。)

しばらくやって、その後に白紙のノートを使い始めてください。

特に算数や国語の自由記述のある学校は、大事です。

国語は慣れていないと、曲がります。なぜそう書いた行がフックするのか、わかりませんが、そうなる子がいる。

こういう場合は最初は別の下敷きを用意して、それに合わせて書く練習をする。こういうのを、入試ぎりぎりにやると、あまりうまくありません。慣れてないことをやるのには時間がかかる。

だから第一志望の学校の解答用紙、というのは気にしておかないといけません。

算数や理科のノートで白紙を使い始めたら、もうひとつ工夫をしておきましょう。

それは計算欄。

良く塾で計算用紙を渡すところがあるが、あれはあまりよくない、と私は思うのです。計算用紙だな、と思った瞬間に計算が雑になる。どこに何が書いてあるか、わからなくなる子が多いのです。

で、また新たな計算用紙を使う、ということになるのですが、しかし、入試では計算用紙を渡されない。だから白紙のノートに計算欄を最初から作ってしまうことです。

例えば大学ノートのサイズなら下3分の1のところを目安に横線を引いてしまう。そしてその下は基本的に計算欄にするのです。

でも、ここでがちゃがちゃ書いてしまうと、結局は計算用紙と同じことになってしまう。ここでも縦の計算式をきれいに書くという工夫が必要です。なに、解答用紙に計算欄があったとしても、そういう風に分けて書いてあれば、先生が見間違うことはありません。そうすれば、問題の横にちょこちょこと計算を書いて間違えるよりは、正解率が上がるでしょう。

入試の時だけやればいい、というのではなく、普段からそういう練習を心がけておきましょう。


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この春、塾に入ったら、やっていないことだらけで・・・
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5月13日の問題
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KOKUYO キャンパスノート無地 セミB5 30枚 ノ-13W
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絶対に入る子

私が「絶対に入る」というときは、落ちません。

落ちる可能性のある子には「絶対に入る」とは言わないからであります。

3つ受けたら、どれかには入る、というような言い方をすることがあります。例えば合格可能性が五分五分であったとして三校とも落ちる可能性は8分の1。どこかに入る可能性は8分の7。

これも良い確率ではあるのだろうけれど、こういう子に対しては申し訳ないが「絶対に入る」とは言いません。

では、どういう子なのか、といえば、「ミスをしない子」なのです。

偏差値が高い、とか、頭が良い子、は結構多いのだが、「ミスをしない子」というのはきわめて少ない。

こういう子の算数の答案を見ていると実にさっぱりしている。

書いたところは全部○。できなかったところがきれいに空白。

つまりは正解率は100%であるわけで、こういう子は落ちません。なかなかいないけど。

こういう子が模擬試験で算数を解いていました。

横で見ていると、

「お、間違えた、」

と思っておりました。その後、ちょっと目を離したすきに(という表現は全然正しくありませんが)、ちゃんと直っている。

しっかり自分のミスに気が付いて、修正を施しているのです。

普通、自分の答案を書き上げると、「間違っている」とは思わないのですが、どこか「しっくりいかない」らしい。

だから気になって見直す、と言っておりました。

その結果として、解いた問題はミスがなく解きあがっているのです。

頭の良い子、でも入試で絶対に入るとは言えませんが、逆にミスを少なくしていくと、合格可能性が高まるのは間違いない、ことなのです。

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図形の組み合わせの問題
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男子、厨房に入るべし
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