孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

「札幌冬の旅」二日目

2023-12-29 15:06:08 | 2歳半から

前日の移動疲れを癒やすため、次の日の午前中は、みな部屋でのんびり。

マメは持参したおもちゃで楽しく遊びます。

 

12時半になって、いざ出陣(出発)です。

ホテルフロントに頼んでタクシーを呼んでもらい、札幌医大へ。

 

形成外科のY医師は、「こみこみライン」でもたびたび話題になっているように、とても温厚でフレンドリーな紳士でした。

机上のパソコン画面を提示しながら、耳の形成手術について、ていねいに説明してくれます。

*肋軟骨を使って耳をつくる

*胸郭の発育を考えて、手術可能時期は10歳以降

*体格的には中学生くらいが望ましいが、部活・受験などとの兼ね合いから、小学校高学年を希望する家庭が多い

*手術は半年以上のあいだをあけて2回行い、各3〜4週間の入院が必要

 

などなど、わたし的にはすでに知っていたことばかりでしたが、あらためてしっかり聞きました。

娘夫婦も熱心に聞き入っていました。

 

小耳症は顔面の他の部位にも形成不全をともなうことがあるらしい。

わたしも日ごろから、「マメが笑ったときの目の細まりかたが左右で少しちがう」ことに気づいていましたが、

今回Y医師から「左の眉の位置が少し低いのでは?」との指摘がありました。

 

どちらも、ほとんど気にならないレベルですが、

将来歯並びなどで支障が出ることもあるから、形成外科にはかかっていたほうが良い、とのアドバイスがありました。

(いま、こども病院では耳鼻科だけで、形成外科にはかかっていません。)

 

小一時間におよぶ、くわしく行き届いた説明でした。

その間マメは、パパのひざに抱かれておとなしくしています。

「ずいぶんお利口さんですね」とY医師にほめられて

「はい、とてもお利口なんです」と思わず答えてしまったわたしです。

 

「では8〜10年後、手術を受けたいと思ったときに連絡してください」と言われ、診察室を辞しました。

これで、ゴッドハンド名医の仮予約がめでたく終了。

本日の(というか本旅行の)メインエベントが無事遂行できました。

 

このとき時計を見ると2時半。

せっかく札幌に来たのに、どこにも行かないのは体裁悪いから(誰にたいする体裁だ?)と、

徒歩と市電を乗り継いで、大通り公園まで行ってみました。

いかにもな背景をさがして写真をとり、あとは「寒い寒い」とふるえながら、タクシーでホテルに舞い戻ったのでした。