マメのおぼつかないヨチヨチ歩きが、このごろ大分しっかりしてきました。
ベビーカー移動が主だった散歩も、「おりて遊ぶ」時間が少しずつふえています。
娘宅ちかくの大型スーパーに併設されているミニ遊び場。
ここで、すべり台などの遊具を楽しむマメです。
じつはわたし、この「公園デビュー」には少しひるむ気持ちがありました。
マメの耳がひとからジロジロ見られるんじゃないかと。
①ひとはまず、右耳の赤い補聴器を見て「オヤ」と思うだろう。
②つぎに「なぜ片耳だけの補聴器?」と不思議に思い、左耳のかたちが小さいことに目がいくだろう。
このふたつの視線の動きを想像すると「何かなあ」という気持ちに...。
でも、結論から言うと、ジロジロ見るひとはほとんどいませんでした。
遊び場で、じっさいに若いママさんたちと会釈を交わしながらわかったことは、
<上記①②の観察はたぶん数秒のうちに完結するらしい>ということです。
チラっとマメの耳を見て「ふんふん、はんはん、なるほどね」という具合に。
それですっかり気楽になったわたしです。
そっか、マメの耳について、理解や解釈は相手にまかせておけばいいんだ。
すぐ理解するかしこいひともいれば、かなり飲み込みの悪いひともいるかもしれない。
でもそれは相手の問題であって、こちらは「われ関せず」でいいんだ。
ジロジロ見てくる周囲に向かって「このこは小耳症で...」などと説明する場面をいつもイメージしていたけれど、そんな呪縛から解き放たれた思いです。
*ちなみに、夫(じいじ)も娘(ママ)も、ひとの視線などほとんど気にしていないようです。
(ノーテンキなひとっていいな。)