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子どもと一緒に勉強する

まだ塾がここまでハードではなかった頃、子どもたちは土日にテストを受けていればまあ、受験準備ができる時代がありました。

しかし、今は本当に長く、また大変になってきました。

普通に3年生の3学期から始めると、何と3年!

3年間といえば、中学校生活、高校生活それぞれと同じ長さなのです。それがずーっと受験であるというのは、やはりちょっとおかしいのではないか。

なぜ、こんなに長くなってしまったのかと考えてみると、中学受験はすべてが塾ベースだからです。

小学校で習うことだけでは今の中学入試問題は解けません。これは、その範囲で問題を出すと差がつかないからで、だから問題の視点が「小学生でもできる」になっていろいろ範囲が広がってきた。

しかし本当のことを言えば子どもの人口が減り、受験率が下がっているわけだから、一部の学校をのぞけば入試はそれほど大変ではないはず。しかし、塾がコントロールする面が大きいから、負担が減らないのです。

本来、競争が楽になったら、こんなに負担が大きくなるわけがない。その分が塾の利益になっているだけなのです。

この呪縛から解かれるためには、家庭が受験の中心になることです。

お父さん、お母さんがいっしょに子どもたちと勉強することができれば、別に夜遅くまで塾に行かなくてもすむ。

でも何をやればいいかわからない、といわれることが多かったので、フリーダム進学教室でそのコンテンツを作っているわけです。

確かにお父さん、お母さんは忙しいから、なかなかいっしょに勉強してあげられないと思うかもしれませんが、しかし、やはり子どもたちの勉強に関わってあげるとそれなりの効果は上がっていくものです。それに小学校時代ぐらいしか、子どもと一緒に勉強する時間はありませんから、この時間を子どもたちと楽しむ気持ちで勉強してみてはどうでしょうか。


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自信を取り戻す

6年生のこの時期はある意味、入試まであと少し、ということもあるので、締め切り効果が相まってみんなある程度前向きの勉強に取り組めると思うのですが、5年生や4年生はそこまでの気持ちになっていない。

しかし、与えられた課題が膨大になってやってもやっても終わらない。

終わらないから当然勉強時間も長くなり、しかも自分でできるようになっていないと感じるから、テストを受けるのも気が進まない。

気持ちが後ろ向きになってくると、勉強だけではなく、他のことについても気持ちが消極的になってきやすくなります。

そういうときはやはり全体の分量を減らす必要がある。

時間には限りがあるし、勉強以外のこともいろいろあるわけだから、それを絞り込んでいく。

これだけやればいい、ということをまず決めて日日の生活をしていくことが大事です。そうなると、自分でやれることが明確になり、少しずつ自信を取り戻す。

その自信が他のことにも積極的になる態度を培ってくれます。

日日の勉強、もう一度見直してみてください。


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平面図形の問題

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素点と見込み点

過去問をまず時間を計ってやります。

で、答え合わせをしますが、このとき、とにかく○×だけつける。まずこのときの点数を計算します。これが素点。

次に間違っている、という情報だけを伝えた上で、もう一度やり直す。

そこでできた点数は見込み点となります。違っているという情報だけでやり直してできたわけだから、本来はできるはずだった点。

今の時期はこの素点と見込み点の違いをなるべく小さくしていくことが必要です。

だから復習した後に、見込み点で新たに増えた問題について、反省をします。

「どうして間違えたんだろうか?」
ということを、本人に聞いてみる。

しかってはいけません。失敗を正すだけであって、本人が悪いことをしているわけではない。

本人は理由を言うでしょう。

でその次に、「ではその間違いをしないためにはどうすればいいか?」と尋ねてください。

その直すべき点を、本人が意識しない限り、何回過去問をやり、模擬試験をやっても同じ結果になります。

ザルで水をすくうようなものです。

つまり、今、ある力でどこまで勝負するか?なのです。そして、点がとれるようになる、ということは、本人にとっては明るい材料になるから、さらに学習に意欲がわくわけです。

この素点と見込み点の乖離を埋める直しと反省の作業をしない限り、何回やっても本人の点数はあがらないし、不安定なままになりがちです。

たくさん問題をやることに目を奪われないようにしましょう。


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口に出さずに考える

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もう一度やることを整理する


東京、神奈川の入試まであと2ヶ月あまり。

さて、残りの時間で何をやるか、もう一度整理しておきましょう。

1)過去問
これは、第一志望ばかりではない。第二志望、第三志望ぐらいまではやはりしっかりやっておきたいところ。しかも答え合わせとやり直しを含めると案外時間がかかります。できれば同年度は時間をおいて2回やりたい。この進行表はしっかり作って、スケジュールを決めてやらなければなりません。すでに作ってある進行表をもう一度確認することも大事です。うまくいっていなければ修正が必要でしょう。

2)暗記
地理、歴史、生物、地学、漢字と知識で点数がとれるところはかなりあります。したがって、それを覚える。一度覚えても、忘れてしまうことが多い分、繰り返さなければいけない。残りの時間で暗記テキストはどのくらい、やれるのかを確認してみてください。

3)時事問題
そろそろ今年の時事問題集が出てきました。時事問題集の種類は多いものの、それを片っ端からやる必要は当然なく。1冊まずしっかりやることが大事でしょう。
時事問題は出る学校とそうでない学校がありますから、入試傾向に合わせて割り振る時間は決めてください。誰もがやらなければいけないことではありません。

4)弱点の補強
ここへきて、やっぱり「よくわかってない」というテーマがあるかもしれません。
それは集中してやり直す。応用問題はできなくてもいい。でも、基本的な問題はできておかないといけません。しっかりおさらいして、基本だけでもできるようにはしておきましょう。

夏休みの計画以上に、この3か月の計画をしっかり考えることが大事。最後にこれだけやりきった、と思える準備をする必要があります。何となく塾に行って、何となく勉強して、ということのないように、やるべきことを決めて集中してやり切りましょう。


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生活のペースを崩さない

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がんばったなあと思える受験準備を

以前「一番良いのは一生懸命がんばって落ちること」というお話しをしていたことがあります。

一生懸命がんばって合格するのが良いのではないか、と思われるかもしれません。

しかし、まあ、そうすると次はちょっと安心しちゃうところがある。まあ、このくらいでも何とかなる、みたいな。

で、中高一貫校に入ると次は大学受験なのです。中学受験と大学受験とどっちが重要か、まあ、議論はいろいろあるかもしれませんが、やはり専門的な勉強につながっていくから、大学受験の方がインパクトが大きいように思えます。

だとすると、そこで「まあ、このくらいで何とかなる」みたいなことにはならない方が良い。がんばった、でもちょっと足りなかったみたいだから、次はもうちょっとがんばろう・・・というのがまあ、良い感じ。

で、いずれにしても「がんばってくれない」と良い受験にはならないのです。

最悪なのは「がんばらなくて合格する」子。

きっと「別にがんばらなくたって何とかなるさ」って、思われるとこれはさすがにマズイ。

それでも後から気が付いてがんばってくれればいいが、気が付いたときにはもう時すでに遅し、という場合もある。

だから、まあ、最後、80日でも60日でも良いから、「あのときはがんばったなあ」と思える準備をしましょう。

そうすると、この中学受験は子どもたちの成長にとって必ずプラスになりますから。


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第246回 親は中学受験にどう関われば良いのか

5年生の教室から
自分の部屋を掃除しているか

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11月16日の問題







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何か打つ手はないのか?

入試が近づくにつれ、我が子の様子を見ていると

1 ここまで本人ががんばっているのだから、あとは本人に任せよう
2 このままではマズイ、何か打つ手はないのか?

と大きく2つのパターンに分かれるのではないでしょうか。まあ、2の方の方が多いのはこれは仕方がない。だって倍率がそうなのだから。合格者と不合格者で考えれば不合格者の方が多いわけです。

しかし・・・。

これまでやらなかった子に対して、今更何の手があるか?家庭教師?個別指導?もうひとつ塾に?

すでに週4日とか5日とか塾に通っている子に、さらにそういうことをしてもまず良くはならない。減らして少しでも自分で勉強する時間が増えるのなら、多少なりとも違いがあるかもしれませんが・・・。

ということで、最早2は考えないことです。

成績が足りなかろうと、本人が今ひとつ勉強していなかろうと、それはもうここまで来たのだから本人の受験である、という割り切りをすべきです。

小学校6年生の場合、得てして男の子は幼い。

その幼さが可愛くて、つい手を出してしまうママたちは多いのですが、そうなるときっと「ママが入れてくれるに違いない」と思ったりしちゃう。そうなると、本当に自分で勉強しないから、受験が子どもの成長にプラスになりません。

少なくともここまで来たら、あとはどういう状況であろうと1でよい。

そして、結果が出たら、それが子どもの人生にとってベストになる方策を考えればいいのです。失敗してたくましくなった子はたくさんいるし、合格して努力しなくなった子もたくさんいますから。まだまだ先があるので、ここはしっかり後ろから眺めていることにしましょう。



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電熱線に関する問題

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読むのが遅い

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平和な3年間

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成績に波がある子

模擬試験の結果で波のある子がいます。

良いと志望校の合格ラインに近づくが、ダメだともう随分かけ離れてしまう。例えば4教科で60とるかと思うと50を割ってしまうこともある。

こういう子は、いったいどのくらいの学校を考えればいいのでしょうか。

基本的に間をとってはいけません。つまり55ぐらいだろう、では多分落ちる公算が高いでしょう。このままならば。

大方入試のときは、良い方向に出ることはまずないと考えた方が良いので、50を割ってしまうのです。しかし、このままにしなければ言い訳で・・・。

なぜ波があるのかと言えば、うまくいくときは大方ミスがあまり出なかったときであり、ダメなときは思い切りミスが出た、ということなのです。だからこのミスを封じることが何よりも大事。良い場合は60が出るわけだから、第一志望は60のままで十分。

ただ、50を割るケースが出る可能性があるので、安全校はこのレベルで考えた方が良い、ということになるでしょう。

しかし、残りの期間でまだ十分に改善する可能性がある。ますミスの性質を分析することです。どういうミスなのか。

一番気をつけなければいけないのが、問題文の読み違いです。

これが実は一番もったいない。正確に読み取っていればまず間違いなく解ける、ということが多いからです。だからまずゆっくり読むことです。そして考える。答えが出てきたら、そこでもう一度問題文を確認する。

これだけでもかなりミスは減ります。

模擬試験も残りわずかになってきましたが、過去問をやっても同じように練習できるのですから、とにかく問題文を正確に読み取ることに注力してください。

その力がついてくると、波は自然収まってくることが多いようです。


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できなかった問題の切り分け

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図を自分で描く

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補欠繰り上がりの話

入試直前に話をしても、「縁起でもない」と思われるでしょうから、先にお話しをしておきましょう。

各校とも長年、いろいろなデータを積み重ねて、歩留率を計算しています。つまり、何人合格を出せば、何人手続きをして、最終的に何人残るのか。

各塾の合格者を足していくと、定員なんかとんでもない、みたいな数になってしまう学校もありますが、いずれにしてもどんな学校でも学則定員はしっかり獲りたいわけです。(基本的に学則定員は認可条件なので、これを上回ることは本来できることではありません。まあ、数人ちょっと、ということはあるかもしれませんが、大幅に間違えてはいけないことです。)

で、同じ試験を毎年やっていても、他の学校の情勢によってその読みに「狂い」が生じる場合がある。かといって安全に多く出しておいて、学則定員を上回ってしまうこともできない。

そのぎりぎりを狙って合格者を出すわけですが、しかし、やはりオーバーは困るから、補欠を発表して繰上げる。

で補欠の順番はどう決めるのか、といえばそれぞれの学校でいろいろな方式がとられます。

一番多いのは点数順に並べて、同点は抽選にする場合。

同じように点数順で並べて、同点は同時に繰上げる、という学校もあります。

あるいは複数回入試をやる学校では、複数回受験する受験生の中から補欠を繰上げる。これは複数回でどの回を優先するか、決めにくいのでこういうルールにするわけです。だから、そういう学校の場合は複数回受験をした方が得だということではあるかもしれません。

で、あとは手続きの締め切り順で、繰上げていくわけですが、繰り上がれば、当然、他の学校は辞退することになるので、そうなるとまた他の学校が繰上げる、というようなことが起こる。

あまりにそれが大変なので、同じ日に本人の通学日を決めて、それに来なかった場合は全部辞退にしてしまう、という学校群もあります。

残念だった場合、やはり補欠にならないか、と考えるものですが、どのくらい繰り上がったのか、公表する学校はあまり多くないので、どうしても噂が先になってしまうことが多い。やはり次のことを考える方が良いので、補欠繰り上がりの期待はあまりしない方が良いでしょう。


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まず全体を見渡せ

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イライラする理由

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選択問題の注意点

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お試し受験

東京、神奈川の入試解禁日は2月1日。埼玉県、千葉県は1月中に解禁となります。

したがって、東京、神奈川の受験生が埼玉県、千葉県の学校でまず入試の練習をする、というようなことが可能なわけで、これをお試し受験、と言ったりする。

埼玉や千葉の受験生からすると、多少なりとも釈然としない感じがあるかもしれませんが、しかし、これがあるので埼玉、千葉の学校は大幅に合格者を多くする。例年のことだから、どのくらい出せばどのくらい止まるのか、データが取れているのでそう大きく読みが狂いません。

で、問題はこのお試し受験をしなければならないもの、と受け止める方が案外少なくない。

例えば神奈川南部から千葉や埼玉を受験するというのは、大変なことです。

だから全員がやる必要があるわけではない。

もちろん、お試し受験校は別に埼玉、千葉だけではなくて、地方の学校が東京入試をやるので、これを利用する手もあるが、しかし、結局のところで言えば第一志望の入試とは違うわけですから、そんなに練習になるかと言えばそうでもないかもしれない。

ただ、一度やっておいて良かった、という意見も少なくない。

模擬試験と徹底的に違うことは「朝」でしょう。校門にずらっと並ぶ塾の先生の姿は、まあ、模擬試験では味わえない。

それでかえって上がる子もいれば、落ち着くという子もいる。まあ、人それぞれだから、家庭が必要かどうかを判断すればいいでしょう。

いずれにしても結構朝早くから行かなければいけないものなので、負担などを十分に考慮した上で受験するか、決めてください。


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負担を減らしてじっくり勉強する

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正月特訓

塾によって正月特訓があったり、なかったりします。

別にお正月に塾で勉強しなくてもいいじゃないか、という考えもあるでしょうし、関西だともう冬期講習が終わるとすぐに入試だから、ここで勉強した方が良い、という考えもある。

どちらもその通りだと思うのですが、個人的には正月特訓は好きです。

好き、であって必要なのではない???

確かにお正月まで塾で勉強した、というのは多少なりとも本人の自信にはなるかもしれない。ここまでがんばったんだ、みたいな感じ。

でも本当に好きな理由は、授業が早く終わる・・・から。

といってさすがにこの時期なので、やはり何か勉強はさせておきたいと思うのですが、まあ、正月だから、という感じもあるので、力が抜ける。

この力が抜ける感じが何ともいい。

別に一生の問題をかけてやるような試験ではないので、そういう力の抜き方加減というか、ゆったりした感覚が子どもたちに大事だと思うからです。

「紅白はどっちが勝った?」
「赤!」
「なんだ、見てたのか。勉強しなかったの?」と冗談が言える(あくまで冗談ですよ)雰囲気。

リラックスして力を出し切ってもらいたいなあと思います。


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